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対談日記8日目:ふじさきともし (ティモシー)さん

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ついに来ました!!我らがティモシー!!(さん!!)

僕が初めて ともしさんを知ったとき、彼のツイッターの名前はティモシーだったんですよ。ある日突然"ふじさきともし"に変わって「あれ!?」って思ったんですけど、このとき

ともし→とぉもぉしぃ→とぅぉモシー→ティモシー

だったのか!!!!ってめっちゃ納得してました笑


何を言いたいかというと、こんなどうでもいいことすら語りたくなるくらい僕はともしさん大好きです。(まじで1から100までかっこいい。すこ)


ただ、「ともし」って平仮名の中に混ぜるととても見づらいので、ここの対談日記ではティモシーさんって呼ばせて頂きますね!(あと個人的にティモシーさんって呼び方の方が好き)


とか言ってた矢先

_人人人人人人人人人_
> ティモシー復活 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


はい。ということでやっていきましょう。


現在、対談音声聞きなおしながら「おぁ〜〜喋り方、反応の仕方まで俺好みのイケメンんんんんん」って感じでニヤケながら書いてます。(僕の恋愛対象は女性です)((でも男に好かれる男が真のイケメンだと思います))【ティモさんはただの真のイケメンだから好きなだけです】

人類でこの人嫌いになる人いんのか??ってほどいい人です。(真面目とか無難とかのいい人じゃなくて、魅力的で素敵とかの方のいい人です)

明るく真摯でスマートでお茶目な彼の魅力に打ち拉がれやがれ!!!


ごめんなさい。この調子じゃなかなか本題は入れないのでさっさとティモシーさんの紹介から行きましょう。


今はざっくり言うとワインの流通の会社で働いてるティモさん。ボルドーワインの流通をメインでやってる会社に勤務。

ワインの会社に勤めているだけじゃなく、本人もワインソムリエとしてツイッターを通して積極的に活動中。5ヶ国が話せるマルチリンガルとかいうチート性能。


さて、本編に入る前ですが、今回好きが詰め込まれすぎてボリュームがかなり大きくなってしまいました。
ティモさんが大好きな同志はどうぞ上から下までご覧ください。ティモさんが今までどんなことを思って、どんな行動をしてきたのかが詳細に書かれています。(マインドを取り入れるにはこっちがおすすめ)
ティモさんのマインドの濃い部分だけサクッと読みたい方は最後の見出し『何をすればいいかわからない人へ』を読んでください。
ティモさんの語学力を盗みたい方は最後から二番目『語学習得のコツ』をご覧ください。


それではどうぞ!



『ここまでの道のり』

『まだなにも決まっていなかった韓国留学』

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(あら!柔道もやってらしたのね!!ステキ!!!!!)

ー んと、経歴から質問したいことはたくさんあるんだけど。まず最初は韓国留学について聞きたいな。なんで韓国だったの?なんで日本の大学じゃなくて留学しようと思ったの?


『高校で進路を決めるシーズンになった時、進学校だったから、みんなどこの大学に行くかで賑わってたんだけど、僕は「4年かけて学びたいほど熱量のあるものって別にないな…」って思い始めて、あんまり大学に行く気にならなかったんだ。』


ー うんうん、めっちゃわかる。俺もめっちゃ迷った。インドの大学行こうとしたもん笑

『行けばよかったのに笑

 んで、他の選択肢がないかと探し始めたときに「留学」って選択肢を見つけたの、もともと海外には憧れがあったからね。

調べてくうちに、学費も日本の3分の1くらいだったから、日本でお金浪費するより全然良いじゃん、って思い始めた時にはもうほぼ韓国行きは決定してたかな』


ー そっか、なんか韓国に明確な理由があったってわけではないんだね。

『そうだね、とりあえずただ日本の大学じゃなくて、海外に安く行けて、新鮮な体験ができればどこでもよかったんだと思う。

そんで、僕だけ進路が決まって、周りが受験勉強を頑張ってる中めちゃくちゃに遊び倒したよね。

母親には3年になったら勉強するから!って言ってたんだけど、テキストだけ買って気づいたらもう韓国に行く日になってたんだ笑笑』


ー え、以外wティモさんめっちゃしっかり勉強して堅実に行くタイプかと思ってたのに笑。それ、韓国行って大丈夫だったの??笑


『多分ぼく、みんなに思われてる以上に適当だよ笑

いやぁ、大変だったよ笑。なんとかなるっしょって思って行ったんだけど、初めての海外生活はそんなに甘くなかったよね。学校が始まるまではコンビニとか会話ができなくても物が買える場所しか行けなかった笑


ー そりゃそうだ笑。でもよかった「いきなり行ったけどなんとかなったよ」とか完全無欠なこと言われたらもう嫌いになってた笑
その学校ってのは語学学校?

