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歌詞とかそういうの

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記事一覧

161318_大丈夫

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説明すればわかり合えるというけど、説明してもムダかも知んない。だってわたしも説明したもん、だってあなたはわかってないでしょ。

やってみなきゃわからないなんていうけど、やってみてもダメかも知んない。だってわたしもやってみたもん、なのにあなたはかわってないでしょ。

でも大丈夫、それはわたしの希望でもある。問題は、わたしがどうふるまうかの呪いだよ。あなたの

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151025 煙の僕ら

A
手を差し伸べて、近くの遠く
夜を行く列車の音(ね)がきこえる
抱きしめて、遠くの近く
雨上がりの土の匂いがする
ここがどこかを忘れても
僕は何かを信じられるかな

B
愛に名前を付けたから
僕らはまだ気づかない
でもすっかりおかしくなっちゃったよ
愛に名前を付けたから
僕らはもうわからない

C
求めるものを求めるままに、さあ
忘れたって、忘れなくても
全部がここにあるままで
その名前も置いて

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150810 夜の底で泳ごう

A
空が暑くて重いから
夜の底を泳ごう
サングラスを掛けてこうよ
アスファルトの影が揺れる
この足取りで泳ぐ
この足取りで泳ぐ

B
隙間からあの空を見上げるんだ
何てここと違うんだろうか
何でここは底なんだろうか
何が間にあるんだろうか
何が間にるんだろうか

A
風が温(ぬる)くて重いから
月の影を漂う
吐いた息が空へ浮遊し
伸ばした手に音が溶ける
それを掻き分けて招く
それを掻き分けて泳ぐ

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150810 子供の知ってる知らない大人

あなたは子供の知ってる
知らない大人でした
顔は知りません、名前だけ
声は知りません、言葉だけ
なのにずっと同じ時代を生きている人でした

あなたは大人になっても
覚えてる大人でした
お顔は存じ上げています
お声は伺っております
やはりお目にかかった事は無いのですけれど

教科書を先生が褒めました
漫画を友達が笑いました
テレビはこの人が優勝だと言いました
僕はまだあなたを知らない

けれど
二十

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150615 穴なのだ


大事なものは穴なのだ
手で触れない穴なのだ
穴の形が問題だ
はまるかどうかが、ねえ心配だ


大事なものは穴なのだ
残ったそれは穴なのだ
何も無いから心配で
いつまであるかが、ねえ問題だ


人間だって穴なのだ
あの子もあんな穴なのだ
抱きしめられずにもどかしい
何も出来ずにもどかしい


あなたの事を思うたび
僕の穴には風
穴、穴、夢でひとつに


肉と骨、血と心、土と木、

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150719 たてまつられたひと

お父さんは帰ってこないのよ
神様になったからね
ほかのおうちではお盆にくるよ?
ほかのおうちでは仏様なのよ
ほかのおうちとうちはちがうの?
ほかのおとうさんのうちはちがうの?
お父さんはお父さんよ
うちのひとよ
お父さんはお父さんよ
お父さんは昔こどもだったし
お父さんにもお父さんがいる
しんじゃってお父さんじゃなくなるなんて
変ねえ
お父さんはお父さんよ
さいしょからずっとよ
お父さんはきっとあ

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ダンスなら結構な事

ここのところしばらく、「ひとの絵をきっかけにして僕が歌をつくる」という事について考えていました。そのことについて書きます。

しばらくの間なんとなく考えていて、先日ふと、ああそうかと思った。
これ、ダンスだ。ダンスと同じだった。

以前に幸いな経験でミルフォードグレイブス氏のドラムと田中泯氏の踊りでのステージを観た事があります。あれは帰ってから「ダンスの様な音楽と音楽の様なダンスだった」とメモした

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150326 触っておいで

A
歴史を語る その声は 音読
歴史を守る その声が 民族
誰の声が 誰の声で いつもそれを 朗読
誰が記す 誰が語る なのに今も叫ぶ僕

B
物語に騙されるな
論よりも証拠がそれだ
物語は手渡せない
一番遠い所への誘い
君がそれを触っておいで

B
物語を印にするな
論より証拠がそれだ
織り目の手ざわりが
心の底で繋がってる
時の砂が集まるところ

C
誰のせいで 誰の禊が
誰が築く 誰が満

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150514 化石

A
響きは昔 静かに森を抜けてきた
響きは昔 何とも交わらなかった
響きはいつか 遠くで失われるだろう
響きはきっと もう死んでいる
元の場所にはもう何も無い

B
これは化石なの 響きの化石
土の中から取り出して、そっと形を確かめて
化石も私に耳を澄ます だから
私達は交わらないまま
安らかに溶ける事が出来る
私達はまだ生きて
置き去った死の事を語り合う

C
もう居ない私
昔もう鳴り止んだ

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"What a Wonderful World” ウクレレ版

ひとつ前にアップしたノートのウクレレ版です。この夏にウクレレの弾き語りにでも挑戦してみようかな!という方向けに。(内容の正しさに保障を付けられないですけど、まあやってみたらきっと楽しいですよー。)

[A]と[A’]はメロディーとかがほとんど同じ、[A]と[B]とは違う感じだよ、という意味です。

最初に「スリーコード版」と次に「少しだけコードが多い版」とがあります。

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What a Wonderful World (簡単コード)とカバキーニョのコード押さえ方

前にアップしたのの改訂版です。
間違いのところをとって(とはいえまだちょっと不自然なんですけれども)、より単純にしました。

[A]と[A’]はメロディーとかがほとんど同じ、[A]と[B]とは違う感じだよ、という意味です。

最初に「スリーコード版」と次に「少しだけコードが多い版」とがあります。

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>
> ルイアームストロングさんで有名な歌で曲です。
>僕

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150704 夏が始まりそう

[A]
夏が始まりそう
麦わら帽子、買いたい
どうかな、今年の日ざし
くつの中の指はまだ白いね

[A']
夏が始まりそう
まるで音を立てて葉が伸びた
子供の時の日記は捨てた?
めくる先に無い未来だ、今日も

[B]※
夏の白い雲
夏の光る木漏れ日
夏の遠くのサイレン
夏のその先の約束
袋に詰めた夏の洗濯物

[C]
全部ぜんぶ思い出だろ
全部ぜんぶ消えただろ
日焼けした少年の勇気も
素足の少女の

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150707 景色と

[A1]
C      G7
あのとき仕事をやめて
F      C
結局は良かった
F      C
笑顔をつくらず
F    C
君は言った

[A1]
前なんか見ちゃいない自分に
気が付いたよ
笑顔と共に
君は言った

[B]
F             Em
今だって前なんか見ちゃいない
F              Em
だれだって前なんか見ちゃいない
F           F    

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150716 風の人

[A]
C  Em C  Em 
あなたはたたずんでる
C Em
風が吹いて
C  Em
影が揺れても
C    Em  C  Em
あなたはそこに たたずんでる
C  Em  C   Em
あなたは 生きている

[B]
F   Em F  Em
あなたは風の人だよ
C   Em   F  Em
遠くの楽団の音を運ぶような

[A]
あなたはまどろんでる
雲が流れて
光が変わっても
あなたはそこ

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