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切削加工は材料から考えましょう!

㈱山岸製作所の公式 note お読みいただきありがとうございます。
群馬県で金属加工業を行っているメーカーです。
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経営理念は ものづくりとひとづくりにこだわり社会に貢献する!
そこで、理念のもと社内で実施している教育訓練の情報を発信していき1つでも皆さんに有益な情報を届けたいと思い始めたnoteになります。

今回は研修は 切削加工技術 ということで。

材料から考えましょうという内容で行った教育の共有になります。

では、いきましょう!

皆さんが鉄と聞くとどんなイメージを持つでしょうか?

削る前に、削る相手を理解することから、はじめましょう。

鉄は元素記号Feです。 (今回は非鉄金属のアルミ等は除いた説明です)

道具を作る用材として、石器時代、青銅器時代に続く鉄器時代を形成し、地球人類の文明の基礎を築きました。

青銅器<鉄 の方が固い 鉄を作れるようになった国が青銅の文明を変えていきました。

現在においてももっとも重要、かつ身近な金属元素のひとつで、産業革命以降、ますますその重要性は増しています。

さまざまな器具・工具や構造物に使われる。

炭素などの合金元素の添加により、より硬い鋼となり構造物を構成する構造用鋼などや、工具鋼などの硬い材料にもなります。

安価で比較的加工しやすく、入手しやすい金属であるため、人類にとってもっとも利用価値のある金属元素である。

特に産業革命以後は産業の中核をなす材料であり、「産業の米」などとも呼ばれ、「鉄は国家なり」と呼ばれるほど、鉄鋼の生産量は国力の指標ともなっていました。

鉄は、炭素をはじめとする合金元素を添加することで鋼となり、炭素量や焼入れなどを行うことで硬度を調節できる、きわめて使い勝手のいい素材となる。鋼は古くから刃物の素材として使われ、ほとんどの機械は鉄鋼をおもな素材とする。

さらに鉄鋼は、鉄道レールの素材となるほか、鉄筋や鉄骨、鋼矢板などとして建築物や土木構築物の構造用部材に使われ大量に消費されています。

簡単にいうと鉄は添加物で「鋼=鉄鋼」になり、皆さんが山岸製作所で削っている材料はほとんどが鋼です。八幡工場で一部 「純鉄」純粋な鉄を削っています。

鉄鋼は鉄を主成分とした材料の総称として使われますが、正確には鉄と炭素(2%以下)の素材を鉄鋼といいます。

鉄鋼素材の鉄に加える成分は、炭素(C)が主成分で、シリコン(Si)、マンガン(Mn)、リン(P)、硫黄(S)が補助的な役割で入っており、この5元素を鉄鋼の五大元素といいます。

鉄鋼素材はこの五大元素が成分のほとんどを占めております。

以上で 切削技術講習の内容は終わりになります。

他の業種の方には、わかりにくい内容かもしれませんが、少しでもお役に立つ情報があれば幸いです。

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