山岡

元ゲーム攻略本ライター、元過疎系ネットゲームランカー、野生のクイズ王にしてストリートフ…

山岡

元ゲーム攻略本ライター、元過疎系ネットゲームランカー、野生のクイズ王にしてストリートファイター6プラチナのモダンラシード使い。好きなクイズ番組は東大王。LOLはS4あたりから。好きな馬はグラスワンダー。好きなコーディ使いはスト4の”喧嘩屋”ささきコーディ。

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  • LOL/LJL関連まとめ

    LOLや日本リーグLJLについての話になります。基本長いです。

最近の記事

新形式PCSプレーオフの仕組みとDFMのライバルを見てみようの回

ということでおひさしぶりです。さて、昨年までならばLJLの優勝=国際大会MSI出場権獲得、となったのですが、国際大会および地域の整理という名の実質的なLJL等低Tier国の格下げにより、LJLの上位チームはPCS(香港台湾および東南アジアリーグ的なもの)のプレーオフに入り、PCSの6チームおよびオセアニア2チームと1枚しかないMSI切符を争奪せねばならなくなりました。言ってしまえばLJLはPCSの下部リーグ的な扱いと言ってしまったほうが状況の説明としてはシンプルと言えるまであ

    • LJLをサッカー式採点で振り返ってみるテスト

      LOLの面白さの一因に「勝敗につながる要素」が多岐にわたるという点が挙げられると思う。もちろんヤスオやヴェインで試合後半にペンタキルを出して試合の決まり手になることもあるし、劣勢のなかシンジャオ決死のエルダースティールで試合がひっくり返ることもある。完璧なエンゲージを決められてヤバいと思った瞬間ゲージが溜まったナーがバックラインに飛び込んでキャリーを全員壁ドンして集団戦の勝敗を決することもあれば、裏に回ったレナータULTで勝敗を決することもある。この感じ、勝敗の要因が複雑に絡

      • LJL24春順位予想、その先PCSを見据えて

        眠たいのともう土曜日開幕なので急いで。敬称略。 1位 DetonatioN FocusMe TOP RayFarky JG Steal MID Aria ADC Yutapon SUP Harp LJL24の優勝候補はDFMになる。ただ歴代DFMのなかでもあまりパワーは…感が。それでも去年のあのチームで勝つのだから今年も勝つだろう、という予想。 DFMの強みは日本慣れしているSteal、これに尽きる。他チームがいくらJGを補強しようと、並+レベルのKRジャングル

        • 23年スト6プロ周りの盛り上がりと今後への期待と多少の危惧

          ということで2023格ゲー界隈、特にスト6周りは(大ずっこけした)スト5初動の反省を生かした感のあるカプコンの作り込みや、今までむしろ壁があった感のあるストリーマー周辺との交流、CRカップのブレイク等によって控えめに言って大成功、といった状況であり喜ばしい限りであって。まさかこんな時代が来るとは、とおじやプロたちがつぶやくほどの昨年の狂騒を振り返りつつ、プラチナラシードというか動画勢、要はド素人が外から見た1ファン目線としてシーンを見てた感想を色々書いていきたい。 前段 ニ

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        • LOL/LJL関連まとめ
          66本

        記事

          Worlds23 LOL日本代表DFMとその周辺についての諸々

          ということで10/11に初戦を迎えるLOLの世界大会Worlds。まあ今年のDFMは色々とありましたが、その騒動の諸々については他の皆さまに任せるとして、ここでは例年通りあくまでゲームの周辺について、Worldsプレイインから参加する日本代表を取り巻く事情、当たる相手、本戦出場の可能性などを見ていきたい。敬称略。あと上の写真、どう見てもapaMENコーチにしか見えへんのやけど撮ってる時間なかったんやろな。 形式かつては「プレイイン地域」「マイナーリージョン」と呼ばれる地域が

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          杭州アジア大会(プレオリンピック)に見るeスポーツ”配信”問題&スポーツオタクから見た諸々

          さて、今回から正式種目となったeスポーツ、日本では正式種目となったもののあまり大きく取り上げられてはいない。まあそこらへんは規模的に見れば「マイナースポーツ」のサイドなので仕方ない部分がある。ただ、実際にはじまってみて一気に浮かんできた問題がある、それが「配信」の問題だ。 eスポーツというのは、基本的には無料でネット配信されていて試合をタダで見ることができる。プラットフォームは主にTwtchやYoutubeが主流だ。かつてはLOLの数字を見越してAzubu,tvとか色々あっ

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          LJL23Finalのチケットに見る日本LOL集客力の現在位置と今昔視聴数等の数字比較

          おひさしぶりです、e無職の山岡です。さて、ここ数年の「密」になることを避けなければならなかった時期を経て、この夏はどこも毎週「e」に限らずイベントが、もうこれでもかと行われている。音楽ライブやスポーツイベントにおいても勿論の話なのだが、インターネットが主戦場のeスポーツにおいて「オフイベント」というのは一般的なイベント以上に「集客力」を測る貴重な機会といってもいいだろう。今回はそのあたりを見ていきたい。 恐らくゲーム関係で「ゲームショウ」みたいなものを除いて、日本においてゲ

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          EVO'23直前!EVOの楽しみ方講座(主にスト6

          はじめに山岡です。ということでEVOも直前になってきているので、ここでEVOの楽しみ方講座、という形で自分向けを兼ねて情報整理をしていきたいなと思ってます。例によって基本敬称略です。 昨今のスト6ブームで格ゲー人気復活が期待される中、今年も暑い夏、EVOの戦いが始まります。EVOとはアメリカのラスベガスで行われる世界最大規模の格闘ゲーム大会で、2日かけて予選を行い、決勝を最終日に行う、といった日程で例年この八月初頭の週末に行われています。 EVOの歴史は古く、「格ゲー史

