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カテゴリー2「社会的責任」〜「経営品質」その8〜

経営品質を学ぶまで、「社会との調和」、「社会的責任」について深く考えたことがありませんでした。
その昔、「メセナ」という言葉が流行り、文化的な活動に企業がお金を出す、というようなことがクローズアップされましたが、これは大企業がやることだ、と思っていました。

経営品質を学んだり、ドラッカーの「マネジメント」を読んだりしている中で、企業も社会の一員であり、社会のお役に立っているからこそ存在できる、ということに気づかされました。

そうすると、今まで取り組んできた「くぎ煮」の振興活動や、地域のイベントへの協力、組合活動などについても、実は社会との調和に関わることだと定義付けすることができました。

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(出典: https://member.jqac.com/contents/index.asp?patten_cd=12&page_no=22 )

昨今SDGsが話題になっています。
経営品質の世界では、約30年前から組織の「社会との調和」「社会的責任」を定義し、評価のポイントに入れていたのです。

世界標準、と呼ぶにふさわしいフレームワークであるということがここでも証明されているように思えます。

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組織の「社会的責任」もその組織の「理想的な姿」の実現につながるものであるはずですね。

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「社会からの要請」としては、業種や商品・サービスの種類に応じた法令遵守を含めたコンプライアンスの徹底や、環境保全、ダイバーシティ、雇用維持、消費者の安心安全に関わる事項などが挙げられます。

社会貢献については、地域社会への貢献、災害時の支援活動、スポーツ・文化への支援活動、ボランティア支援などが例示されています。

その組織ならではのもので社会に貢献できるといいな、ということで、伍魚福では「くぎ煮コンテスト」や「くぎ煮文学賞」の運営も社会貢献の一環と位置付けています。
また、講演や企業視察への対応も社会貢献にあたると位置づけ、お願いされた場合は、極力受けるようにしています。

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この目標設定もなかなか難しく、測定自体も悩ましいのですが、経営品質の良いところは、表彰を受けた良い組織の取り組みが「経営品質報告書(要約版)」という形で市販されたり、報告会でその内容を共有できたりするところです。

業種、業態は違えど、同じフレームワークで「経営品質」を測定できるということには、そういう利点があるのです。

伍魚福での目標設定や、報告書の作成も、先達の良い事例を見て、聞いて、読んで学んだものがほとんどです。

改めて経営品質のご縁に感謝です。

参考文献:2018年度版日本経営品質賞アセスメント基準書(日本経営品質小委員会)


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