山田喜大

1993年生。 シンガーソングライター。

山田喜大

1993年生。 シンガーソングライター。

最近の記事

僕の日々は。

代表曰く「休みが続いたら体調壊すよな~」。 確かに。その通り。 今日だって、高校時代からの後輩+新生児に会いに行こうと思っていたのに、妙な喉痛と昨日から続いている頭痛のせいで反故にしてしまった。 申し訳ない気持ちでいっぱいな中、可愛い赤ちゃんの写真といたわりの言葉が送られてきてよもや泣きそうになった。 どーして体の調子がワルい時って、心まで調整できなくなっちゃうんだろう。 早く健康優良おじさんになりたい! 規則正しい生活と、つましいぐらいの贅沢がちょうどいいんだと身の丈を知

    • 【曲紹介】『Begin Again』

      2021年の3月11日。 無事に失業中だった僕は、退職金のおかげで思いの外悠々自適な生活を送っていた。 生まれたばかりの姪っ子を愛で、保育所帰りの甥っ子と遊び、家事をこなす祖母と話し、在宅ワークの友達と曲作りやカラオケに出向き、仕事帰りの友達とはご飯に行く。 とにもかくにも贅沢な毎日を過ごしていた。 (この辺りのことは"2020"という曲を作るに至った経緯にも記している。重複するので割愛します) きちんと仕事をこなし、誰かのために動き、また自分を労る。 この循環は間違いな

      • 【曲紹介】愛すべきいとこ=Oga

        今日紹介するのは、愛すべき我がいとこ"Oga"氏が作詞・作曲・編曲を行った『忘れてたまるか』という曲。 僕は彼女のつくる歌がだいすき。 そもそも僕が曲作りを始めるきっかけも彼女にある。 ちょうど僕と二つ違いのOgaは小さな頃からピアノを習っていた。 僕は二週間ほどで辞めてしまったのに、彼女はずいぶん長いあいだ鍛練していた。 我が家とはちがい、大きな家に住む一人娘は電子ピアノからアップライトピアノ(俗に言う:モノホン)、そして現在は一児の母となりシンセサイザーを使用する、生粋

        • 30歳になるまで知らなかったこと。

          深い意味はなく、ただ流し書きするので、流し読みしてもらえれば幸いです。 僕は春が昔から苦手でした。 明確な理由は花粉。 高校二年生のバイト中に突如としてくしゃみが止まらなくなり、それ以来、毎年この時期は使い物になりません。 その昔、春になると顔が真っ赤になり、ティッシュの消費量が増え、就寝中両親の部屋から聞こえてくるくしゃみの音が風物詩みたいで一人自室にて「春が来たのね」ってにんまりしていたのに、いざ自分が花粉の猛威をモロに受けるようになった途端に重度の花粉症である父上のこ

        僕の日々は。

          【日記】これでもいいのかも!

          定期的にパソコンを開かないと、壊れてしまうらしい。 2017年から音楽制作用に使っていた黒いPC(通称:黒パソ)が、うんともすんとも言わなくなった。 困ったもんだ。 しかし、あまり焦ることはない。 実は先日、赤いキーボードを買いまして。 パソコンに繋げなくても音が出る類のキーボード。 写真を撮ってアップロードしたいところだが、そこまでの体力はない。笑 3月が終わり、4月に突入しました。 年度末を終えて、新しい年度が始まりました。 先週の金曜日(3/29)、僕は半休を頂き

          【日記】これでもいいのかも!

          【108回死んだ僕ら】を観て

          【atto(6)scrowll】 読み:アトロクスクロールル 6人組映像制作ユニット 自主制作の短編映画、映像作品を配信している。 『108回死んだ僕ら』 監督・脚本・編集 浅井日向 登場人物 迎井夢言 平成最大のベストセラー作家 長男 阿川元(会社員) 長女 高梨逢瀬(ネイルサロン経営者) 次男 千崎縫(小説家/脚本家) 三男 佐倉周(小説家志望) 五男 阿川幸(大学生) ? 物語は、お葬式のシーンから始まる。 平成最大のベストセラー作家、迎井夢言は5人の妻たちと

          【108回死んだ僕ら】を観て

          【日記】結局深夜かよ。

          「生活リズムを整えましょう。」 小学生の時から呪いのようにつきまとってきた言葉である。 僕はわりと寝るのがすきだ。いつまででも寝てたいし、朝起き抜けに夜眠るを楽しみにしてるぐらいには睡眠がすき。 けれど、得意ではない。 好きと得意はちがうのだ。 「今日は仕事帰ってきてからあの作業とあの件進めて家事は○○時には終わらせてラジオ聴きながらさっさと寝よう〜」なんて画策しつつ、結局やるべきことは後回しにしてしまう。 枕の上辺りに置いたスマートフォンから流れるラジオが面白すぎて布団

          【日記】結局深夜かよ。

          【2023】こころゆくまま

          僕にとって2023年はとても意義深い一年になった。 Youtubeに「歌ってみた動画」を載せ始めたり、中旬にはアルバムのレコーディングを突如として開始し30歳の誕生日に無事リリース。 https://linkco.re/dMpBm9rt それにともない、生まれて初めてアーティスト写真やジャケット写真を撮って頂けたり。 音楽活動というのは、「一人では到底できっこないな、自分の場合は特に」ってのを思い知った一年でした。 マネージャーを引き受けてくれた、というか提案してくれた

