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2023.04.02

皆が寝静まって、お湯ぶっかけ祭りに結局行けなかった話でも書こうかなと思いパソコンを開き、なんとなくヤフーニュースを見てみたら坂本龍一死去のニュースが目に飛び込んできた。

それからしばらくそのニュースばかり掘っていた。そういえばダウンタウンと随分絡んでたなとか、戦場のメリークリスマスのテーマは素晴らしかったなとか、その映画ではデビッド・ボウイと共演してたなとか、忌野清志郎との曲「いけないルージュマジック」は本当名曲だよなとか。挙げればキリがない。まだまだ出てくる。

でもなんと言ってもYMOの「ライディーン」がものすごい衝撃だった。ラジオだったかテレビだったか幼稚園児くらいだった私はよくわからんがライディーンを聞いてからしばらくライディーンのあのピコピコ音が頭から離れなくなり、以来「ピコピコ音こそ至高」という変な思想・嗜好にはまってしまい、それ以外の音楽をほぼ寄せ付けなくなった。

だけどピコピコ音の音楽を探すなんてことは園児には無理だから、それ以外で唯一のピコピコ音が奏でられるゲーム音楽に自然と傾倒し、同時にゲームにのめりこむはめになる。

何が言いたいかというと、それくらい「ライディーン」の存在がでかかったということで、YMOは小さい私にとってはよくわからんけど神のような日本人だった。まだ世界で活躍できる日本人ミュージシャンなど希少だったから、YMOの成し遂げたことも含めて私にとっては別格のミュージシャンだった。

それからずっと経ってから坂本龍一関連の音楽は色々聞いたけど、最近のやつもとても良かった。静謐という言葉がしっくりくる最近の坂本龍一のアンビエントミュージックは半端ない緊張感があり、同時に睡眠時に聞くにも重宝していた。

また、YMOの二人とやってた別ユニットHASYMOも良かった。通勤時別大国道から別府湾の向こうに見える工業地帯を眺めながら「The City Of Light」を聞くのが好きだった。


1月には高橋幸宏が亡くなって、今度は坂本龍一と、喪失感がすごい。月並みな言い方だが、これから先坂本龍一のいない世界で生きていかねばならないという妙な感覚がある。

坂本龍一さんのご冥福を心よりお祈り致します。


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