見出し画像

ゲゲゲ(2023.03.02)

子供らと風呂に入っていた。

無意識に私は鼻歌を歌っていたらしく、長男が「それゲゲゲの鬼太郎でしょ?」と言う。私はどうやらゲゲゲの鬼太郎の歌を口ずさんでいたらしい。

ゲゲゲの鬼太郎が世代を大きく超えて認知されてる事には驚くばかりだけど、おそらく長男が学童で見ているのは(子供が放課後にお世話になっている学童ではずっとアマプラで何かしらのアニメが流れている。あまり感心しないけど)私が小学校くらいの時に見ていたゲゲゲの鬼太郎とは違うはずだ。ゲゲゲの鬼太郎はそれくらい何度もアニメ化されている。

長男が見ているゲゲゲの鬼太郎がどの期のものであるか、特定するにはヒロインが誰であるかで判断すると良い。レギュラーメンバー(鬼太郎、目玉のおやじ、ねずみ男、猫娘、子泣きじじい、ぬりかべ、一反もめん)はどの期にもおそらく共通する登場人物(妖怪)なので、特定する判断材料にはならない。

私が見ていた頃のやつは確か夢子ちゃんだったので「女の子おったやろ?夢子ちゃん?」と聞くと「それはハットリくんでしょ?」と言う。

「あ、本当だ」と思った。確かにハットリくんに出てくるヒロインっぽい女の子の名前も夢子ちゃんだったはず。あれ?勘違いか?

記憶が定かじゃないので、その話題はそこで打ち切られたが、その後も私の脳は鬼太郎に占拠されたままで、ずっとゲゲゲの鬼太郎の歌を口ずさんでいた。

それでさっき調べてみたが、私が見ていた頃の鬼太郎のヒロインの名前はやはり夢子ちゃんだった。記憶は間違っていなかった。ハットリくんのヒロインと同じ名前だったのだ。そしてその夢子ちゃんという名前をハットリくんのものとしか認識していないということは、長男が見ているのは私のそれとは違う期のものということだ。それが分かったからと言って、1ミリも役に立たないけど。

それにしても水木しげる、そして藤子不二雄は偉大だなぁと思った。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?