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採ってきたあけびつるの下処理(やり方)ー壊れた蕎麦ざる修理のために

みなさん明けましておめでとうございます。 新年はいかがお過ごしでしたでしょうか。

昨年は、小リスのブログを見て、ワークショップに来てくださったり、ご自分でかごを作って作品を上げてくださったり、他にも多くの方が好きやフォロー・コメントくださったりと、、嬉しいことがたくさんありました。ここまでブログを続けて来られたのも、皆さんのおかげです。 ありがとうございます!!!
今年も宜しくお願い致します💖

さて、私は、2023年2日早々に、レクレーションを兼ねて、山へ行ってきました。目的はあけびつるの下処理です。昨年、我が家の蕎麦ザルが壊れてしまい、買い換えようかと思っていたところ、もしかしてあけびのつるで、修理できるのではないかと、ふと思い立ったからです。

あけびのつるは、かごやバッグにするのなら、そのままで良いのですが、(むしろ味が出てそのままの方が良いかもしれません)ざるなどの食品関連に使用にする際には、下処理が必要です。なぜならあけびつるの皮は、水や熱に触れると剥がれ易く、カビ易いからです。

というわけで、今回はあけびつるの下処理です。

準備

材料
あけびのつる
★道具
なべ

やり方

とっても簡単です。
ただ煮て、皮を剥くだけです。
でも少々時間がかかります。とは言ってもかかるのは、煮てる間の時間なので、上手く有効活用してみてください。

1. つるを煮る

あけびのつるは、ひげ根を取り、鍋などで10時間ぐらい煮ます。

調べたところによると、煮る時間は、10時間のようですが、私はいつも4〜5時間しか煮ていません。それでもちゃんと剥けていますので、ご参考までに伝えします。でも10時間ぐらい煮た方がもっと簡単に剥けるのかもしれませんね。

2. 皮を剥く

良く煮たら、皮を剥きます。もう茹でてあるので、皮は割と簡単に剥けます。 剥くと中からこのような芯が出てきます。これを素材として使います。

煮てる間に

さすがに1月2日なので、山には誰も来ていません。独り占めです。 薪に火をつけ、熾火が出来、火が安定してきたところで、ちょっと遊んできました。

梅の剪定

山には梅が17本あります。手の届く範囲内で1本剪定しました。

将来的に自給を目指しているので、今年は学びを兼ねて梅の剪定チームに入りました。ここの剪定は、道法スタイルというやり方で、剪定グループの人たちは、道法さんに来て頂き講習を受けたそうです。それまでは、あまり梅が採れなかったのが、翌年からとても良く採れるようになったそうです。剪定グループではない私のところへも、時々おこぼれをあずかることがありました。

私は基本あるもの、与えられるもので、自給したいと思っていますので、野草や柿・梅・山椒など日本の風土に合った果樹、ほっといたら自然と生えてきて、そんなに手をかけなくても育つものに注目しています。道法スタイルは梅でも他の木でも基本的に同じなので、今回梅チームでお手伝いを兼ねて剪定していけば、いろいろなところで役立つと思いました。

頂いてきた梅の剪定枝と水仙(水仙は八重なんですよ)

お昼

山で自然農をやっている人から12月の剪定の時に里芋をもらったので、持ってきました。

つるを煮ている横で、里芋も茹で、お湯も沸かしてコーヒーを淹れます。後、山の渋柿が熟して甘くなっていたので、それも一つ取ってきました。

茹でた里芋は、醤油派ですが、ここでは山の味噌でいただきます。味噌は冷蔵庫に入っているものを、会員は食べて良いことになっているので、それをいただきます。

冷蔵庫に紐が厳重に巻かれているのは、動物に開けられないようにするためです。ここには鹿・穴熊・カモシカ・熊・猿などがいます。カモシカと猿は私も実際に見ました。猿はとてもきれいな親子でした。農業をやる人にとって、猿はとても手強い相手なのですが、人の出入りが多いせいか、その後来ていないようです。

ここのお味噌は、味噌ワークショップの時に仕込んだものです。
本当に美味しいです。
山の気候のせいなのでしょうか?
いつもみんなと話しているのですが、未だ結論が出ていません。

お皿に盛って

それではいただきます!

うま〜い!!!
めっちゃ柔らかい♪
ねっとりとした芋に味噌が絡まって最高です!
コーヒーも柿も美味しい!!!

竹の葉を取ってくる

去年11月末に剪定した、竹から葉の部分を取ってきました。 これを束ねておいて、今度来た時に小ぼうきを作ろうかと思います。

茹で上げ終了

遊んでいる間に、気づいたらもう2時半、日が傾いてきました。山に囲まれているので、日が傾くのが早いです。つるの皮を剥くのは家に帰ってからします。後かたづけをして、車に戻ったらもう3時になってしまいました。

皮を剥いて出来上がり!

自宅に帰って皮を剥きました。 今度はこの素材を使って蕎麦ざる修理に挑戦したいと思います!

元の状態

こうなります

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