マーケティングとブランディングの違い。
日々マーケティングやブランディングに関する情報をSNSで発信をしておりますが、今回のnoteでは、「マーケティングとブランディングの違い。」をまとめていこうと思います。
ふと聞かれたことが考えるきっかけに
ZoomやGoogle Meetなど、普段はオンラインでの会議が多くなっているのですが昨日久しぶりにクライアント様のオフィスに訪問して対面打ち合わせをしてきました。いつもありがとうございます。
オンラインではあまりないものの、対面では発生しやすい「雑談タイム」でふとこんなことを聞かれました。
「山口さん、マーケティングとブランディングの違いって何ですか？」
この質問、実はよく聞かれます。
実際に「ブランディングをしてほしい」と相談が来たケースでも、Zoom等で話を聞いてみると「それって、ブランディングじゃなくて単なるマーケティングじゃん」と思うことも一度や二度ではなくて、まあ「同じようなもの」というように感じている方も一定数いらっしゃるのではないかと思います。
私自身もその「違い」を説明する際、さまざまな事例を出して長く説明してしまいがちですが、本日はシンプルにすっきりと整理してみたいと思います。
仕事におけるGOALが一緒なのでわかりずらい説
仕事として実施しているので、ほとんど例外なく最終的なGOALは
売上を上げたい
事業を成長させたい
といったポイントに帰着するかと思います。ここが、マーケティングとブランディングの概念をややこしくしているかと個人的には思っています。
マーケティングのためのマーケティング、ブランディングのためのブランディングは存在せずあくまで経営目標を達成するための単なる手段なのです。
いいかえると、マーケティングもブランディングも、最終的な目的は「売れること」です。だから間違えやすいのかと思います。目的が同じなのです。
マーケティングとは。
よくマーケティング≒認知活動と捉えている経営者やマーケティング担当者の方がいらっしゃいますが、たしかに間違いではないかと思います。
まず人は「知らないもの」を買うことができません。知らないのですから。買うどころか、記憶にすらないわけです。
そして「みんなが知っている」ということについては、それは安心感であり、信頼感ということですね。まだ買ったことがないけど、そのモノのイメージがあるわけです。自分が買った後を想像しやすいから安心感がもてます。
ですので「知ってもらうこと」はマーケティングの中心的な活動であり、第一歩とも捉えられるかと思います。
マーケティングとは結論、自分のことを知ってもらうための活動を自ら行い、自分達のことを必要としてくれる人たちにその価値を感じてもらいアクションを起こしてもらう一連の行動かと思います。
ブランディングとは。
一方でブランディングはどうでしょうか？
個人的にマーケティングが「売り手が行うこと」であることに対して、ブランディングは「顧客に感じてもらうこと」と言う点で売り手と買い手の主語が変わってくるかと思います。
別の言い方をすると、マーケティングは「自らをアピールすること」であることに対して、ブランディングは「自らのイメージを膨らませてもらうこと」ではないかと思います。
例えば、かっこいい男性が髪型を整え、素敵な衣装を着て、中身（中身っていう言い方も変だけど）もその人の魅力を最大限に磨いたとしましょう。それが「ブランディング」で….
そんな魅力的な人が外に出て、多くの人にその姿やその能力を見てもらう場…。例えば婚活パーティーとか？ に出て人目に触れるとしましょう。それが「マーケティング」ではないかと思います。
両面が揃うと、パーティーなどで注目を集めて声をかけてもらうなんてこともあるかと思います。これがマーケティングとブランディングによる両面での結果です。
つまり、家でいくら支度を整えたとしても外に出かけないと「何も起きなかった」ということです。
まとめ
ブランディングとマーケティングは、「売れる」という成果を得るための「両翼」のようなものではないかと思います。「その価値を磨き上げた（ブランディング）」ものを「発信（マーケティング）」するからこそ成果が出るというものです。
つまり、ブランディングをせずに広告を打ってもそれは「ザルに水」の状態。価値が伝わらず、THE ENDです。
売れる状態を作りたいのであれば両方やるべきなのは、これまでの話で理解いただけたかと思いますが両翼を全て外注する必要はなく、できることは社内で実施すればいいかと思います。（予算があまりない場合など）
マーケティングもブランディングも広範囲ですし、専門領域が深いため勉強するのは非常に大変ですがブランディングとマーケティングは「同じ目的を達成するための両輪」です。
ブランディングだけしても「売れない」。
マーケティングだけしても「ザルに水」の状態でもったいない。
ピカピカに磨いた状態で最大限の発進をおこなっていきましょう。何かご相談があればお気軽にご連絡ください。
それでは今日はこのへんで。またお会いしましょう！
最後に
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最後に、今回のnoteをお読みくださり誠にありがとうございました。
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