『やめてよ笑
そうだよ!韓国の大学に附属してる語学学校みたいな感じ。そっちを卒業してから、大学で学ぶって人も多かったね。』


ー へぇ〜、じゃあ一応語学を学びに行ったんだ。やっぱ好きだったの?語学

『ぜんっぜん笑

ぼくが好きなのは数学で、頭もかなり理系脳なんだよね。だから高校の英語とかすごく苦手だったし、語学なんて全然興味なかった


ー へ。そうなんだ。今や5ヶ国語喋れるティモさんが最初は語学が苦手だったっていうのはとても気になるところだから、そのコツもあとで聞くわ。

『そうだね。で、その語学嫌いだったぼくが「語学めっちゃおもしれえ!」ってなった理由はやっぱり"使う機会があったから"

高校とかの英語って言っちゃえば単語覚えるだけの記憶ゲーじゃん?
でも韓国では覚えれば覚えるほど実地でコミュニケーションも取れるようになるのね。それが面白くてたまらなかった。自分の経験値が上がって、行動範囲が広がってくのが楽しすぎて、その可能性に気づいた時から語学にハマり始めたな〜』


ー あ〜確かに。人間って自分が成長してる!色々できるようになってきてる!!って感じるほど物事が継続できるもんね。

『うん、ぼくはハマったことには熱中しちゃうゲーマー気質だから、そこからは早くて5ヶ月後くらいには日常会話は楽勝になってた笑』


ー え、それって普通なん??めちゃくちゃ早いように感じるんだけど。

『ちょっと周りよりは早かったね。

一足早く習得できたおかげで、1年半あったカリキュラムだけど、韓国語検定の試験の一番上の級を一年で取れちゃった笑』


ー 取れちゃったって、サクッとえぐいこと言うな笑

『目的と利点が絞られると一気にできちゃうからすげえスピードでできたんだよね。

でも、韓国で目的としてた"韓国語習得"をクリアしちゃったところで

「あ、どうしよ。もう目的達成しちゃった」

ってなって「何もやることねぇ、何しよう」状態になっちゃったんだよね。

同じく学んでた人たちは、そのまま大学生として編入して4年間学ぶ人が多かったんだけど、「いや、ここで大学に行ったら、結局は日本でできることを韓国でやっているだけじゃないか。もともと4年間勉強したいような熱量を注げることがなかっただけで、今もそれは変わらない」って思ったんだよね』


ー おぉ、初心に返ったわけだ。

『そう、そこで「あ、僕が韓国でやるべきこと終わったわ」って確信したの。

ただ、「ここで僕が韓国語という武器を引っさげて日本に帰っても"ただ韓国語と日本語が話せる青年"じゃん。まだまだパンチが弱い」と思ったのよ。


ー 確かに。周りとはちょっと違うけど、そんな人間いくらでもいるもんね。

『そう。だから「今は自分ができることを探したいから、また別の国に行こう」と決意したの。

今度は学生としての立場じゃなくて、社会に出て自分を探せるような、いろんなことを巡れるような立場でいたいと思った時に見つけたのはワーホリだったよね』


ー おぉ。ついに韓国語も使ってティモシー始動ってやつだな!

『いや、そこで改めてどこの国に行こうかと思う時に考えたのは「やっぱり、いろんな国を移動する時に絶対あったほうがいいものって英語のスキルだよな」って思ったの。


ー 韓国語はマスターしたからいいのか笑。さすがティモさん。

語学の楽しさは十分理解したから、今度は英語の習得も絶対できるだろうと思ったのね。

ただ、ありきたりな英語圏で英語を学ぶのはなんか嫌だったの』


ー パンチがないもんね笑

『そう笑
ってことでワーホリ対応している国を調べたの。そしたらなんと2010年から香港のワーホリが解禁されたばかりらしく「お、香港でワーホリ取ってる人絶対まだ少ないやん」って思って次は香港に行くことにしたんだ』


『誘いにNOは言わない。「香港」』

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(は????イケメンすぎて夜景が霞んで見えるわ)

『いざ香港へ!って渡った矢先、早速トラブルから始まったんだよね笑
なんか契約していた物件が手違いで手続きができていなかったらしくて…笑』


ー いや、「らしくて…笑」じゃないでしょwwつまりは住むところがないってことでしょ??どうしたの?一時帰国??

