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第9回 アイドル楽曲大賞 2020

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メジャーアイドル楽曲部門

該当なし。ほとんど聞かなかった。

インディーズ/地方アイドル楽曲部門

このような状況下、ライブ中に声が出せないということもあって、すべての音をじっくり聞くことができ、たくさんの新しい楽曲に出会うことができました。また、例年に比べたくさんのアルバムがリリースされ、聴き込むのが追いつきません。

1. ナチュラルアレルギー / 美味しい曖昧
邦楽ロックをほとんど通ってこなかった自分ですが、曲の構成と後半の盛り上げかたにしびれました。何度でもループして聞けます。
サブスクでリリース直後に聞いていたのですが、前述の通り邦楽ロックをほとんど通ってこなかったので、まったくピンとこずそのままスルー。しかしその後、ライブで迫力のあるパフォーマンスと凡やよいさんの素晴らしいボーカルがざっくりと刺さりました。「ナチュラルアレルギー」の曲が終わった後の爽快感はちょっとほかでは味わえません。

2. 微レ存ガール / CUBΣLIC
凝りに凝りまくった編曲が聞いててもう楽しくて仕方ない。
この曲に限らずすべての曲が凝りに凝っており、そして曲調が違っててもぜんぶの曲がCUBΣLICっぽい。リリースされる曲すべてよい。振り付けも楽曲にしっかりハマっていてしかもレベルが高い。チーム全体としてほんとにすごいと思います。

3. sekisyo / nuance
こんなに複雑な曲なのに一聴しただけで口ずさめるメロディー。とんでもない。
sekisyoと雨粒のどちらかを選ぶなんて無理です。雨粒は、はじめてライブでイントロを聞いた瞬間、好きな曲だと感じてその後ライブで何回も泣いた強い曲。でも、純粋に曲で選ぶとしたらsekisyoになるんですかね。ただアルバムは期待と違ったのかちょっと物足りなかったです。個人的に。

4. 十三月の朝 / 朝ぼらけの紅色は未だ君のうちに壊れずにいる
なんなんだこのストーリーあふれかえる楽曲は。
アイドルっぽくないけどこういう楽曲はむしろアイドルしかできないよねっていう。ライブはちゃんとアイドルしてました。ラストライブすごくよかったです。この状況下なので解散してしまいましたが、この状況下でこそ評価されるグループだったのではないかと残念でなりません。他にもポロメリアとか。

5. わたしたち幾何学 / 963
あざといけど抗えない。こんなの好きに決まってる。
ランキングを付けるなら「STARGET」のほうが上なのですが、楽曲大賞に推すならこっちなのかなと。

アルバム部門

1. 963『tick tock』
すべての曲が丁寧に愛情を込めて作られていてよかった。
もう曲に関してはなにもいうことはないので、もう少し歌がうまくなって、パフォーマンスも大人の方向に切り替えて(もう大人だし)、衣装もアパレルとタイアップしたり(ちゃんとしたやつでほんとに)、アーティストとして羽ばたいて欲しい。楽曲関係ない感想になってしまいました。期待故に。

2. POMERO『RECONSTRUCT』
曲も歌詞も音もセンスの塊。
一つ前のアルバム「Break Your Mind」が輪をかけてよいアルバムで、仕事中に延々と聞いています。抑えた曲調とタイトな音選び。もっと評価されていいと思います(去年気が付かなかった自戒を込めて)。「木枯らし吹く頃」が今の季節、心にしみます。
POMEROはけっこう沸き現場に出演してたイメージがあるのですが、メンバーにこの曲調だとたいへんだったんじゃない?と聞いたのですが、やっぱりたいへんだったそうで。しかしこの状況になってから楽曲派が集まるイベントに呼んでもらうことが増えており、これからもほんとうに楽しみです。

3. O'CHAWANZ『Mellow Madness』
彼女たちの少し大人びた都会の日常を描いたアルバム。
仕事が終わった午後5時からはじまって、夜の街、深夜、帰宅からの孤独、日曜のランチ、昼下がりにアップルパイ食べて。ほっこりして、ちょっとしんみりする、ほんとにいいアルバムでした。ららさんのラップはあいかわらず冴えまくっていて、メンバーのスキルも全体的にレベルアップしており違和感は殆ど感じられず安心して聞くことができます。

選外. レイドロイド『パラレルドライブ』
インパクトならもうぶっちぎりで大賞。これでもかとアイディアをぶち込んでアイディアだけで押し切る感じ。「ハピタブルゾーン」があたまおかしくて大好きです。ただこんなにすごいアルバムなのにライブは普通のアイドルアイドルした感じでもったいないと感じました。もっとめちゃくちゃでかっこいいものが見てみたいです。

