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大迫力、檜の伐採ー思わず「危ない!」の声も😖かご編み材、木の皮のひごができるまで-1🌿7月のかご編みワークショプのご報告

7月2日(日)は、今年度4回目のかご編みワークショップでした。この日は雨季の合間を縫ってとても良い天気!ありがたいことでした。

伐採について

今日のスケジュール・注意事項等の説明が終わると、82歳のきこりさんについて、ぞろぞろと山に入ります。今日の作業は危険も伴いますので、保険にも入ります。

さあ今日の木こりさん、とても張り切っています。胡桃数本・檜2本・杉1本伐るということですが、例年よりちょっと多い感じがします。これは森の整備も兼ねていますので、このように多くなることもあります。

いよいよ伐採

木こりさんが、事前に見繕っておいた木に縄をかけ、方向性を決めてチェンソーで切れ目を入れていきます。木こりさんは、木の倒れる方に人がいないよう、指導します。この先の作業も常に周りを見て、指導が入ります。

チェンソーの音が山に響きます。ピーンと張り詰めた時間が流れます。

でも、実際に倒れるまで、何回もひっぱったり、切れ目を微調整したりと、倒れるまで結構時間がかかります。少し張り詰めていたものが解け、しばし休憩です。。。



でもきこりさんは、引き続き作業を進めます。

タイミングを見て、みんなでひっぱるよう指示が出ます。

慎重に少しずつ進めて行くのですが、倒れる時は一瞬です。その時が来ると一気に大木は倒れます。

毎年その瞬間を撮り損ねるのですが、今年は撮りました٩(ˊᗜˋ*)و

動画ではちょっと分かりにくいかもしれませんが、実際にはものすごい迫力で倒れます。
倒れる瞬間、思わず「危ない!」の声が漏れましたが、ちゃんと安全確認してありますので、大丈夫です(´꒳`)
でもつい出ちゃったでしょうね!
気持ち分かります。


伐採した木は、作業ができるところまで、紐をかけみんなで運び出します。女性の力でも大勢なら、ずっしり重い大木でもちゃんと目的地まで運ばれます。

今年はこの他に、くるみと杉も伐ったので、結構タイトなスケジュールとなりました。そのため初参加の人には、一通りの経験をしてもらえるよう、途中から、伐採は経験者にお任せし、木の皮剥きと下処理をしてもらいました。残り少ない時間となりましたが、みなさんアクイティブに作業をこなし、感心の高さが窺われます。

他にもかご編みの人たちだけでなく、その時山に来ていたいろいろな人たちがお手伝いしてくださったので、最後はくるみだけでもこれだけの下処理ができました。ワークショップのみなさんには、お持ち帰りしていただきましたが、それでもまだ余って山の材として保管してあります。

写真に撮れませんでしたが、この他にひのきと杉の皮剥ぎ、下処理、この日はできませんでしたが、皮を煮るという作業があります。ご興味のある方はこちらの記事をご覧ください。

最後に

木こりさんの話

昔、皮は藁と交互に葺いて、屋根にしたそうです。こうすると何年も腐らず長持ちするのだそうです。昔といっても七十年ぐらい前ですが、藁も木もいろいろなものが余すことなく利用され、身の回りで取れるものたちは、ほとんど生活に利用していたとのことでした。私たちも伐った木は、できるだけ活用します。芯は木材にして山の小屋を作ったり、ベンチにしたり、端材は持ち帰ってスプーンやお皿を作る人もいます。削いだ皮は焚き付けに、残ったものは薪にとできる限り捨てるところがないようにします。

助かる、伐採に男手、若者も 🌿森林の未来

今年も、お手伝いの男性2名と、参加者さんの息子さんが来てくれました。さらに今年度はかご編み参加者さんに男性がお一人いらっしゃいます。ありがたいことに総勢4名の男手がありました。

参加者さんの息子さんは、農大で林業を学んでおり、ご自身も木の伐採ができるそうです。多摩地域には、東京チェンソーズという自然と共生する若い山仕事請負人の人たちがいらっしゃるのですが、ここにも行って学んでおられたそうです。
若い人たちが木を伐れるとは、本当に嬉しいことですね(´∇`)

東京もまだまだ捨てたもんじゃないです(੭ˊ꒳​ˋ)੭

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