『まぁそういうこともあるよねってことで、ホームレスのまま過ごしたよ笑』


ー (もう驚かねえよ)そっか、でも家が決まるまでホテル代もバカにならなくない?

『あ、ホテルは使わなかった笑』


ー …は?

『なんか高級住宅地内の運動公園みたいなところって、シャワーがついてるんだよね笑

そんなら家決まるまでここでいいやって思って、3週間くらいかな?野宿やマックで凌いでたよ笑』


ー いやいや、リアルホームレスやんwwそれはすごすぎるわ…
いや、普通に考えてみ??言語も違う(香港は広東語がメイン)家がない、人脈もない、一人、って状況だったらめちゃ心配にならん??普通に帰国も考えるレベルでしょ笑笑

『まぁ、正直ほんの少しは来たことに後悔したりもしたよね。
でも、そんなこと考えても仕方ないから、夜のマックでワーホリの受け入れ先とか調べてたんだけど、なんせ香港はワーホリの制度が導入されたばっかりで、受け入れてくれるところがそもそも少なかったんだよね。だから3週間もかかっちゃった』


ー へぇ、ネットで探してもダメだったら、どうやって探したの?

『発想を変えて、日本人が経営しているところを直接訪ねることにしたんだよね』


ー おぉ、なるほど!発想の柔軟さと行動力がバケモノのそれやな。

『そこで最初に見つけたのが日本酒バー。

フラ〜っと行って

「日本から来たんですけど仕事ないんですよね〜」

「あ、そうなんだ〜ウチで働く〜?」

「あ、あざーっす」

みたいな感じで軽く決定した笑

今までの苦労はなんだったんだって思ったよね笑』


ー うーーん…やっぱこの世界って行動すると簡単に変わるし、しなければいろんなものがダラダラと浪費されていくだけなんだなってティモさんの話聞いてると実感するよ…

『ははは笑 間違いないね。自分の足を動かすのってやっぱり大事だよ


『で、ちょうど飲食店が店を出し合う祭りみたいなのが開かれる時期で、そこの売り子が欲しかったから、まずそこで働いてって言われたんだよね』

ーおぉ、グッドタイミング


『そこで売り子やってたら、海外にもやっぱり日本人経営者界隈みたいなのがあるわけで、いろんな人たちが声をかけてきてくれて、

「今ワーホリやってんすよ〜」

「え、ワーホリなんてあったんだ笑」
「じゃあ、困ったらウチで働き〜」

みたいな感じでガンガン声をかけてもらったの。

その中で「俺の知り合い、物件貸し出してるから紹介するよ」とか言ってもらえて、仕事と家を無事ゲットしたってわけ』


ー おぉ〜うまく物事運ぶね〜

『そこからは忙しくて、とりあえず誘われた仕事は全部やろうってことにして、ガンガン働来まくった。もう28連勤とか当たり前みたいな笑』


ー 28連勤www半端なすぎるな。いくつくらい声かけてもらったの??

『16、17くらいかな〜、28連勤は今やれって言われてもできないね笑
それだけ濃密な時間を過ごせたけど』


ー半端なすぎでしょwwwwそういう経験が今のティモさんを作り上げたんだな…

『そうだね〜、今の僕のほとんどはその香港時代に築いたものばかりだよ。本当に今の自分を形作ってる。ワインや日本酒とかに絞れたのも香港だったな〜』


『将来のビジョンが見えてきた』

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(イケメンすぎて隣にいる女性小刻みに振動しちゃってるやん…)

ー 香港に行って、働きまくって、自分の中に起きた変化ってなんだった?

『一応香港ではじめて社会を知って、様々な人と会いながら「あ、こういう働き方もあったんだ」って発見があったのが大きかったね。

そこから「自分はなんでもできる可能性があるし、働き方は社会で普通とされるものだけじゃない」ってのを自覚できたのが大きい変化かな』


ー そうだよね。日本にいたら会えなそうな人ともめっちゃ会えそうだもんね、そういう人たちに囲まれていたら思考も変わるよね。

『日本でただ働いてるだけだったら、社長さんとか経営者さんと「今度飲みにいくかい」なんて滅多に言われないもんね。

アフィリエイターの先駆者みたいな、もう何千万、何億って稼いでるような人とか(ぶっちゃけると与沢さんとか)にも会えたしね笑』


ー うおぉ、すげな。やっぱ環境が違うと普段会えないような人とも会えるんだな…

『香港のそういう人たちはみんな「俺がここのトップを取ってやる!!」ってメラメラ燃えてて、みんなが切磋琢磨してて、本当にかっこよかった。

その風に当てられて僕も「よし、何か柱を一本決めて、そこで名を成そう!」って決意したんだ』


ー いいね、アツくなってきた。その柱が今やってるワイン?

