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【読書感想文】生きものの不思議な能力や習性を知れば、目の前の世界が変わる!『わいるどらいふっ! 身近な生きもの観察図鑑』

作者が、自宅の庭や近所の公園で見つけたさまざまな生きものを紹介する本です。写真やイラスト、図解などで、生きものの特徴や生態、飼育方法などをわかりやすく解説しています。虫や鳥、爬虫類、両生類、魚など、100種類以上の生きものが登場します。

私は、この本を読もうと思ったきっかけは、子どもの頃に好きだった生きもの図鑑を思い出したからです。昔は、図鑑を見ながら、自分の周りにも同じ生きものがいるのかなと想像していました。でも、大人になってからは、生きものに関心を持つ機会が少なくなりました。この本を読んで、再び生きものに目を向けることができました。

この本の魅力は、身近な生きものでも、驚くべき発見があるということです。例えば、春には、ギフチョウやカタクリ、アカネズミなどの花や動物が登場します。ギフチョウは、花粉を食べるのではなく、花の蜜を吸うのだそうです。そのため、花粉媒介の役割は果たせません。しかし、花はギフチョウを騙して、花粉をつける仕組みになっているのです。

このように、この本では、知っているようで知らない生きものたちの驚きや面白さを、楽しく学ぶことができます。また、コミックの他にも、オリジナルのイラスト図鑑やコラムも収録されており、生きものたちの詳しい特徴や生態を知ることができます。私は、特にコラムの中で、動物たちの恋愛模様や托卵、渡りなどについて書かれているものが興味深かったです。

この本は、身近な生きものを観察することで、生きものの多様性や不思議さ、美しさを知ることができる本です。生きものに興味がある人はもちろん、そうでない人でも、この本を読めば、生きものに目を向けるきっかけになると思います。この本を読んで、生きものとの新しい関係を築くことができました。

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