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LJL22夏注目点 国内か世界か/理想と現実/DFM4KRの足音とフルバイしなかったSG


長々と書いてしまったが今回のポイントはLJL呪術廻戦と魔改造の夜です。



23MSI、日本代表DFMが全敗で帰国が決まったときのコメント欄を見て、自分の頭によぎったのは「歴史は繰り返す」という言葉だった。

かつて、DFMは国内リーグは勝てていてもプレーオフで勝てずに沈む、というムーブを繰り返していた。正直、今になっても当事者のコメントが少ないためにその理由がわからない。海外で大物食いをその後行うDFMの面子が、たかが国内のプレーオフで調子を崩す、というのもなかなか考えにくいが、結果的に16夏から18夏までプレーオフで負けに負けまくった。

16夏 リーグ8勝2敗→プレーオフ2勝3敗(対RPG)
17春 リーグ8勝2敗→プレーオフ0勝3敗(対RPG)
17夏 リーグ9勝1敗→プレーオフ2勝3敗(対RPG)
18春 リーグ10勝0敗→プレーオフ0勝3敗(対PGM(実質RPG))

ちなみに17春は決勝を東京ビッグサイトに見に行って、昼からスタートでオーケストラ的なのも来てたのに最速3-0で終わったせいであの陸の孤島に15時くらいで放り出された連中多数、どうせ周りの奴らはオフ会とかするつもりやったんやろ、と思ってたので、こんな昼間でアテが外れたな馴れ合いオフ会軍団ざまあみろや!!と思いながらレンタサイクルで一人チャリに乗って帰りました。帰りにケンタッキーを食ったことも覚えてる。その日はそのケンタッキーでの注文以外で一言も喋りませんでした。

という話はともかく、リーグで強いDFMにリーグでたいがい負けてるのにプレーオフだけ勝つRPGが、世界での成績はプレーオフの成績に反して多くの場合振るわなかった。そのたびにコメント欄では論争となっていたわけで。「こんな内容ならDFMが代表になればよかっただろ」「RPGは勝てないなら譲れ」「このRPGに勝てなかったDFMが出てもこれ以下に決まってるだろ」と。まあまあ既視感はあるだろうし、なくてもだいたい想像つくだろう。

LJLはほとんど「敗戦の弁」がないため情報に乏しいしインタビューもeスポーツ系のサイトが少ないし更新やめたりするしで情報はどんどん消えていく、おまけにうろ覚えなのだが唯一「敗戦の弁」的なのがあったのが、どこかの段階で当時のDFMの韓国人コーチが「プレーオフの敗戦はお前のドラフトのせいだ」的なクソコメに反応する形で「LCK現役コーチに意見を求めたがドラフト自体は正しいという意見をもらっている」的なマジレス反論をしたことがあったのを覚えている。LOL後進国の雑魚と先進国のトップコーチ、どちらが「正しい」かはもはや問うまでもないだろう。そのコーチにもプライドがあろう、下手くそな国の名前も明かせない雑魚に難癖つけられたらそらキレる気持ちも理解できる。

でなくとも、僕のような素人考えと素人の見方ですら、当時のRPGとDFM、どちらが平均点で「いいLOL」をやっていたかと言われればやはりDFMだったように思う。それでもプレーオフでこれだけ傾いたのは、おそらく、という話になってしまうのだが、RPG側が相当入念な準備をしたから、ではないだろうかと思っている。いつかどっかのメディアは当時の34コーチに聞いてもらいたい。でないとなかなか説明がつかない事態が起こっていたように思う。DFMのゲハに盗聴器が仕込んであったとかスパイがいたとか、それくらいあっても驚かない、というのは冗談だが、そう感じるほどの違和感のあるプレーオフだった。個の力についてもEvi以外の当時メンバー、RamuneもMoyashiもTussleも、複数回世界に行ったRPG時代ほどのインパクトはその後のリーグで残せなかった感があるわけで、必ずしもぶっちぎりで突出していたわけでもなく。もちろんリーグ上位であったとはいえね。

なぜこんな話を持ち出したか、それは、凄い面白い割にあんま見られていない「SG反省会動画」のEvi、奇しくもRPGにもDFMにもいたEviの発言が絡まってきたからだ。


原文は見てもらうとして、軽く要約すると

「LJLの韓国人コーチは色々来てるがだいたい失敗してる。その理由は「持っているもので戦う」という意識が薄いから。韓国でコーチをするなら選手も韓国人、個々の能力は十分足りているだろうが、日本は足りてないものばかり。そこで「なんで出来ないの?」とないものねだりをする(と失敗する)、「持っているものでやろう」の気持ちが大事。」

