見出し画像

株式投資のリスクを考える

みなさん、こんにちは。
年が明け、もうすぐ1月が終わろうとしています。
新NISAもスタートしました。
昨日、家の近くの本屋へ行ってみると、
NISA関連の投資の本が本当にたくさん並んでおりました。

私も以前から、
NISAは始めたほうが良いと投稿させて頂いておりますが、
何を根拠にそんなことが言えるのか、
今回はもう一度考えてみたいと思います。


株式投資は自己責任

NISAのメリットは、
既にご紹介しているとおり、
年間の投資限度額の範囲内で購入した株式・投資信託等の
配当・分配金を無税で受け取ることができ、
保有株式等を売却したときの儲けも無税で受け取ることができる制度です。
(逆に売却損発生時に使える損益通算等は利用できませんが。)

通常20%程度の税金が課税される株式等の配当を
無税で受け取れることは、それだけでメリットになります。
ただ、仮に持っている株式等の価値がどんどん下がってしまったとすると、
いくら配当をもらえたとしても、配当額自体もどんどん下がっていき、
売らなかったとしても含み損を抱えることになってしまいます。

今は世の中全体が、
NISAをやろう!という風潮ですが、
100%儲かるかどうか分からない株式投資に本当に手を出していいのか、
それよりも堅実に貯金を増やしたほうがいいのではないか。
と、考える方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

株式投資は100%自己責任です。
NISAを利用して投資したからといって、必ず儲かるわけではありません。
長く投資していれば、上述のような株価の下落を経験することもあるかもしれません。

普通預金にもリスクはある?

貯金はどうでしょうか。
普通預金の金利(利息)は0.001%/年程度。10年定期で0.2%/年。
仮に1,000万円預けていたとすると、普通預金で年間100円、10年定期で年間2万円の利息しかつきません。

さらに今はインフレで物価が上がっています。
この金利で普通預金にずっと預けていると、自分が持っているお金の価値が下がってしまう可能性もあるかもしれません。

であれば、リスクはありますが、
株式投資の道を探る必要があるかもしれません。
では、株式投資にはどの程度のリスクがあるのでしょうか。

例えば、トヨタなどのいわゆる個別株を購入しようと考えると、
トヨタの業績の浮き沈みによって株価が変動しますので、
それなりのリスクは覚悟しなくてはいけません。

では、投資信託はどうか。
例えば最近よく耳にするS&P500はどうでしょうか。

S&P500

S&P500とは、
米国の代表的な株価指数の1つで、
米国株式市場全体のおよそ80%の時価総額比率を占めているそうです。

つまり、S&P500に投資するということは、
アメリカ市場に投資するのと同じようなことになり、
個別株でトヨタ1社に投資するよりもリスクが分散されることになります。

さらに世界の株式時価総額のうち、米国株式が占める割合は44.8%。
つまり世界のほぼ半分をアメリカ株が占めていることになります。

そう考えると、
S&P500に投資することは、個別株1社に投資するよりも
かなりリスクが軽減されるといえます。

また以下は、S&P500の10年チャートになります。
コロナやウクライナ戦争などにより、一時的に株価は下がっておりますが、
それでもこの10年で株価は1,859円から4,890円に上がっており、
年利回り16.3%で運用されています。

YAHOOファイナンスより

まずは広く投資しよう!

ここから先10年が同じように右肩上がりとなるかどうかは
正直誰にも分かりません。
ただ、世界の株価に大きな影響を与えるような疫病、戦争などが万が一起こったとしても株価はいずれ回復するという事実もございます。

これらのことを踏まえて、これからNISA等で投資を始められる方は、
まずは投資信託で広く投資してみるのは如何でしょうか。
そうすれば、ある程度リスクも分散されるので、投資しやすくなると思います。

みなさんがご納得して、投資を始めることができれば幸いです。
今回もありがとうございました。


この記事が参加している募集

お金について考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?