『そうだね、厳密にはお酒かな。ぼくは接客とお酒の場っていうのがすごい好きだっていうのに気づいたんだよね。

そこで、ただ、お酒の流通で名を成すとかじゃなくて、僕はもっと根本的なイメージ改革がしたいって思ったの。


ー イメージ改革って、どこらへんを?

『敷居が高い、値段が高い、知識ないとダメそう、お高くとまってる、難しいそう。とかかな。

詳しい人たちが楽しめるサービスはいっぱいあるじゃん「うちのオススメのワインはこちらですよ」って高いワインを飲むようなサービスは。

だから僕がしたいのは、リーチ出来てない層。つまりワインにそこまで興味がない層。実際表立って活動してる人もいないし、僕がそこのポジションを取っちゃおうって思ったんだ


ー おぉ、やっぱりできる男はスケールが違うな…そこまでのプランは?

『僕がリーチしたい層は"どっかの有名ソムリエが選びました"ってワインよりも、身近な見知った人が言った「今日のみたいお手頃ワイン」とかのほうが絶対興味あると思ったんだよね』


ー うん、確かに。有名ワインソムリエとかよう知らんけど、知り合いが勧めてくれた選んだワインなら飲みたいって思うわ。

『でしょ?だから僕自身もお堅いワインソムリエって感じじゃなくて、単純にいろんな人に知ってもらって、その知り合い的な立場からワインを勧めるようなキャラクターになろうって思ったんだ

お堅いキャラクターはそもそも僕にあってないしね笑』


ー いや、分析力素晴らしいな…それは確かにワイン買いたくなるわ。

『あとは"あなたのイメージのワインはこれです!"っていうのがあって、僕がそれを選んだら、みんな嬉しいし、興味持ってくれるよね?』


ー そりゃ「これワインソムリエが選んでくれた俺のワイン!!」とか誰でも言ってみたいでしょ。

『それって新しい層にアプローチできるし、僕自身ワインの勉強になるし、面白そうだからやってみてるんだよね』


ー え、面白い!!俺のも選んで!!!
すごいな、企画がいちいち面白いし、戦略もしっかりしてる。絶対ティモさん伸びるわ。

『任せて笑
ありがとう、最近その甲斐あって、だんだん認知度が広がってくれて、初対面の人でも「あのワインソムリエの人ですか?」とか「オススメのワイン教えてください!」とか言ってくれる人が増えてきて嬉しいよ!』


(やっぱ重要なのは斬新さと面白さと戦略だな…それを出すためにはティモさんみたいに分野への愛が必要なんだなぁ)

気になる方はツイッターで【#パーソナルワイン診断】で検索かけてみてください。


『何事も経験しとくべき』

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(ふとした一場面を切り取った口半開きの写真でもイケメン)


ー じゃあ、そんな自分の軸が見つかった香港で思うことは?

『香港から今日まで生きてきて思うのは、月並みな言葉だけど「自分にあったものを選ぶっていうのは間違いなく大切」だと思う。

僕はそもそも接客が好きだし、お酒も大好きだし、説明や解説することも好きだから、ワインに関係してることってほぼ全てが僕に合ってることなんだよね。

そうすると、僕がワインについて知れば知るほど、活動するほど、僕が成長できるし、お客さんも喜んでくれる。だから本当に変換効率がいいし、楽しいんだよね


ー う〜ん。これぞまさに『好きなことで生きる』っていう最近のテーマに合った生き方だよね。

『ただ、最初からこれを目指そうなんて無理だと思うんだよ

僕はかなりのまわり道をしたけど、その回り道全てがこの道へ辿り着く最短ルートだったと思ってる。

例えば、家庭教師の経験のおかげで人に教える為の基礎の部分が出来上がってるから、いろんな場面でちょっとその基礎を編集してあげれば、ワインだろうが、言語だろうがわかりやすい教え方ができる。

どこかでした経験がどこで活きるかなんて予測できないんだから、とにかく飛び込める機会には飛び込んだ方がいいと思うな』


ーまわり道が最短ルートってティモさんが言うと響くなぁ。


『軸が決まったところで』

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(ただのイケメンなだけじゃないんですこの男。デキる男なんです…)

ー じゃあ、ワインを学ぶって決めたところで、いよいよフランスでっか??