          【2023】こころゆくまま

          【日記】優しいね。

          12月×日。 昨日は唐突な発熱で仕事に穴を空けてしまった。声が出なくなってしまい、喉の痛み等はなかったのだが、大事をとってお休みをいただいた。 申し訳ないやら、情けないやら。 人には「休むと決めたらとことん休もう!できる限り充実できるようにしよう。」なんて偉そうに言っちゃうけど、自分のこととなるとこのテイタラク。 もやもやした気持ちを持て余し、起き上がろうとしても力が入らず、なんだってこんな目に遭ってんだろう、とやり場のない気持ちを抱えていた。 その日の晩に熱は下がり、倦怠

          【日記】優しいね。

          【エピローグ】「I Rise」とは。

          突然ですが、アルバムタイトルは「I Rise」と言います。 レコーディングが終了してから、何度も音源を聴いたり、収録曲にまつわる文章を書いたり、マネージャーのまゆみんと映像作家の亜美ちゃんとでこれからの展開について考えたり、とにかく忙しなく楽しい時間を過ごしている。 それでも、ずーっと決まらなかったアルバムタイトルは弊社代表の一言からヒント(というかほぼほぼ答え)を得た。 とある日のジムのロッカールームにて。 「なぁなぁ代表、アルバムタイトル決まらんねん」と僕。 「候

          【エピローグ】「I Rise」とは。

          ⑧「寸劇」とは。

          "開かれた世界 多様性の時代 変わろうとしている未来" こんな文句で始まる「寸劇」は、アルバムの最後を飾る曲で、正真正銘の弾き語りだ。 なのでピアノをタッチする音も入ってたりする。 元々は今年の6月辺りに書いた。 (6月に曲を書くことが多いのは、きっと梅雨で外出が億劫になるせいだろう。後、偏頭痛を紛らわすためでもある。) この頃、とある衝撃的なニュースに接し、なんとも言えない気持ちが渦巻いた。 "多様性"という言葉はあちこちに散乱しているけれど、相変わらず世界は寛容では

          ⑧「寸劇」とは。

          ⑦「6.15」とは。

          もう6曲目まで来たんだ! 今日中に最後まで書き切ろう。只今深夜0時20分。 あとで推敲した時に赤裸々過ぎて全部書き直すパターンか? いや、でも。 自意識が軽くなってからが大人だ! 恥じらいを捨てるんだ! ・・・もはや深夜のテンション。 ここまで読んでくれた方ならお分かりだろう。 この曲は数字縛りで収録した。 (「3.25」と同じやり口) 2020年の6月15日。緊急事態宣言や自粛ムードで友達に会いづらかった頃。 「ドライブ行こや」と地元の友達が束の間のリフレッシュ

          ⑦「6.15」とは。

          ⑥「ハロー・ストレンジャー 」とは。

          5曲目の「ハロー・ストレンジャー」とこの後に出てくるラストの「寸劇」は例外で、今年(2023年)に入って作った曲だ。 偶然見つけた「ポリエチレンテレフタレート」というYoutubeオリジナルドラマを観た後、主人公たちの不器用さに切なくなった。 同性カップルである彼らはある日、立ちはだかる壁に気付く。 “普通”という範疇から逸脱し、それでも夢を見られるほど世の中はまだ成熟してない。 切ない物語には何度かベランダで珈琲を飲むシーンが登場する。 マグカップ、ベランダ、朝焼けを

          ⑥「ハロー・ストレンジャー 」とは。

          ⑤「斜陽」とは。

          明日は写真撮影(ジャケットやアーティスト写真)なのに、結局4曲目まで解説を書いている。今日は土曜出勤日で、程よい疲れと解放感から「マネージャーのまゆみんに怒られない程度に幾つか原稿を送ろう」なんて〆切前日にちょこちょこ書き始めた文章。只今23時47分。困った。目が冴えてきた。 純粋な気持ちで死を悼む曲(「3.25」)に対して、4曲目の「斜陽」は愛がこじれて淡い死の匂いを放つ一組のカップルを描いている。 まったく自分のなかにない要素から曲が作れてこそソングライターと思ってい

          ⑤「斜陽」とは。

          ④「3.25」とは。

          「2020年、渦中」を録り終えた僕は、「2曲目に2020って入ってるから3曲目は3から始まる歌にしよう」とあまりに短絡的な考えのもと、本曲をレコーディング。 2017年の3月25日に祖父は亡くなった。 あまりにも突然のことで、悲しみよりも驚きが先にやってきた。 その日は母と二人でとある大規模なイベントに出掛ける予定で、有名人がたくさん出演する催しに僕たちは前日から心を躍らせていた。 当日、午前8時過ぎに祖母からの一報。「おじいちゃんが危ないみたい!病院で会おう」とのこと

          ④「3.25」とは。

          ③「2020、渦中」とは。

          一曲目(「変化の兆し」)のレコーディングを終えた後、ムクムクと沸き上がった感情は「2020年を一つのアルバムに閉じ込めよう!」というものだった。 誰もが不自由を経験し、無力感を持て余した一年。未知なる恐怖と対峙しながら、それでも営みを続けなくてはならない心許なさ。 僕にとっても、変化の年だった。 そんな、2020年に書いた曲を中心に「架空の日記」みたく曲を並べようと考えたのだった。 一曲目がオープニングならば、次は本題だ。 それにしても分かりやすいタイトル「2020、渦中

          ③「2020、渦中」とは。