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Woods3 ヤシャブシとインドの神さま

今日は晴れだ!

ヤバいな

採集民の血が騒ぐ

ドンドコドコドコ!ドンドコドン!

胸のあたりで太鼓を叩いているのは誰だ?

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ホピか?

うぅ、出かけたくなるじゃん

仕事しないの?とリトルあつこが言う←kojuroさんのパクリ

だって晴れてるんだも〜ん♪

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ふっふっふ、強引に出かけたもんね〜

八ヶ岳がよく見える♪

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行きつけの田んぼへフキノトウを探しにやってきたが、未だ土のお布団をかぶってお休み中のようだった。

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ロゼットが愛らしいあなたはだあれ?

リアル雑草に出会うのはほぼ4ヶ月ぶりだ。

脳内で「植物のお名前」アプリがなかなか立ち上がらず、春先は名前がなかなか出てこない。「ママ、認知症なんじゃない?」とLINEで子どもが宣うた。優しい言葉をありがとう(^ ^);

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枯れ草の下で咲く気満々のハコベ

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タチツボスミレもスタンバイOK!

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ヒメオドリコソウの上にヤシャブシめっけ!

これがヤシャブシ。

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ヤシャブシさんはこういう川沿いの湿った場所が好きなんだよね。

そう言えば、植物を「さん」づけで呼ぶようになったのはいつからだろう?擬人化というほど大袈裟なものではなくリスペクトっていうか?あ、もちろん心の中だけで。口に出すとメンヘラだから。

だって、人間より木の方が圧倒的に多いんだもん。先住民族たる彼らのテリトリーに後から来た私たち人間が住まわせていただいているワケでして。

ヤシャブシは、漢字で書くと夜叉附子。ヤシャブシの実はタンニンを多く含むため、黒色の顔料やお歯黒など五倍子(フシ)の代用として使われてきたという長〜い歴史をもっている。

一昔前まで女性の礼装ダントツ一位だった黒留袖は、藍と五倍子やヤシャブシの重ね染めで作られていた。また水戸のご老公様(水戸光圀)は青みがかった黒がたいそうお気に入りだったそうで「水戸黒」という色が今に伝えられている。

ヤシャブシ染めの詳細はこちら

近年はドライフラワーのリース素材としてもよく見かけるので、クリスマスの頃にはちょこちょこ出会う。

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このヤシャブシ、名前の由来は夜叉に似ていることからだそうだ。

ふうん。

で、夜叉ってなに?

Duck Duck Goしたところ・・・ ざっくりとこんな感じだった。

インド神話における鬼神の総称で、男はヤクシャ(Yaksa)、女はヤクシー(ヤクシニー)と呼ばれていて、財宝の神クベーラ(毘沙門天)のパシリもやっている。

ヤクシャは鬼神であると同時に、人間に恩恵をもたらす存在でもあるという。ジキルハイド的な性格だね?一応は森林に棲む神霊らしいが。

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ヤシャブシというお名前の起源はインドの鬼神または森に棲む神霊ということになる。

つまり鬼神さまがのあちらこちらにおわす、とな?

後年、仏教に包括されるインドの神々は、紀元前400年頃の2大叙事詩「マハーバーラタ」と「ラーマーヤナ」に最初の記述がある。それらの神々は、仏教の中に取り込まれ、538年の仏教伝来と同時に日本へ移住(輸入?)されていたのだ。夜叉もその時一緒に来日。

知らなかった〜!

インド人もびっくり!

2021年、この小さな村で、まさかインドから渡来した鬼神さまと遭遇するとは!

世界は、紀元前の昔から時間軸を超えゆるやかに繋がっていて。

その巨大マンダラ図の中でヒトもヤシャブシも生きている。

そう思ったらふっと嬉しくなった。

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振り向けば諏訪の盆地までクリアーに見えていて。今日は遠く北アルプスまで見渡せる。

信州原村は「日本で最も美しい村連合」の1つである。「最も」と言う場合、1つじゃないの?と思ったりもするが、そこは敢えてツッコまないでおこう。

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信州原村を上空からドローンで撮影した画像

ね?

植物の方が多いでしょ?

以上、村の先住民のひとりヤシャブシについて語ってみたのだが、疑問が一つ残っている。

ヤシャブシのどのあたりが夜叉なんだろうか?

名付け親は不明で、とっくに昇天されているしね?

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もしご存知の方がおられましたら何卒ご教示していただきますよう、お願い申し上げます。


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