『そこでワンクッション入れるんだよね。

香港の就労ビザが切れそうになったタイミングで知り合いから「マカオで店開くからオープニングスタッフで来てくんね?」って言われたから「NOは言わない精神」で承諾。一応はじめての就職って形でスタッフをやらせてもらったんだ』


ー フットワーク軽いなぁ笑
 そこではどんなことしたの?

『オープニングスタッフだったから、経営やマネジメントとかもやらせてもらったかな。マネージャー兼シェフみたいな感じ。会社の請け負いだからほぼリスクなしでその経験を積めたのはほんとラッキーだったと思ってるよ』

(てかティモちゃん料理までできちゃうとか最強かよ。なんやねん…)


『で、フランス行く前のいいワンクッションになったんだけど、やっぱり心の中には「早くワイン勉強してえな」っていうモヤモヤがあって、それを知人に話した時に

「いや、そういう悩んでる部分があったら、それはもう行きたいって言うのと一緒や。やりたくないことで悩まないだろ」

って言われて、ハッとしたよね。

社長にすぐに相談して、そこから引き継ぎ作業をして、いざフランスへ。もちろんなんのコネもなし。ただ、今までと同様きっとなんとかなるって言う精神があったんだろうね』


ー やっぱり、飛び込み続ける人の強さって、また次もなんとかなるはず。って言うマインドが持てるようになることだと思う。こればかりは机上の理論で悩む人は一生身につかないものだよね。


そうしていよいよワインの勉強を始めようとするティモシーさん。

今まで
韓国→言語取得

香港→自分探し
マカオ→就労メイン

ここまで色々してきたけど、これはティモシーさんの中では前座で、ようやく人生のテーマに向かって取り組める!と言うかなり大きなモチベーションがあったらしい。

後で詳しく書きますが、ここから自分の人生が変わっていくっていう自覚が間違いなくあったそう。
やっぱり満を持した人には自分の展望がある程度見通せるんだって思う。


『本当に学びたいことを学んだフランス』

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(あっ!MASAMIさんだ!)

『フランスでは「語学なんて現地で何とかなるわ〜」って感じで、何も喋れない、聞き取れない状態でそのままフランスへ行って、ワイン学校へ速攻で入学しt…』

ー ちょいちょい!待って!?は?フランス語知らないまま入学したの??語学学校じゃなくて??


『え、うん、3週間あれば何とかなるっしょって笑』

ー www頭おかしすぎる…何とかなったの??


『いやぁ、それがやっぱり最初は全然ダメだったね笑笑
最初はぽっかーんと授業を聞き流してたよ笑』

ー wwwwww


『「何言ってんだこいつ」って感じで聞いてたwww
最初の数日は「やっべ、完璧にミスったわこれ」って思いながら受けてたw』


『でも、さすがにぼーっとしてるのはあり得ないから、とりあえず

「ごめんなさい、ここわからなかったので、英語でお願いできますか?」

とか聞いたり

「家で見返したいからビデオを撮らせてください」

とかお願いして、家で鬼勉強したよね。
0.7倍速で再生してなんども聞いて、意味調べてって。


ー やばいな。フランス語の勉強にワイン学校使ったってことじゃん。ネジ外れてないとできなそうだけど、めちゃ効率的やな…

『まぁ、そうとも言えるね笑
もちろん、生活のためにバイトしてたんだけど、それも開店前の仕込みのバイトとかにして、イヤホンつけてずーっと0.7倍速で授業を聞いてたかな』


ー エグく効率的やな…日本じゃ仕込みですらイヤホンつけさせてくれなそう笑

『そうこうしてたら、まぁ、授業もわかるようになって、だんだん話せるようになってきたね』


ー ふーん、でもティモっちならバイトもワイン系にしそうだけどね

『それも考えたんだけど、フランス語もろくに喋れないのに雇ってくれる所もなくて、仕込みと合わせて、ラーメン屋さんでバイトしてたな

でも、偶然そこに来た日本人が僕を気に入ってくれて「俺の店で働かないか?」って言われて快諾。それが今の社長なんだ。そこから実際ワインに関係するレストランで接客をさせてもらってたんだ』


ー おぉぉぉ、まじか、最終的にワインのところで働ける上で、就職先も見つかるとか怖いくらいうまくいくな笑
でも、それってフランス来てからどんくらい??

