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カテゴリー4「組織能力」〜「経営品質」その10〜

このカテゴリーでは、理想的な姿の実現に必要となる組織能力を向上させるプロセス、および社員一人ひとりの能力と意欲を向上させるプロセスについて評価します。

どんな仕事も、お客様に対するのは人であり、その集まりであるチーム、組織です。

伍魚福も私が社長になった2006年(平成18年)から、「TEAM GOGYOFUKU」を組織のタイトルとして使用しています。

メンバーが指示を待って動く、ワンマン体制ではなく、一人ひとりが理念を共有し、同じ目的・目標を持って自ら動く。
自律的な「チーム」でお客様に価値を提供したい。
そういう思いで名付けたものです。

以前、「仕事はバトンリレー」という話をしましたが、社長ひとりでは全ての仕事をすることができないので、TEAMのメンバーを採用し、組織をつくり、役割分担して仕事を行うのです。

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(出典: https://member.jqac.com/contents/index.asp?patten_cd=12&page_no=22 )

経営品質のフレームワークにおける配点は1000点満点中、100点となります。

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まずは、組織自体の能力向上について、基本的な考え方を示します。
これも理想的な姿の実現、変革のための戦略課題の達成に資するものであるはずですね。

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組織(チーム)とは、ある目的を達成するために組織化された複数の人による集団です。
組織全体もチームですし、部門や部門横断の組織など、さまざまな範囲・目的のものがあります。

臨時に作られるプロジェクトチームも、組織の一つですね。

チームの目的を共有し、社員が自主的に行動できるかもポイントとなります。
採用や、適材適所をどうすすめるか。

社員満足度をどう高めるか。
働きやすい環境づくりはできているか。

ライフ・ワーク・バランス(ワーク・ライフ・バランスの順番が個人的には気に入らないのです)をどう高めていくか。

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サブカテゴリーの2つ目は、組織を構成する「個人の能力向上」です。
その基本的な考え方を示します。

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組織の力を高めるには、参加しているメンバー一人ひとりの能力を高める必要があります。
メンバーに求められる能力の要件には、全社員共通のもの、職種別のもの、階層別のものがありますね。

動機付けや評価の仕方なども「能力向上」のために整備しなければなりません。

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最後に、「組織能力」の達成目標を示します。

定量目標の指標には、資源の投入量を示すインプット目標、活動の過程を示すプロセス指標などの活動指標と、実施結果を示すアウトプット指標、成果を示すアウトカム指標などを上げます。

定性目標の状態を言葉で定義した尺度化することも良い、とされていますが、これもなかなか難しいです。

理想的な組織とはどんなものか。
お客様のニーズはどんどん変化していきますので、対応する組織も成長、変化を続けなければなりませんね。

伍魚福でも、ITツールの活用や社内研修の仕組みなどを整備するとともに、「自創経営」に基づいた部門経営者の育成の取り組みを続け、一人ひとりの成長、そして組織としての成長を目指していきたいと考えています。

参考文献:2018年度版日本経営品質賞アセスメント基準書(日本経営品質小委員会)

最後までお読みいただきありがとうございました! 伍魚福の商品を見つけたら、是非手にとってみて下さい。社長のいうとおりになってないやないかーとか、使いづらいわー、とか率直なコメントをいただけるとうれしいです。 https://twitter.com/yamanaka_kan