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納車(2023.12.16)

納車の日だった。朝、妻は2か月くらい借りていた代車に乗って新しい車を受け取りに出かけて行った。私は子供たちを公園で遊ばせ疲れさせ、昼食を食べさせた。昼食は「うまかっちゃん」だった。めぼしいものがなかったので具を入れなかったが、子供たちは喜んで食べた。

それからとり天を仕込んだ。レシピは見ずに適当にやってみた。そうやっていると妻が帰ってきた。エンジン音が全く聞こえなかった。さすがハイブリッド車。我が家にもついにハイブリッドの波がやってきたのだ。

新しい車はトヨタのノアだった。前の妻の車は車検に30万くらいかかると言われたので、それならばと乗り換える事になったのだった。そしてどうせ乗り換えるならと、広めの車にした。子供が3人もいるとさすがに手狭になってきたからだ。

新しい車はものすごく広く感じた。長男は「動く基地」と言っていた。本当にそうだなぁと思った。またローンが重くのしかかってくるが、新しい車はハイブリッド車なので、ガソリン代が浮いた分、新たなローンがそこまで大きな負担にならないんじゃないかと踏んでいるがどうだろうか。最近はガソリン代が高すぎて家計の大きな負担となっていたのだ。

私は毎朝別府から大分まで20キロ以上の道のりを通勤している。都会に住んでらっしゃる方からすると馬鹿げていると思われるかもしれないが、私もそう思う。誰だってそう思う。

人間が働くために物理的に移動する事なんてあと20年もすればほとんどなくなると思う。早くそうならないかなと思う。あと、生まれ付いた肉体によってあらゆる事が制限される事もあとしばらくするとなくなると思う。

でも今はわざわざ片道1時間もかけて通勤しなければならないし、体のどこかしらが常に痛くてしんどい。でももうちょっとこの体で頑張らなければならない。現実的に、物理的に、移動し、働くのだ。主に子供たちのために。そしてローン返済のために。

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