『半年くらいかな〜』


ー !!!???まじで?!半年で語学学校にも行かず接客とかぶっ飛びすぎでしょww

『いやぁ、実際かなり大変だったよね笑
普通のレストランとかと違って、オーダーされて、メモして出せばいいタイプじゃなかったんよ。コース料理系だから、小さな変更とか、説明。アレルギーとか、どんなワインと合わせるかとか、全部説明しなきゃいけないんだよね笑』


ー 結婚式場みたいな感じやな(僕のバイト先は結婚式場)日本語でもかなり大変なのに、それを来て半年のフランス語でとか率直にやばいな…

『でも、そこで働けたおかげで自分の覚えた言葉が使える喜び(楽しさ)と、覚えなければ仕事もコミュニケーションもできないっていうストレス(義務感)がいい感じに働いて、僕のフランス語習得に磨きがかかったと思ってるよ笑』

ー さっき言語習得のコツで言ってたやつか、体現してるね…

(言語習得の話はあとで詳しくします)


『そんな感じで、学校も学びつつ、実地で経験を積みつつ、無事学校も卒業できましたと』


ー おぉ〜すごいなぁ、フランス語習得と、職場と、ワインの知識を同時に手に入れたのか…

『全ての始まりはラーメン屋のバイトだからね笑

「ラーメン屋なんてワインに関係ない!」って切り捨ててたら手に入れられなかった縁だから不思議なもんだよね』


ー うん、やっぱ全てやってみないとわかんないんだなって痛感するよね。それで、学校卒業したらどうしたの?

『学校卒業して、何をしようかって考えた時に、その働かせてもらってた会社がとっても好きになってたことに気づいたんだよね。

小さい会社なんだけど、その分アクティブで、動きやすくて、僕のいるツイッター界隈みたいにフットワークが軽くて熱量もある。

そこで「成功するのってこいうところなんだろうな」って思って、改めて、そこで働かせてもらえるように頼んで、会社がビザを発行してくれるようになって、今その発行待ちって感じ』


ー おぉ、それで今に至るってわけか!すごく濃厚な20代やな〜…かっこいいわ〜


『語学習得のコツ』

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(女装、仮装ティモさんです。イケメンは女装しても似合う。
確かこれ衣装がなくて銀さんのコスプレで使った時のやつの再利用)

ー えっと、じゃあそのバケモノじみた語学習得のコツを少し聞いちゃいたいんだけど、まずなにから教える?

『ぼくがまず言うのは

「才能と頭の良さは関係ない。必要なのは作業量とモチベーション維持だけ」

ってこと。

質も大事なんだけど、そもそも最初は量をこなさないと質なんてわからない』


ー 確かに。勉強法って自分にあってるかどうか=質だもんね。量をこなさなきゃわからないわけだ。

『そ、だからまずはとりあえず量。量をこなすことが大事。

僕が英語や韓国語覚える時にしたのは、1日400から600ぐらいの単語を見まくる。とにかく見る


ー へぇ、見るだけなんだ。

『スワイプすると単語がどんどん出てくるアプリみたいなので。

頭の中に「こういう単語があったぞーー」ってのを残すだけ。文字を見て、読んで、意味までわかったら右にスワイプ。意味や読み方はわからなかったら左にスワイプみたいな感じでどんどん覚えていく。

そうすればわからなかったものを効率よく何度も見ることができるからね。それを暇な時とかにガーッと毎日500単語くらい』


実はこれつい先日DaiGoが言ってた科学的に正しい勉強法の一つです。
ティモさんが韓国で勉強してたのは遥か昔。そんな時から自分の中で見つけた勉強法が科学的に根拠があるものだったというのはさすがティモシーさんとしか言いようがない


『ただ、その中にコミュニケーションをする上でいらない単語といる単語がある。例えばりんごやオレンジ。これって日常会話のなかでその実物がある場面で話すことがほとんどなんだよね。だからその場で指差して「これ1つください」って言えればそれだけでいい。まず覚えるべき単語はそういうもの』


