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旅行感想文 伊良湖岬に行ってきたよ

 4月11日に伊良湖岬まで旅行に行ってきました。地元は桜が満開で朝寒いくらいの出発でした。出発すると南下して、飯田を抜け、県境の根羽村を抜け、静岡県に入っていきます。googleのナビゲーションを使いながら軽自動車は軽快に山と山の間の川沿いを走っていきます。道路は途中一車線になるところもありますが、比較的にいい道です。

途中に腹がすくと、朝作ったサンドイッチを助手席でほうばりながら進んでいきました。途中でのどが渇いてはコンビニで飲み物を調達しながら走ります。google先生の道案内は優れています。ただ近道を優先するためか、わかりにくい案内をすることがあり、困惑することも多いです。この細い道をいくのかと、心配になります。

やがて豊橋について周りを見れば、木々の様子が異なります。生えている木の種類が違います。だいぶ暖かく4月は寒いかもという心配も必要ありませんでした。私の普段住んでいる場所は山に囲まれた場所です。豊橋は開けていて平らに感じます。

豊橋のイオンに寄って夕飯の調達をしていきます。刺し身とパックずしを買い込み目的地の海岸を目指します。海岸でテントを貼ってキャンプをする予定です。更に海岸を目指して車は進みます。途中でgoogle先生に従って走っていくと、低い木々の間の細い道に入るように指示が出ました。ここをいくのかと思いながら、進んでいった先には海が見えました。

海はグリーン色で波がうねっています。いつも見ている風景は山ばかりです。しかしここでは海が波を作り、浜辺に寄せては返しています。眼の前に浜辺が出てきた瞬間は気分が高揚します。200kmくらい走ってきたかいがありました。海を見るのは久しぶりです。私も長く生きてきました。ずっと同じ町に住み続けています。山ばかり見ている人生だから、海を見るのは多くはありません。

例えば海とは神であると書いてみます。海とは無限であり、すべてを包み込み、始原であると書いてみます。打ち寄せる波とは歴史であり、人間の行為の集積だと書いてみます。波はすぐに消え、次の波が次々に押し寄せてきます。

神とは「無限なる実体の海」とも考えます。「すべてのものは海に流れ込み、そして、それらが生み出したところに帰っていくのである」海は山とは違うものを映します。海は運動であり、循環です。水は水蒸気になり、雨になり、川になり、海に流れ込みます。始まりでもあり、終わりでもあります。

一晩テントで過ごしたあと、また同じ道を帰ってきました。途中で母と姉におみあげを買って帰ります。今年の春の旅でした。

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