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⑦「6.15」とは。

もう6曲目まで来たんだ!
今日中に最後まで書き切ろう。只今深夜0時20分。

あとで推敲した時に赤裸々過ぎて全部書き直すパターンか?

いや、でも。
自意識が軽くなってからが大人だ!
恥じらいを捨てるんだ!

・・・もはや深夜のテンション。

ここまで読んでくれた方ならお分かりだろう。

この曲は数字縛りで収録した。
(「3.25」と同じやり口)


2020年の6月15日。緊急事態宣言や自粛ムードで友達に会いづらかった頃。
「ドライブ行こや」と地元の友達が束の間のリフレッシュに連れ出してくれた。
大阪の泉北ニュータウン。河内長野など。

曇り空の下を走る車。昔はもっと活気づいていたんだろうなー、なんて考えながら窓から眺める景色。近いようで、今まであまり縁がなかった街。

独特の空気感。そして湿気。

赤信号で停車した際、横断歩道を渡る女性が一人。特段変わった様子もなく、いつもなら気にすることのない風景。
しかし、なんとなく目に焼き付いたのだった。
2時間にも満たないランデブーを終え、帰宅してから先ほどの光景を思い出す。
「もしあの女性が離婚を決意して、家を飛び出した直後だったら?」
ちょうどその頃はコロナ禍で家族がずっと一緒にいることから起きる家庭内不和の話題も出てきていた。

「我慢の限界。怖いけど、飛び出してみたい」

当時の自分の心象風景とも重なり、そんな日常からはみ出す瞬間や覚悟を描写したくなった。

ミュージカル風にしたかった。
「もっと歌が上手くなりたい」と切実に思ったのは、この曲をレコーディングした辺りからだ。
大は小を兼ねる。しかし、微妙なニュアンスやグラデーションはそう簡単に表現できるものではない。
いつかリベンジしたい!
それか、ミュージカルで俳優さんに唄って欲しい!欲深くなっちゃうほど、この曲を深く愛している。

「I love me 私は私を愛する」

・・・・・・

山田喜大 1st album 『I Rise』
1.変化の兆し
2020、渦中
3.25
4.斜陽
5.ハロー・ストレンジャー
6.15
7.寸劇

2023年11月9日〜
各種サブスクリプションサービスにて配信中


『変化の兆し』Music Video

https://youtu.be/AUOXiSS40w8?si=OtEcpKXTrQGOByZk

Director 杉澤亜美

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