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          eスポーツ不祥事、問題発言周りの”守るシステムの弱さ”と他スポーツ比較

          eスポーツ関連で一般レベルに対して話題になることは優勝やらなんやらより「不祥事」ではないだろうか。ヤフーなんかのに載るのはもっぱら問題発言で解雇、といった話題で、そこにヤフコメで「これだからeスポーツは」的な苦言が並ぶのが常となっている。 たしかに不祥事発言はまずいし悪い。悪いのは悪い。でもなぜこれだけ「eスポーツが」となっているかというのは、もちろんストリーミングの存在もあるが、それ以上に「選手の守り手がいない」という部分になるのではないだろうか、と様々なスポーツを見るの

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          LJL2023夏直前 順位予想

          ということであと1時間で開幕するので後出しと言われないように大急ぎで予想を書いていく。 1位 ソフトバンクホークス なんだかんだで結果的に穴のないチームに仕上がっている。メタもJGのキャリー力が求められ、一方MIDの影響力が少し減った感がある。DasheRはもともとレーンの強さではJettやAria、DiceとともにLJL1位争いができる選手、BOTも日本人ばなれしたMarbleとVstaの連携面が2期目で期待が上がる。 TOPのKinatuも本来1位争いしてしかるべきな

          LJL2023夏直前 順位予想

          LJL22夏注目点 国内か世界か/理想と現実/DFM4KRの足音とフルバイしなかったSG

          長々と書いてしまったが今回のポイントはLJL呪術廻戦と魔改造の夜です。 23MSI、日本代表DFMが全敗で帰国が決まったときのコメント欄を見て、自分の頭によぎったのは「歴史は繰り返す」という言葉だった。 かつて、DFMは国内リーグは勝てていてもプレーオフで勝てずに沈む、というムーブを繰り返していた。正直、今になっても当事者のコメントが少ないためにその理由がわからない。海外で大物食いをその後行うDFMの面子が、たかが国内のプレーオフで調子を崩す、というのもなかなか考えにくい

          LJL22夏注目点 国内か世界か/理想と現実/DFM4KRの足音とフルバイしなかったSG

          MSI2023開幕直前 DFMと対戦相手の戦力チェックその1 PSG&LOUD編

          ということで5/2から始まるLOLの春季世界大会、MSIについて、時間がないのでいつもの前置きはすっ飛ばして本題に入りたい。日本からはDFMが出ます。以下敬称略。 1.大会形式と組み合わせMSIとは、ざっくり言うと、中国(LPL)/韓国(LCK)/北アメリカ(LCS)/ヨーロッパ(LEC) からなる4大地域(メジャーリージョン)から春の代表を2チーム選出、日本(LJL)/ベトナム(VCS)/ブラジル(CBLOL)/ラテンアメリカ(LLA)/環太平洋(PCS:実質ほぼ台湾)か

          MSI2023開幕直前 DFMと対戦相手の戦力チェックその1 PSG&LOUD編

          LJL’23春ファイナル個人的見どころチェックと一歩踏み込んだ「データの見方」

          ハロー!ウマ娘プレイヤーにして元ゲーム攻略本ライター、いまはeスポーツウォッチャーの山岡だよー。ということで、今年も4月15日に迫ったLJLのファイナルの時期です。ツイッターでも書きましたが、データの小話的な話をツカミとして入れると、実質的にLJLのプレーオフは、結果から見ると波乱が起こって盛り上がる的な要素は薄いです。現行体制になった'20から7回プレーオフをやって、都合14回のうちの1回しか5-6位が上位に進めていません。それ以外は、20夏と21春を除いて全部1位対2位の

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          LJL2023春 ちょいアレなチーム戦力チェック

          ということで1/28から開始されるLJL2023。今年からbo3になったということで昨年とは形式が異なるLJL。一応軽く説明するとBO3とは「2試合先取」の戦い方であり、一般的には「より実力が反映されやすい」、半面「まぐれ勝ち」がしにくい形式となっており、手堅いチームにとっては追い風、下位チームに対しては向かい風、といったところで。 まあ昨年のLJLを総括するうえで触れなくてはならない「V3 連敗世界記録」があったうえでなおこの形式に変更、というのはなかなか、といった感もあ

          LJL2023春 ちょいアレなチーム戦力チェック

          Evi選手移籍で大注目のLEC(LOLのEUリーグ)ざっくり全チームチェックの会

          どうも、eスポーツウォッチャーにして元ゲーム攻略本ライター、そして先日のウマ娘カプリコーン杯を予選勝率8割の中、本番で2着となりました山岡a.k.a.キャプテン御徒町です。はじめましての方はTwitterフォローとチャンネル登録お願いします! ということでEvi選手の移籍が決まり、あちらのキックオフイベントでは並みいるスタープレイヤーたちと肩を並べヘッドライナー級の注目をもって迎えられているEvi氏。「日本最強」と言っても過言ではない彼がどこまで通用するのか気になる諸氏も多

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          Evi選手海外移籍へ。日本LOL界の中田ヒデとなれるか&LJL地殻変動について

          どうも、元ゲーム攻略本ライターにしてeスポーツウォッチャー兼ウマ娘トレーナーの山岡です。おいサイゲ有馬特攻のスペちゃん出すなら「そのスペに勝った最強グラスワンダー」出さなおかしいやろ。99有馬はグラス>>>スペ>>>>>>オペや、キッズが勘違いするやろが。と。書きかけの記事がそろそろ陳腐化しそうなので一気に書き上げようという話。W杯始まってそちらも忙しいので。いつも通り長いですので最悪目次的な大見出しだけ見てそれっぽく把握してください。敬称略。要は「Eviに次いでどんどん海外

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