見出し画像

写真が好き?カメラが好き?

SNSでよく見かけるハッシュタグ

#写真好きな人と繋がりたい
#カメラ好きな人と繋がりたい

写真撮られてる方で、一方つけられてる方、両方つけられてる方、多いかと

自分の作品を多くの方に見て貰いたい。そんな目的で両方のハッシュタグつけられてる方も少なくないかと

この両方付けてる方と、そうでない方の撮る写真に
違いが結構見られるなと感じるのは自分だけだろうか

作品と道具

あるプロカメラマンが言ってた言葉

写真は作品、カメラ・機材は道具


料理に例えると、カメラ・機材は調理器具、写真はでき上がった料理だそう。なるほどと思った

自分が好きな美味しい料理を作りたい
そのために必要な素材を集め、必要な調理器具を使って、自分なりの味付けをする

同じ素材を使っても、同じ料理にならない

同じモデルさんを、同じ場所で撮っても、同じ写真にならないというのは、そういうことなんだなと

・良い素材探しが、モデルさん選び・ロケーション・どの角度から撮るか、構図をどうするか等

・料理する時に使う調理器具がカメラ等の機材

・味付けが現像

こう考えると腑に落ちることが多い
同じ場所で、同じモデルさんを、同じ機材で撮っても、同じ写真にならないのは当然だなと

素材? 調理器具? 味付け? 

だから、写真好きとカメラ好きは根本的に違う
現場でご一緒するカメラマンでも話が合う方と、そうでない方がいるのは、そういうことだと思う

素材選びなのか、調理器具なのか、味付けなのか

違う観点で話してれば、噛み合うわけない

特に自分が苦手なのが調理器具の話だ
「この包丁で絶対いい料理作れるからおすすめ」という話を永遠されるのは正直苦痛でしかない

「このカメラ・レンズ凄い描写だよ」「この広角レンズ歪み少ない」「ナナニッパの望遠ズームはあった方が絶対いい」とか
肉料理、魚料理作る時の包丁、ケーキ作る時のナイフ等の話を同じ土俵でされても…苦笑

「JPEG撮って出しが大前提。それが出来て一人前」というのも苦手
自分は現像でこそ、自分の色が出せると思ってる
現像しないのは、味付けしない料理と同じ。生の素材の良さを味わってくださいと言ってるのと同じかと
(そもそも、JPEGだってカメラ内で自動現像してるけど)

味付けも同じなんですがね
和食が好きな人がいれば、中華、洋食が好きな人も
その日にもよるし、季節、年齢にもよる

自分にとって重要なのは

一流シェフは、一流の調理器具を使うのだろうけれど、それは確かな腕があって、作りたい料理に合わせ最適なモノを選んでいるから
そんなシェフでも、悪い素材で、味付けも適当だったらどうなんだろう? いくらいい包丁持ってても満足する料理作れないはず

自分の色・世界観を表現したいというカメラマンは多い

ただ、そういう方の中でも、いい包丁は…みたいなことだけ新しいモノ出る度に色々語って、バンバン買ってる人も実際に多い。アマチュアだけでなくプロも有名Youtuberも

自分にとっては、まず素材選びと味付けの仕方をしっかり学びたい。調理器具の基本的な使い方ぐらいは知っておきたいけれど、包丁選びはその後でいい
(予算もありバンバン買えないので、最低限必要なモノは少しは考えたいけど…)

何をどう撮るか、どう表現したいか、感じたことをどう伝えたいか、に自分はこだわりたい

写真好きでありたい

iPhoneで撮った写真でもハッとするような写真があるのはそういうことなんだと思う

自分は写真好きでありたい

皆さんはどうなんでしょうか?

上手い写真と、いい写真は、また別の話かと
長くなったので、またの機会に

最後まで読んでいただきありがとうございました

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?