その他

・After Five / O'CHAWANZ
・Mid Night / O'CHAWANZ
・ハルカゼ / O'CHAWANZ
Mid Nightのはかせの歌がすごく好き。ハルカゼの胸が締め付けられる感じ。
・KISS KISS CUBΣLIC / CUBΣLIC
・TOKYO PLANET ΣARTH / CUBΣLIC
ほんとぜんぶいい。選ぶの迷った。まだリリースされていない楽曲もすべていい。
・角砂糖とセイロン / 美味しい曖昧
・あまあま / 美味しい曖昧
曲もいいけど歌詞がとにかくよい。ハネるリズムの曲が多くてライブに映えます。
・Follow You Follow Me / サンダルテレフォン
なんとなく今年を代表する曲な感じがする。
・ストレライド / Devil ANTHEM.
デビアン今年も一曲入った。
・Ajisai / ピューパ!!
・Lotus / ピューパ!!
「Ajisai」は壮大過ぎて疲れちゃうけど、「Lotus」は優しい気持ちになれる。泣きの間奏がたまらない。たるとの鈴のような妖精の羽ばたきのような歌声が至高。
・虹色ガール / POMERO
・2484 / POMERO
なんで「2484」みたいな曲が持ち曲なのか不思議でしたが、曲もライブも最高。「虹色ガール」は聞けば聞くほど最高、ベースラインをずっと追ってしまう。
・#FFFFFF / 回せ!グルーヴ開発部
回せに続いて強い曲きた!と思ったら、ほんとに残念です。RGB16進コードをホワイトと読ませるセンスには脱帽。
・Rust / LiLii Kaona
大河ドラマのオープニングみたい、三嶋さんのコーラスが気持ちいい。
・Blue Monday / RAY
・愛はどこいったの? / RAY
RAYはアルバムが桁外れだったけど、去年のシングルも多かったので選外にしてしまいました。ライブハウスの爆音で聞く「Blue Monday」が頭おかしくなりそうで大好きです。
・ポスト均衡 / 白羽
・まなざしの先 / 白羽
すごい曲ばかりでした。「まなざしの先」がたまらなく好き。アルバム「白白」もよかった。でもまだライブ見れてないという。
・雨粒 / nuance
・sekisyo / nuance
街から飛び立つ次のストーリーにも期待したいです。ほんとに。
・彗星のシンフォニー / アモレカリーナ
・Answer / アモレカリーナ
打ち込みのアイドル曲が大好きです。「彗星のシンフォニー」がすごくて、同じミニアルバム内の「ブルーコメット」「恋スルホウキボシ」が合わさって「彗星のシンフォニー」になるという。「STAR FRUITS SURF RIDER」かよ!「超HAPPY SONG」かよ!みたいな感じです。
・始まりの合図 / ステラシュガレット
「始まりの合図」が複雑でとんでもなく好み。これだけリピートで1時間とか聞いてました。後半の緊張感からの開放、そして最後の「うーっはいっ!」の余韻で何回でも聞ける。
・ダッタラ / カメトレ
アルバム自体他にはどこにもない感じがとてもよかったです。良質な音楽。活動後半のアイドルっぽい路線にもう少し早くチェンジできていたらって気はします。
・染まってゆく / FAREWELL, MY L.u.v
フェアラブはメンバーの年齢に対してちょっと上の大人びた曲を歌う感じが好きだったのですが、ちょっと背伸びし過ぎかな。でもものすごくいい曲。
・を秘密にしないで / さっきの女の子、
ごくごく初期のイメージが悪すぎてやっといまは普通に聞けるようになりました。いい曲多いですよね。
・最高速evolution / オモテカホ
あらためてこの曲がものすごくいい!とどこかで書きたかった。導入部の期待感からのキラキラのイントロへ。疾走感、最高ですね。かほりんの独特な声と歌唱法もこの曲がいちばんしっくりハマっている気がします。
・illuminations / Suzuriha
ひたすら押し寄せる多幸感。
・BRIGHT COLORS (Qunimune Remix) / SW!CH
・S.W.!.C.H / SW!CH
この2曲だけ飛び抜けていいのですが、パフォーマンスがまったく受け付けなかった。曲だけ聞きます。
・Anemone / 終わらないで、夜
・Nocturne:Halation / 終わらないで、夜
最初にライブで見たときはよくある感じかなと思ったけど、ちゃんと聞くとけっこう深い。今年追いきれなかったので来年もっと行きたいです。

去年の感想でエレクトロが盛り上がればいいなと書いたのですがますますグループが少なくなり寂しいです。辛い世の中になるとやっぱりロックが強いですね。ライブアイドルシーンがバンドサウンド主体に切り替わっているのを感じています。ここからまた新しいなにか、もしくは新たな融合が生まれることを期待しています。

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