ー 確かに。使っていれば勝手に覚えられる単語と、知っておくべきものっていうのはあるよね。

『そうそう、むしろそうやって実地で覚えたほうが記憶に残るから、絶対に覚えるべき単語は「これ何?」「韓国語でなんて言うの?」とかそういうものなの。』


ー なるほど、やっぱり忙しい中で言語を習得してきたティモさんはかなり効率化して勉強してたんだな

『まぁ、ここまで軽くテクニックを話したけど、やっぱり必要なのは勉強を維持するためのモチベーション。

その為に必要なのが

「自分がなんの為に語学を学ぶのか」

「これを学ぶことによって自分は何ができるようになるのか」

「どういう成長があるのか」

を突き詰めることが一番最初にやるべきことかな。これがしっかりしてないとすぐに方向性を見失って継続ができなくなる。


ー 言ってたよね、一番最初に言うことは作業量とモチベーション維持だって。そのために必要なプロセスってことか

『そう、そこでもう一つ同時に持って欲しい感情が"義務感"


ー へぇ、意外。言語は楽しく学ぼう!!とか言うと思ったわ。

『「勉強してるんです〜」って言いたいだけの人はそれでもいいんだけど、本気で習得したいなら間違いなくそういう"ある程度"のストレスは必要だと僕は思ってる』


ー 楽しんでやればずっと続けられるよ!とかいうのじゃなくてそっちの方がずっと信憑性あるわ笑

『そう、楽しいとかも必要だと思うんだけど、楽しいっていうドーパミンっていつか必ず切れるんだよね。だから継続に必要なのは「義務感」これは短期的に本気で習得する為には絶対必要なもの。

もちろん、楽しさも必要。ただ、交互湯みたいに「ちゃんとやる時」「楽しむとき」が必要。どっちかだけだと破綻しちゃうからね。』

(さっきのフランスのレストランの話)


ー もはや語学や勉強に限った話じゃないよね。実際ティモシーさんはそれを突き詰め続けた結果で今ここにいるわけだし。言葉の重みが違うわ。

『はは笑ありがとう。そう、自分の中で整合性が取れてないとすぐに破綻するからね。

僕が語学を広めてるのも、勉強してるのも、あくまで僕が外国に行って、仕事をして、いろんなところで勉強をして、いろんな人とコミュニケーションをするための手段として使うこと。

あとは単に語学が好きだからって理由だけ。そこで得た知識とテクニックを必要な人には公開するけど、必要がない人に無理に勧めたりはしないよ


ー まぁ、実際必要とする人はいるだろうからね。そういう人に向けてやってるマガジンがあるんだっけ?

『あるよ!もっと深いテクニックや、僕の最新の勉強の仕方、参考書、アプリとか全部公開してる『Re:ゼロから始める語学習得』だね。英語だけじゃなくて、様々な言語に対応してるよ!』

ー (受験生の時に知ってたかったぜこんちくしょう…)



『何をすればいいかわからない人へ』

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(イケメンは腰に何巻いても許される)

ー いやぁ、ティモさんのスタート地点ってやっぱり「自分が何がしたいかわからない」っていうことに真剣に向き合ってることだと思ったんだよね。

僕もずっとその悩みを持ってて、そういう人はいっぱいいると思うんだ。なんか一言ないかな?


『うーん、そうだね。僕も最初韓国に行こうとか思ってた時はワインをやることになるなんて想像もしてなかったよ。

だけど、いろんなところでいろんなことをしていく内にワインやお酒ってコンテンツがスッと自分の中に入って、周囲の環境もなぜかそれに関係のある人が集まって、トントン拍子で進んで行ったんだよね』


ー うん、俺スピリチュアルとかあんまりだけど、ティモさんの話を聞いてると、なんというかそういう力を感じざるを得ないよね。「引き寄せの法則」とかで説明するには安っぽすぎるほどに。


『実際僕も生きてきながらそういうものを感じざるを得ないほど、スムーズに進んだんだよね。曖昧なものなんだけど、そういうのがあるのは事実だと思う。

実際、香港で21の時にそれがわかって

「よっしゃあああああこれが俺のやるべきことやあああああ」
みたいな熱量もなく

「あ、これしか俺はできないんだな」
とかネガティブさもなく。

「あ、多分僕の人生ここなんだな」って自覚してピースがハマったような感覚があったんだよね』


ー スピリチュアル的に言わなきゃ「行動したものにのみ幸運は訪れる」って感じだろうね。実際ティモさんも状況が行動した時は全てなんらかの行動を起こしてるもんね。

『確かにそうだね。だからいろんなことに挑戦して欲しいと思うよ僕は。

広く浅くのタイプを恥じることはないと思うよ。見つかったら深めればいい』


ー まさに俺に向けたような言葉だな…広く浅くを恥じる必要はないってMASAMIさんにも言われたわ…

『もちろん、僕がそういうタイプだったからってだけだけどね!

