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プライドをズタズタにしてくれた支店長【やさしさってなんだろう】

日刊【書くメシU30's】マガジン木曜日担当のgata(@shoyaatg11)です。


最近、4歳の息子に「パパの顔怖い。」と言われ、1歳半の娘に「鬼の角のジェスチャー」を無言でされるという、ショックな出来事から立ち直れずにいます。
いつもは優しく、時に厳しく。このバランスは最高に難しいです。

そんなこんなで今日は、改めて「やさしさ」について考えてみます。


入社直後〜新卒時代〜

学生時代は、フルコミでインターンしてたり、NPO、ラジオパーソナリティー、社会人の学校の立上げ、Facebookセミナーなど色々やっていたこともあり、ツンツンに尖って、俺は出来る子だと勘違いして今の会社に入社しました。

会社も新卒ながら5社目と、他の学生よりかは多くの経験をしていたと思います。

自信満々で入社し、「早く結果を出して突き抜けてやる」と考え、仕事を行なっていましたね。

ところが、一人で受注出来るようになるまでは苦労しました。以前からテレアポや営業はやっていたので、良いリードを確保するという部分に関しては長けていたのですが、とにかく現場力が弱い。

100人規模のプレゼンなど大学時代からやっていたので、苦手ではなかったのですが、聞く力が圧倒的に足りておらず、好き勝手自分の話したいことを話しまくるし、うわべだけで本質ではない話をするタイプの営業マンだったと記憶しています。

休みの日は1日中Macの前で、ビジネス系の記事や新聞を読み、それをまとめていたこともあり、中途半端に知識はあったのがこの悪い状況を加速させました。

やたら横文字で難しい言葉を使いたがるし、「横文字の山縣」とずっと言われていたのははっきりと覚えていますw

これらをまとめると、

とにかく自分の話しを聞いて欲しくて、自分をよく見せたい!

営業マンとして、最悪ですねw

最初にあえて色々やっていたことを挙げましたが、当時は自分をよく見せたいからとりあえず多くのことにチャレンジしてみただけで、逆に言うと1つに絞って突き詰めることが出来ていなかったのだと思います。だから話が薄っぺらい。

それでプライドも高いので、上司も先輩も管理部も最悪だったと思います。

そりゃ、上司みたいに受注出来ないわけです。今振り返ってみると当たり前です。


プライドをズタズタにしてくれた支店長

こんな新卒時代でしたが、「お前はまだまだだ!」と気付かせてくださったのが、当時の支店長でした。

営業力、企画力、マーケティング力どれを取っても天才的で、戦略も立てて結果を出し続けるという憧れの存在であり、部下想いの良い方です。

そんな支店長だからこそ仕事や結果には相当厳しかったです。支店長の詰め会は相当心が折れそうになりました。いや、折れていたかもしれません。

もちろん、詰め会ではゲキ詰めもしていただきましたし、別で呼び出されることもありましたが、プライドがズタズタにされた一番の理由は、支店長に何一つ勝てないと感じたことです。

運動神経も良い、頭も良い、仕事も出来る、何一つ勝てない。

自意識過剰で歩んできたこれまでの人生をあのタイミングで思いっきりぶち壊してくれたからこそ、今の自分があるのだと思います。


間接的なやさしさ

結論、やさしさって直接的なものばかりではないと思うんです。

・いつも気遣って、何かあればすぐに声をかけてあげる
・誰かが困っていたら助けてあげる
・相手の気持ちに立って考え、行動する

人によって様々な”やさしさ”があると思います。

メモの魔力を書いている前田裕二さんとか、やさしさの塊だと思いますし、大多数の人が連想するやさしさで言うと、日本代表レベルですよね。


ただ、今回の支店長の話のように背中で見せて、間接的に周りを変化させてあげるというのも、気付きを与えて考えさせるという意味でやさしさなのかなと。

答えをあえてあげないというニュアンスが近いです。

直接手取り足取り教えてあげたり、いつも気にかけてあげたり、普段から声をかけてあげたりするのももちろん大事ですが、やっぱり成果を出していて、新しい情報を様々な場所で取り入れ、施策として落とし込むことを実際にやってのけている人もカッコ良いです。

ビジネスマンとして目標になっていますし、一緒に働きたい、着いて行きたいと思うんですよね。

忙しいから教えてあげられないけど、俺の行動から学べよ?

こういう、やる気にさせてくれるやさしさが大好きなんですよね。


普段、周りに優しく出来ているかなー?とか考えることもありますが、考えてみるとやさしさって色んな捉え方があります。

実際にこの支店長は、直接的なやさしさもあったのですが、間接的に伝わってくるやさしさもあると今振り返ってみたことで認識できたので、色んな意味で周りにやさしくあろうと思います。

やさしさの定義は人それぞれ違うので、たまには上司、部下、奥さん、子供などに対する「それぞれのやさしさ」を考えてみるのも良いのではないでしょうか?

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