という発言になる。確かに一理あるし、「今回勝つ」、格ゲー界でよく使われる「今夜勝ちたい」という意味ではとても大事な考えだと思う一方、「コーチとして本当にそれで良いのか」という考えも自分の中で浮かんだところにある。ここらへんは非常にスポーツ的で面白いなと思って今回触れていこうと思う。

そう、この発言とかつて負けたDFMのコーチの発言を絡めて考えるならば、2016-18のDFMの敗戦は「持ってるもので戦う」意識が薄く、RPGにはその意識が強かった、という可能性が結構あるのでは、と思ったわけだ。

そのうえでここで考えてほしいのが「日本のプレーオフで勝つ」ことが最終目標なのか否か、という話だ。

最近自分が好きなテレビ番組に「魔改造の夜」という番組がある。身近なおもちゃ等を超一流の自動車会社や家電会社、東大研究室などに同じレギュレーションで改造させ、ぶっつけの試技で勝負するという番組だ。

最新の番組では「鳩時計の鳩を100羽窓から飛ばし、8m上のかごに玉入れして数を競え」というものだった。この先ネタバレになるので再放送を期待している方はバック推奨。

今回に限らず「改造」「一発勝負」というテーマである以上ついてまわるのが「故障」になる。鳥人間コンテストやロボコンもそうだが、頑張って頑張って、なお本番でうまく行かない、なんてパターンは山ほどある。正直、この番組も「完走率」は低かったりする。今回の鳩時計は3チームが戦い、試技1回目は0-1-0 2回目は0-0-2、結局100頭飛ばすルールだったが、3チームの2回ずつの試技6回で、まともに鳩が入ったのが2回、それも1個と2個。「勝つだけなら」100どころか安定して3つ入る仕組みを作ればよかった、という話になる。ただ、技術者たちは己のプライドを賭けて「うまくいけば100」入るポテンシャルのあるマシーンを出してくる。そこが面白い。

先程の発言たちと比べてみよう。「鳩時計を飛ばすレース」に勝つためだけなら、安定しない100飛ばす機構より、他が駄目なのを見越して、ないものねだりをせずに5飛ばす機構にしたほうが優勝する可能性は高いだろう。番組を見ているであろう参加者達も、毎回どのチームも完走率が低いことも勿論わかっている。ただ一方「鳩時計の鳩飛ばして何やねん」という話でもあるのだ。結局は「困難な目標に対して持っている能力をフルにつぎ込む」ことのほうが大事で、それが後の機械や自動車づくりに役立つ、だから会社も会社を挙げて応援している部分があるのだろう、というのは見ていてわかる。勉強嫌いの中学生の常套句「三角形の面積の出し方が人生で役立つのかよ」と似た話ともいえるかもしれない。それ自体にスペシャルな意味はない、全く同じ状況は少ないかもしれない。ただ、それを学ぶ過程で得た経験が役に立つ、という話で。

LJLのプレーオフで勝つことと世界で戦うこと、この能力はそこまでイコールでないのかもしれない、と思ったよ、という話で。かつてのRPGが死んだふりをしてたかのごとくリーグ戦では負けつつプレーオフで勝ち切る姿勢、あるもので戦って割り切って勝って、そこがゴールだったのでその先がしんどかった、という部分もあったのかなと。そして、かつてその対DFM戦略として自分の力量をわきまえて、RPGによる「DFMをプレーオフで沈めることただ一点」に特化したムーブに苦しんだDFMが、いまもしかして自分たちがRPGになりつつあるのでは、という感もあり。魔王は俺だった、的な。あの世で俺にわび続けろオルステッドー!

正直、昨年までのDFMなら、あるもの、手持ちの武器で戦う、それで良かったのかもしれない。「ないものねだり」をせずに、5人のできる分で頑張ればよかった、それで世界に届いたのかもしれない。なんせ言ってしまえばKR3人に、EviもYutaponも日本で数少ないKRチャレンジャー到達者だ。日本人としてはプロの中でもごくごく限られた「足りない」ものが相対的に少ないプレイヤーと言っていいし、日本人LOLうま男1位2位と言っても異論は少ないだろう。宇宙からLOL星人が攻めてきて日本を侵略しようとしてるときに日本代表TOPがEviじゃなくても良いですか?という話だ。俺は嫌だ。俺だったら「岸田テメー超法規的措置でEUからEvi連れてこい!」と言うだろうなと。ただ、ご存知のように今までと今年は違った。そう考えればMSIの結果もある程度納得がいく話であって。