専門性があるひとのことを羨ましくも思うよ。最初から「やっぱり自分はこれだ!」って絞って戦える人は強いし、憧れたりもする。でも僕はいろんなことに挑戦してみたいから、そういうスタイルをとってるだけ


(片方だけを否定したりしない、マウント取らないってスタイルがティモシーさんらしくてとてもいい)


『そうやって自分は広く浅くのタイプって気づいてから、韓国以降は資格とかとってないんだよね。

資格の能力だけが求められちゃうと、やることってその枠組みの中だけに制限されちゃうじゃん?

だから僕としてのキャラクターを欲しがる人の元に行きたいって思ったんだよね、僕がしたいことを相手も必要としてくれるような』


ー なるほど、今の会社がそれってこと?

『そう、今の会社は小さいんだけど、僕のそういう語学、キャラクター、熱意、考え方を必要としてくれてるんだよね。

なぜかって、僕と同じようにワインやお酒が好きで、海外進出を狙っていて、規模の拡大や、イベントで新しい層にリーチしたりしたがってるから』


『だから、僕がツイッターとかネットとか個人とかでしてる勉強や活動全てが僕の会社の利益にもなるんだよ。

僕が語学を覚えれば覚えるほど、会社がその地域に進出する時に僕を使えるし、イベントで有名になっても利益に繋がる。そうやっていろいろなことが活発化するから、会社も僕の活動を支援してくれる』


ー やばいなそれ、会社を利用して、会社もティモシーさん利用してって、それもはやタバティーやん(zozoの田端さん)

『あ、確かに笑
僕あの人の考えかためちゃくちゃ共感できるんだよね笑。そういうところはあるかもしれない』


『僕が名前を売れば売れるほど、僕の紹介するワインを買ってくれる人が増えるでしょ?僕の会社で売ってるワインはもちろん僕が自信を持って勧められるものだから、勧めるでしょ?そうしたら会社も嬉しいじゃん。もちろんその活動は個人でやってるから、ニーズによっては他のところのワインを勧められるっていうのがいいよね』

ー 確かに。会社の指示でそういう活動してたら自社製しか勧められないからね。枠組みに囚われたくないって言ってたもんね。


『そうそうまさにそれ!会社の利益のために自分やお客さんに嘘をつくとか嫌なんだ』

ー まさに三方良しだな。素晴らしすぎる。

三方良し
なんか江戸時代のどっかの会社の理念であった気がする「自分良し」「相手良し」「社会良し?」だっけなっていう考え方


今後の展望とかも色々聞かせてもらったんですが、ちょっとボリュームが大きくなりすぎるので、今後の展望はティモさんのホームページから見てみてください。デザイン性も高く、かっこいいのでその雰囲気だけでも。というか、もう見て↓かっこよすぎて語彙力なくなるやん。



『全てに飛び込んでみよう。やっってみよう。役に立たなそう、興味がなさそう、関係なさそうなもの全てどっかで結びつけられるから』がティモシーさんのポリシー(お?今韻踏んだ?)らしい。

まさにその生き方を体現して、その場その場で人を魅了して輝くともしさんはめちゃくちゃ魅力的でした。

今後とも応援しています!頑張ってください。


『おまけ』

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さて、今回のおまけですが、私的にかなりおすすめです!

内容は『ワインの楽しみ方』

いやぁ、わかる。わかるよ。ワイン興味ない人からするとどうでもいいよね。だけどね、この内容、むしろワインに興味がないような環境にいる人ほど使えちゃうんです。

実際僕はここで聞いたことをそのまま使って、結婚式場でお姉さまやおじさまに『え〜ワイン詳しい!!すごいわかりやすかった!』とか『若いのにしっかりしてるねぇ、余計美味しく感じるよ』などのお言葉頂きました✌️

そして、何より軽く女の子と宅飲みする時のワインを選ぶときに「〜産のワインだったらこんな感じだと思うんだよね」って言えるようになります。

覚えることはほとんどないです。今まであなたが身につけた知識が直接ワインに結び付けられる方法を紹介しているので、ぜひ見てみてください。

何よりもワインの楽しみ方入門にぴったりです。いつも気軽に飲んでるワイン、もう少し楽しめるようになることを保証いたします😉

ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございます!


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