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#0128 父母に退職宣言をしてみた!!

私の人生の歯車が、ついに大きく動き出した。
2022年2月15日、父母に、ついに、満を持して、退職の意向と起業の方針を語った。
長らく当ブログの「アピールエリア」でカウントダウンをしてきた「Xデー」のビッグイベント(当社比)である。
正直言って、何を言われるものかと非常にビクビクしており、なかなか話し始めの取っ掛かりが掴めなかった。
内心かなり焦った。
金縛りにでもかかったかのように、言い出そう言い出そうとする言葉が出せないのだ。
結論を先に言うんだと、自分に言い聞かせていたが、なぜだろうか。父が先に座っていて、母が着席すると同時に話し始めよう、などと想定していたが、いざその現実を前にすると口籠ってしまい、話せない。
どうするんだ?このまま自分との約束を違えるのか?
俺は一生こんなチキン野郎なのか?
やっぱりか、やっぱり俺には言い出せないのか。
心底チキンハートの自分に憤りを感じた。
いったい、父母にさえ話ができずに、どうして職場で退職を願い出るなどということができるだろうか。
私の葛藤は続く。
目の前に並んだいつもの料理もなかなか喉を通らず、母には「どうした?具合でも悪い?」と心配される始末。
グダグダしてたらすぐにジジイになって死ぬだけだ。
この程度の困難は、さっさと乗り越えろ。
私はやればできる男なのだ。大丈夫。
最初の取っ掛かりのセリフさえ吐けば後は自動的に私の口から紡がれる。
私は無言のうちに、自分を叱咤激励した。
よし、今だ!
今こそ、未来の扉を開けるのだ!!
そして私はついに意を決して、まずは母に、そして父に、今の思いのたけをぶつけた。
「今の職場に勤めてかれこれ20年になるけどね、」
・・・我ながらいい感じの入りだった。
「これを機に会社を退職して、新たに事業を始めようと思う。」
よし、言えた。要するにこれが結論だ。
最も伝えたいことさえ伝えたら、あとは説明パートだ。
私は大山でのブルーベリー観光農園構想、ログハウスを拠点とした自然体験、ワークショップなどのイベント事業を手掛けて行く構想を語った。
父母には、そうしたポジティブな退職理由だけでなく、今の会社に勤め続ける限り絶対に避けられない数年毎の人事異動や上下関係の軋轢などがあって、やりたいと思えない仕事を今後またさらに20年以上も続けて行ける気がしない、ということも率直に語った。
父母の反応は、意外にもそこまでヒステリックに反対されるわけでもなく、「まあ、お前が辞めたいと言い出すのはこれが3回目だもんな」と半ばアキラメ感のあるコメント。
ほほう、父は何気にそんな数をカウントしていたわけか。
私は2回目かなと思っていたが、父の方が記憶力が良かったようだ。
ただ父からは「お父さんの意見としてはな、今年すぐやめると言わず、もう1年、2年ほどでも頑張ってみないか」くらいの事を言われた。
(世の中の家庭でも、父親としての一人称は「おとうさん」なのだろうか。我が家ではそう呼び習わしているので特段違和感がないが、もしかするとこういった所も親子共依存状態の一因と言えるのかも知れない)
まあ、それが親世代の率直な意見だろう。
意外だったのは、私が引っ越して一人暮らしをするという点に関しては、際立った反対意見が出なかったことだ。まあ、退職のインパクトがでか過ぎてそこまで思い至らなかっただけかも知れないが。
さすがにいきなり話してそれいいね!!と言ってくれるようなノリの人達ではないことは重々承知の上であったから、まずはこんなもんだ。上々の出来だ。
一応今日の私の大いなる一歩はそんな感じだった。
よくやった、俺。自分で自分に惜しみないエールを送りたい。
ようやく、私の人生の歯車が音を立てて動き出したのだ。
そして明日2月17日は、間髪を入れず職場に退職願を出す「アナザーXデー」である。
もう私は吹っ切れた。
何だってできそうな気がしている。
初稿220215
投稿220216

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今日のひとこと


他人の時間を買って、やってもらう

この記事は、ブログ「やまとも!」から転載したものです。

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