終わったことは終わったこと、「次」が大事なのだが、DFMが現状平均値KRチャレレベルを維持できない以上、DFMは「ないものねだりしない路線」でええのか?という部分も見えてくる。ツイッターか何かで流れてきた話で検索しても出てこないので記憶違いかもしれないが、コーチが「Jettは1分何秒で〇〇するからそこを突いた」「相手のプールがアレやから対SGの策として使った」的なのに「すげえ」っていうリアクションのツイートがあった気がする。そんなのも相まって、いまのDFM、もしかしてRPGしてないか、と思ったわけで。

勿論分析力は必要だし読み切ったのは凄い。ただそれって「LOLの成長」につながるかな、という話でもあり。Jettの手癖を読んで勝ったところで当然の話だけどその手はブラジルのMIDにもNAのMIDにも通用しないわけで。そこを掘ってもその道は袋小路、LJLのプレーオフと世界が地続きになっていないというか。このあたりは格ゲーの「キャラ攻略」と「人攻略」みたいな話に近いかもしれない。言ってしまえば日本のDFMファンが見たいのはそういう「弱者の戦法」ではないのでは?というね。Entyがラカン苦手だろうからという読みはいいのかもしれないが、別に世界でEntyに当たるわけでもないわけで、それで勝って勢いや自信、実力はつくのか、と。100%のSGとガチンコで叩きあって、経験値を少しでも多く獲得したほうがよいのではないか、とかね。

こう書いてしまうとDFMのコーチ陣を批判しているように読んでしまう人もいるかもしれないが逆だ。DFMのコーチ、分析陣はLJLレベルでオーパーツ、ぶっ壊れOPすぎやしないか、という話だ。あまりに効果的な部分があるがゆえに、という話でもあって。毒にも薬にもならないコーチ陣であれば話題にすらならない、裏方なのにこれだけ勝負のファクターと目されていることがある意味において異常であり凄さの表れでもある。

まあでも「プレーオフに勝たなきゃ世界にも行けない」わけで、もし仮に理想に殉じて負けたとしても、それを評価する人がLJL周りにおそらく少ない以上、馬鹿にでもわかるようにナニが何でもプレーオフに勝つ必要がある、というのがまた苦しいところで。なかなかスタッフ陣もジレンマを抱えているといえるだろう。

例えばサッカーなんかはたとえ負けても優勝できなくても「いいサッカー」を作った監督やコーチは評価され、より上位のチームに引っ張られることも少なくない。野球の野村監督も万年1位だったわけではない、でも弱いチームをどんどん上に持ち上げていく手法が評価されたわけだ。逆に順位は1位の多かった長嶋ジャイアンツ、オーナーも気に入っていて予算バンバンつぎ込んで優勝しているが、1位の数の割に監督としての評価は高くない。スポーツではこういうことがまあまあある。三苫ブライトンや香川のいた頃のドルトムントなんかがいい例だろう。ただ、万年下位でも同じメンツ同じコーチで試合してるLJLで、そこまで「中身」をしっかり見てしっかり評価してもらえることは期待薄だろう。その結果、安全のためにたいして見てない人でもわかりやすい「優勝」という結果を求める「成果第一主義」になってしまうのも理解できる。難しい話だ。

この話のもうひとつ難しいのは「別に情報分析はそこまで悪くないのでは?」という点になってくる。ミルクボーイじゃないが「情報なんていくらあってもええですからねぇ」という話でもある。すべてがゼロサムゲームであるわけでもなし、Jettの手癖をついたところでその分他にデメリット出るのかって話でもある。別にJettの手癖盗むのに1週間特訓に時間がかかるわけでもあるまい、知ってようがいまいがCSの精度とかも変わらんやろし。ただ、世界を目指すチームを標榜する以上、ステゴロのガチンコで日本代表の座を掻っ攫えるチームにしないと先はないのでは、という話でもあり。選手側も「本気のバウアーを打った」のと「コーチからモーションで変化球来るの教えてもらったバウアーを打った」では後の自信も違ってくるだろう。

※バウアー:サイヤング賞(メジャーリーグ最優秀投手賞)を獲得したもののDV疑惑によってメジャーを追われ日本にやってきたバリバリの超一流投手。一方その癖を見抜かれたのか、ボコボコに打たれた試合もある。勝っても負けても更新するYoutubeは勝ち負けに左右されないYoutubeのあり方として勉強になる。

