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パレスチナ自治区ヘブロン(3/4)

出入りは自由にできず、人々は食料を調達し、仕事するために国境を越えなければなりません。それが厳しく制限されると、地下トンネルを掘って密入国です。イスラエル側はそこからハマスなどの兵士が自爆テロとして潜入すると非難します。

それは一部事実でしょう。追い詰められた人々が過激になり、イスラエルに向けて攻撃をします。そのトンネルの入り口が一般市民の住むところにあり、武器を学校や市場に隠しているため、イスラエル軍はそこを砲撃し、子供や老人が犠牲になるのです。

そして、

Netanyahu defended his country's conduct of the fighting

as "justified" and "proportional".

(イスラエルのナタニエフ首相は、同国の戦闘行為は正当で、容認できる)

と主張します。

ここにある proportional とは「相手の行為に対して相応のことをする」という、報復を正当化する極めて明快な表現です。こうしてガザでの紛争は、新たな憎しみの連鎖を産み出します。

Hebron の路地や周辺の壁をみたとき、分断の現実を実感します。憎しみ以上に、生きてゆくことへの不安がそこにあります。実際 Hebron でもガザ地区と同じ紛争が起こり、今も国連の管理下で不安定な平和を保っているのです。

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