藝大生「試験が勝負だからなー」社会人「勝負のタイミングなんていつ来るかわかんないからなー」

学生時代といまと、ぜんぜん違うことってのは
まあたくさんあるんですけど、
みなさんもそれぞれにいろいろ思い当たることあるでしょうけど、
今日、僕が思い当たったことについて書いてみます。

ズバリ、「勝負のタイミング」です。

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僕は東京芸術大学で声楽を勉強していたんですけど
その学生時代の「勝負のタイミング」は1年の初めに決まってました。

つまり、試験のタイミング。年2回です。
4年生になると年4回に増えます。
内訳は、前期試験と後期試験。
それに夏の大学院入試試験と、秋の学内演奏会、です。

このタイミングで実技試験が行われ、
教授の先生方全員に自分の歌を審査され
1位から52位までの実技の順位が決定します。

大学生の世界なんて狭いもので、
学内の成績がヒエラルキーに直結するみたいなところがあったので
誰が何位だった、誰が賞をとった、みたいな情報は
電光石火のごとく広まってました。

あー、恐ろしい。


いまは、そんな、年に何回みたいな
予想がつく勝負のタイミングなんて一切ありません。

仕事の依頼は突然来るし、オーディションだって突然です。

いつ来るかわからない勝負のタイミングに備え、
いつでも万全な勝負ができるような体勢を整えておかねばなりません。
かといっていつも気を張り詰めておくと疲れちゃうので
スケジュールとにらめっこしながら気を休める時間も作らねばなりません。

学生時代なんて振り返ったら、試験前以外はずーっと
だらーんと気を緩めていた気がします。笑

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「チャンスの女神は前髪しかない」とはよく言います。
しかも、いつ訪れるかもわかりません。

いつ訪れるかもわからないチャンスを掴むには、
いつそれがきても大丈夫なように万全な準備をしておくことと、
それよりもまず「チャンスを見逃さない能力」が必要です。

学生時代みたいに「夏と冬の二回ですよー」なんていう
タイミングの決まりきった勝負やチャンスは、ないのです。

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