もう一つ「別に今回次回はそれでも、何ならどうでもいいのでは?」という話もある。推測になるが今年がイレギュラーであり、順調に行けば24年からは4KRのチームが生まれるから、どっちみちこの夏シーズンさえ終われば、先の話で言えばすぐに平均KRチャレ級に戻り「ないものねだり」をまたしなくて済むようになる、という話で。Ariaが日本枠になればTOPにKR2部レベル、うまくいけばLCK経験者の若手を引っ張ってくるのも出来ない話ではないだろうし、そうなればDFMはまた平均KRチャレ級は維持できるわけで。

かつてEviのインタビューで疑問に思っていたところがあった。「どちらにせよ22年末でDFMは出るつもりだった」という発言があったはずだ。なぜこんな中途半端な数字?と当初は思っていたが色々見ていくうちに、23,そしてずれ込んでの24という数字が見えてきた。要はAriaのLJL在籍年数になる。2019から来ているAriaは、順調に行けば23、つまり今年の春シーズンから9シーズン目となり、目安となっている日本8シーズンを超えて日本人枠になるはずだったことになる。そしてAriaは2000年生まれ、おそらく兵役にもまだ余裕があるだろう。ただ「Fakerソロキルゾーイ」で株が上がり、1年KTに行ったのでずれ込んだ、というのが個人的な見立てだ。Stealの兵役は不明だが、ここにきておいそれとAriaやStealを手放すとは考えづらい。

まあこの4KRについては半年後書くほうが良いわけで置いておくとして、この4KRが既定路線となれば問題となるのが近年斜陽のLOLに力入れているありがたい戦国ゲーミングになる。一流コーチを呼んで、Pazを引き止めて、でも2位だった。割と決勝では差があったが、それでもなお「勝負」をかけるならDFMが平均KRチャレレベルに達していない今シーズンしかないのでは、という話だ。来シーズンAriaが日本人枠となって4KRとなったときに戦国が勝てるビジョンは、この夏よりも明らかに薄いはずだ。超スーパーウルトラCでAria強奪という一手はあるが、DFMが簡単に手放すとは考えづらいだろう。となればこの夏で勝負するのが一番世界に近い、というのはLJLを大きな局面として見た場合、多くの人が納得するのではないだろうか。なんせ翌年から更に差が広がるのだから。

しかしこうなると戦国も難しい。ある程度機能したとはいえPazは引退がチラついている。かといってここで勝負かけるしか無いシーズンに新若手TOP育成なんてしてる暇はないわけで。そのあたりは先程の動画でも触れられているが、勝負をかける上でTOPをどうするか、というのはポイントになる。Pazの気力が持つならPazでもいいし、でなきゃEviも言っている


これになってくる。これに関しては数年前から俺が毎回言ってる話でもあって、あのEviが2位の戦国に対してこう言ってるのにさらに下位のチームがこれ考慮しないってホンマ勝つ気はあるのか、と言われでもおかしくないわけで。勝つために来てください、の三顧の礼やろ万年Bクラスのチームたちはよー。まあこの話になると熱くなってしまうのでまた別の機会で。

戦国はもう一つ見どころがある。名コーチの采配だ。来季日本で戦うために「ないものねだり」をするかしないか、になる。おそらく春は「今まで通り」やってきた部分があるだろう。果たしてこの夏、その「理想」を下げて現実に即していくのかどうか、という点だ。

ただ、ここまで書いた文脈的に、戦国にはあえて「日本ナイズ」されないで欲しい。日本の相手をかまって掘り下げて、よりも世界で戦うことを標榜して挑戦者として戦って欲しい。

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というところでまさかのSG夏チーム発表、そして見ての通り日本人ニューカマー2枚抱えてのこの夏となる。正直Whyセンゴクゲーミング!!といった感まである。

本当にオーナーは、 ReaperedはLJLのルールを理解しているのか、来季でDFMはAriaが9期目に突入し日本人枠になる可能性がある、とわかってこの夏にこの面子で本当に良いのか、という話で。もしかしたらオーナーはヴァロに夢中でReaperedは帰る気満々でそんなこと知らない、なんて可能性まで疑ってしまう面子になる。ヴァロラントで言えば次取られたら試合終わるのにエコラウンドしてる、みたいな話にまで見えてしまうのだ。LOLで言えば24春にはエルダードラゴンバフみたいな日本人枠Ariaが出てくるのに、もうエルダードラゴンが出てきたのに「23夏は装備揃ってないから新人育成でファームしよ」とレーンに向かっている風に見えてしまう。育成したところで来季出てくるの日本人枠Ariaやで、って。ファームしてIE一本増えてもAriaのアカリに触られるだけでエルダービーム込みでデスなんやで。有り金の限りでフルバイする価値あるタイミングがこの夏やったんやないかなと。

