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【雑談】文明への反抗。

最近、老眼がひどいのでスマホでなくiPadでnoteを書くことが多いです。
今や無くてはならないiPad。ああiPad。助かっています有難う。
文明の利器万歳。

それはさておき、スマホをはじめロックひとつとってもハイテク(死語)で、感心しまくり。
今や指紋じゃなくて顔認識ですものね。
認識させる時に顔の正面、斜め、横とデータを取るのですが緊張しました。ええ。そりゃあ語彙が"ハイテク"で止まっている辺りお察し頂けると助かります。

なんせ私は機械に弱いのです。

昔、ファミコンをテレビに繋ぐのにRFスイッチを綺麗に繋げられる技術をモノにしたのに、今やRFスイッチなんて使わないしね。
技術なんて日進月歩。この時点でもう置いてけぼりになってます。

因みに息子に"私はRFスイッチを美しく付けられる。"という話をしたらば怪訝な顔をして「ナニソレ?」と、私の唯一の技術どころかスイッチの存在自体を否定されました。
もう一つ踏み込んで言うなら我が家にはもう一歩先の位置付けだったビデオ端子なんぞ一切使っておらず、端子は全部HDMI端子とやらで。それこそナニソレガッデム。

まぁ、本題に戻りますが、そんな技術&文明オンチのワタクシ。
冗談抜きで指紋認証の仕組みはともかく、顔認証なんてもう写真を初めて見た江戸時代の人みたいなもので、仕組みなんて想像不可。しかもマスクしてても認証出来るってなんなの。
iPadの中に顔認証専門職の妖精さんでも常駐しているんじゃないかと本気で疑っちゃう。

しかも、顔認証の妖精さんは勤勉なようで、iPadのカバーをめくると、私の顔を見た途端、瞬く間にロックを解除し、スイッと各アプリの画面が出てくるのだ。

仕事のできる妖精さんだぜ。

まぁ、このワタシ、齢五十にもなる大人なので妖精さんなんてこの世界にいないのは十二分に分かっているのだが、それを百歩譲っても妖精さんである方が私には安心だ。

このまま技術の発展を極めれば人は神にもなれるんじゃないかと本気で思う。
そんなおこがましい未来が待ち受けているのなら、これは妖精さんの仕業であると信じていたい。
もう倫理なんて開発者個人の匙加減に任せる事になったりしないだろうか。
中にはマッドサイエンティストも居るだろうに。

不安でしかない。


私が本当に小さい頃に「夢のリニアカー」って図鑑に写真でもなく絵で載っていたものが、ようやく運用するとかしないとか割と近年の話なのに、完全にマンガなんかの空想でしか無かったAIが今やガッチリ実用化し、生活に溶け込むほどに入り込んでいるのだから進化急すぎ。

私がAIなんて初めて聞いたのはドラクエ4(1990年発売)の戦闘指示のオートシステムが初めてなんじゃなかろうか。
それでも画期的だった約30年前。

実はもっと前からあったもので私が知らなかっただけか、今の技術があったから急成長したのか。

なんせ技術の進化速度早すぎ。

早過ぎて素直に「これからの未来が楽しみ。」なんて思えない。
いざという時のためにロボット三原則的な何かとか、ちゃんと組み込まれているのかとか心配しちゃう。
AIとか暴走とかしちゃわないカシラ。

ああ。どうか未来が正しい道を辿りますように。


まぁ、そうは言っても何の能力もない五十のおばちゃんには残りの平均寿命約30年ほど死ねまで、ぼんやりこの世を見つめるしかないわけで。
上手いこと新しい技術の恩恵に与りながら生きていくしかないわけで。

そんな事を思いつつ、今時の技術に賞賛と畏怖の念を心に秘め、

「そんな技術、アタクシは騙されやしませんよ。」
「まだまだ未熟な技術なんじゃないノ?」
「まだいい様にされたくない。」

と、誰と戦っているのか分からない反骨精神でiPadのカバーをめくる瞬間、出来うる限りの変顔で顔認証をさせないように反抗しているワタシです。

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