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好きなことが見つからないと焦っていた私が変わるきっかけになった友人の言葉

去年もっとも印象に残っている友人からの言葉を紹介します。

それは「好きなことが見つけられないなら毎日を丁寧に暮らそう!」という言葉。

当時の私は派遣の仕事を辞めて、副業を本業にしようか、転職しようか自分のキャリアについて迷っていました。

そして仕事に繋げられるような熱量の高い「好き」を見つけなきゃと焦っていました。

成果を出している人が目に付く

周りを見ても、自分はこの道でいくと決めて着々と歩みだしている友人や、報酬は少なくても大きなやりがを感じながら仕事をしている人、着実に成果を出し始めている人など、自分がちっぽけだと感じるばかりでした。

好きなこと見つけなきゃ、早く没頭できるようなものを見つけなきゃ、と焦る私は、

「ねぇねぇ、私どうしてったらいいかなー」

なんてぼんやりとした質問を、その日もあなたに投げかけていました。

「好きなことしたらいいよー」

あなたはいつものように優しい返答。

「でも、その好きなことがわからないよぉ、中々見つからないんだよ」

ちょっと泣きたい気分になるわたし。

「そっか〜じゃあ毎日を丁寧に生きる!」

あなたの言葉に最初は拍子抜けしました。

早く好きなことで生きていくために何かを見つけなきゃと思っていたので、そんなこと?と簡単すぎるクイズを出された子供の気分に。

でも同時に「そっか、まずはそこからでいいんだ」と安堵もありました。

ずっとフワフワ落ち着かなかった足元が、ちゃんと地面について、しっくりきた感じ。

毎日を丁寧に過ごしていく中で得られたこと

あれから3ヶ月。

住む場所も仕事も変えて、ここまでガラッと環境が変わるとは思ってなかったけど、あなたがくれた言葉が大きなキッカケとなりました。

「毎日を丁寧に暮らす」

思い切って環境を変えてから、言葉の通りに丁寧に暮らすことができたと思います。

毎朝ちゃんと布団を整えてから出かけるようになったし、

毎日お弁当を作るようになって以前にも増して料理が好きになったし、

秋には紅葉した、冬には雪が積もった木々を見ながら通勤するようになったし、

空の青さも、夕焼けのオレンジも、綺麗な星空が出てるかも毎日楽しみながら観察できるようになった。

毎日を丁寧に過ごすって、こんなにも大事なことだったんだって気付けました。

焦る気持ちと上手く付き合えるようになった

熱しやすく冷めやすい私は、これが好き!これが得意!と自信をもって言えることはあまりないけど、毎日が楽しいと気にならなくなりました。

そして不思議なことに、毎日を楽しく過ごしていると、もっと何かやってみたいなって気持ちが湧いてきました。

まだまだ自分のことで精一杯だけど、以前の私のように焦っている子がいたら、あなたがくれた言葉をプレゼントしたいと思います。

無理して好きなことなんて見つけなくていいよって。

毎日を丁寧に暮らしてみようって。

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