オーガンジーポイの扱い方 【見せ方編】

オーガンジーポイの扱い方について、色々と書いていこうと思います。

僕のオーガンジーポイの使用歴は2018年12月現在で9年くらいです。
ジャグリングやっていない人の前でのパフォーマンスもしていました。
ルーチンはYouTubeに上がってるもので現在、6個あります。動画にしていないものも合わせるとその倍くらい作りました。

今回は、ルーチンを作るにあたっての見せ方について、僕の感じた道具の特徴と意識していることを書きます。

【それ以外のポイ(コンタクト、ライト)と比べたテールポイの特徴】

(利点)
・テールの軌道が残るので昼間でも映える
・ポイのヘッドを持った状態で腕を振るとテールの動きだけで見せられる
・テールのヘッドへの付き方の関係で、縦の面での回転とホリゾンタル面での回転で見え方が変わるので、ホリゾンタル面やアトミックが映える
・動いている状態から止めた時に、ポイ自体からテールが遅れて止まることで、余韻が残る
・風の影響を受けるので、回していない時に風でテールがなびくことがプラスになることもある
・道具の面積が大きいので空間を埋める割合が多く、回していないときの絵が映えやすい
・テール自体の動きにランダム要素が多く、生物や自然物的な印象にしやすい

(欠点)
・技の幅が狭まる。どうしてもロール系、アイソレーション系、フック系、ハンドルを回すマニピュレーションがやりづらく、見映えも悪い
・回すことが動作の中心になりがちなので、メリハリがつけづらく、単調になりやすい
・テールが絡まる可能性が出る。絡まると見映えが落ちる
・風の影響を受けやすく、見え方が変わる可能性やミス、テールが絡まる可能性が上がる
・テール自体の動きにランダム要素が多くノイズになるので、すっきりとした印象やミニマルな印象にしづらい

【その他のテールポイ(インフィニット、ウルトラ、スカーフ)と比べたオーガンジーポイの特徴】

・全体的に柔らかい印象になりやすい
・テールが数本に分かれているためポイの扱い方によってはテールがばらける。これによって印象のメリハリがつけられる
・ホリゾンタル面と縦の面での見え方の違いが小さい(ウルトラポイが大きい)
・動いている状態から止めたときにテールがよりゆっくりと動くので余韻をより印象付けられる

【特徴をどう活かすか】
上の特徴からピックアップして、具体例交えて意識している点を書きます。

・ポイのヘッドを持った状態で腕を振るとテールの動きだけで見せられる
⇒ 回す以外の動作なのでメリハリがついて、綺麗かつ使いやすく演技中にほぼ必ず入ります。
例)
gray : https://m.youtube.com/watch?v=88QGKiV9uBA
0:13〜0:25

すべての人へ : https://m.youtube.com/watch?v=roFEUUYLrAU
1:01〜1:10
2:24〜2:27
2:59〜3:05
0:07〜0:18

tai rei tei rio : https://m.youtube.com/watch?v=T3VOM44uCbE
0:08〜0:18
1:39〜1:41

旅路 : https://m.youtube.com/watch?v=CQYKi0PeMIQ
0:54〜0:56

keshiki : https://m.youtube.com/watch?v=CgaINjFklQs
2:08〜2:10

call : https://m.youtube.com/watch?v=HJNf439mF-s
0:34〜0:36
2:40〜2:42

・テールのヘッドへの付き方の関係で、縦の面での回転とホリゾンタル面での回転で見え方が変わるので、ホリゾンタル面やアトミックが映える
⇒ ホリゾンタル面やプレーンチェンジを多めに使うことは意識しています。
アトミックは研究中です。可能性が多いと思います。
例)
すべての人へ : https://m.youtube.com/watch?v=roFEUUYLrAU
2:03〜2:17

旅路 : https://m.youtube.com/watch?v=CQYKi0PeMIQ
1:03〜1:10

keshiki : https://m.youtube.com/watch?v=CgaINjFklQs
2:13〜2:45

call : https://m.youtube.com/watch?v=HJNf439mF-s
1:36〜2:36

・テールが数本に分かれているためポイの扱い方によってはテールがばらける。これによって印象のメリハリがつけられる
⇒ 手に持って腕を振るとき、トスするとき、ストールするとき、ラップするとき、手に持つとき、手から離すときにばらけやすいです。
狙ってやるのは難しいですがばらけた瞬間が美しいと思っています。

・道具の面積が大きいので空間を埋める割合が多く、回していないときの絵が映えやすい
・テール自体の動きにランダム要素が多く、生物や自然物的な印象にしやすい
・全体的に柔らかい印象になりやすい
・動いている状態から止めたときにテールがよりゆっくりと動くので余韻をより印象付けられる
⇒ このあたりのことはルーチン全体で意識しています。
自分の好みとか見た目とか動きの癖に、これらの特徴が合い、使う曲やどういう雰囲気にするか考えるときにオーガンジーポイが合うことが多いです。

【最後に】
オーガンジーポイを使う人が増えてきたようなので需要があればいいなーという思いと、整理して言葉にしておきたいなという思いがあったので書いてみました。
オーガンジーポイはずっとお気に入りで使ってきたので、こだわりと愛着があります。

もっと技術面でつっこんだ【技術編】と、何回も壊して直してきたことでわかった【メンテナンス編】も書く予定です。

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