そう、今期逃したらDFMは来年4KRの可能性あるんだよ、わかってのこの面子ですかって。Eviも戦国さんのYoutubeに出てまで「素材を揃えるのが大事」って言ってましたよ。もしかしてチーム関係者見てませんかね?というね。

呪術廻戦で言えば、獄門疆に五条が閉じ込められてるのがいま23夏、これが24になると裏獄門疆から「日本人枠Aria」とかいうLJLにおける特級も特級、最強の六眼無下限五条が出てくるわけですよ。余程のことがない限り。

「戦国さ、もっと面子を選んだほうがいいんじゃないか?今際の際だぞ」

正直な話eguto選手がどうとかNesty選手がどうとかでない、というのを彼らの、彼らのファンのためにも言っておきたい。今回の話は、彼らを仮にLJL2部の別のどの誰に置き換えても全く同じ話であって。単純な話で、1年前に2部でそこそこだった選手となれば、日本のトップ、世界大会を見据えているのであれば、一般論として大変であろう、おそらく即世界レベルは難しい、いくつかのシーズンは「場数」を踏むので精一杯であろうしまだ育成が必要であろう、そう一般的に、というだけの話なのでファンの方は怒らないでください、あくまで一般論です。

彼らが1年でLJLの2部でトントン級だったのに成長してkhanやTarzanになった、という可能性だってもちろんゼロではないですが、そこまでの上ブレを新人の彼らに期待するほうがかえって酷で悪魔的という話でしょう。今までのLJLの現状を考えると、2部からそこそこで上がってきた選手は数シーズンは苦しむ、というラインを想定しておいたほうが可能性は高いわけで。

そういう意味で上の動画でも言っているがEviは「素材を揃えるのが大事」と言っており、そのために「apaCog再獲得」を提言していたわけで。少なくともプロシーンにおける慣れという意味では2部の選手よりは上でしょう。2年後3年後はわかりませんが、本当に「今」2年後3年後を見据えるタイミングですか?と。DFMは時々世代間を無理して埋める年があり、それこそKazuサポート復帰の年や今年は言ったらDFM的に調整ラウンドなわけで。その千載一遇のチャンスにSGも右にならえで一緒に調整ラウンドしてたら差は埋まらないでしょ、っていうね。

Onceを切った点についてはまあまあ、いつかはしないといけないことで。実際の所日本人枠として見ても、対DFMとして考えると同ポジションのStealとかなり差があるな、という感は否めないわけで。その上で手の内も相当バレている。ただそれでも一般論としてLJL2部上がりよりはマシな可能性が…という。SGがDFMに勝つためにはいつか脱がないといけない装備だったと思うのですが、本当にDFMが4KRになる前のラストチャンスの今期がタイミングだったのかな、というのが一番のポイントで。

正直SGが2024にこの面子で挑みます、だったらまあまあ納得もいくわけですよ。24は育成に当てて25以降勝負かな、みたいなね。24春は4KRDFMの可能性があるわけで、ある意味において「捨てる価値」は高いわけで。言ってしまえばDFM以外の人材で無尽蔵の金があってもDFM4KRに勝てる布陣を組むのは難しいわけで。仮にFakerとKeriaが来ても残り3枠日本人で埋めるとそこの差で負けてまうやろというね。OnerとFakerでも残り3枠の日本人がDFMのKRにボコされてまうので。

そうなればStealが兵役に行くまでずっとエコラウンドと自前KRの4年在籍稼ぎして、Stealが兵役でDFMがテコ入れせざるを得ないタイミングにフルバイ、というのが最も効率的なわけで。要するにその逆に見えるSGのこの判断は大丈夫かな、と。もしかしてSGの今回メンバー決めに関わった人は全員ヴァロラントやってラウンドの駆け引きを学んだほうがいいのでは、という感すらもあって。

ということで残り数時間でストリートファイター6が発売されます。優勝賞金1億、格ゲーにしてはものすごい気合の入ったプロモーションをカプコンもやっています。リュウの銅像作ったり、吉田沙保里をPVに使ったり。今回1人用も充実してるので、皆もちょっと気になったら触ってみてください。僕もTwitterやYoutubeで対戦募集とかするかもなので一緒にやりましょう。格ゲーとLOLと将棋は下手の横好きなので初心者ではないですが腕はそれくらいです。みんなも楽しみましょう。それでは。


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