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米国高校留学準備④ ホストが既に居る場合

前回は、J-1ビザでの渡航を検討し、留学支援団体にコンタクトを取ったところ、ダイレクト・プレースメントなる制度があることが分かったというところまで記しました。今回は、その初動について、お示しします。

ウェブでの説明会

今回、お世話になろうかなと思っている留学支援団体のアユサから初めての連絡が来たのは、問い合わせの数日後。その後、ウェブでの説明会に参加することになりました。親子一緒に出席しました。

なお、アユサさんでは、現在のところウェブでの説明会は、一斉方式と個別方式のいずれかを選択できるようでした。ホストが既に決まっているという状態の本件では、個別面談を選択するのが肝要、と先方も思われたのでしょう、Zoomでの面談のご提案がありました。日程調整の後、いざZoom接続。(なお、基本的に面談は平日昼間です。私は、半休取って対応しました。)

おそらく、一斉での説明会でも使っていらっしゃるであろう動画やスライドを拝見。必要な情報も、まとまっており、親子ともどもちゃんと理解できました。アユサさんのウェブサイトにも出ていることではありますが、今後の流れがよく分かりました。端的には…

  1. アユサへの登録(第二次募集中でした。)

  2. 選考試験

  3. 集合研修

  4. 渡航準備

  5. 渡航

この流れは、通常の申し込みと変わらないようです。


上記、項目の前段階として、ダイレクト・プレースメントでは、

  1. 希望するホストファミリー・受け入れ校のエリア付近にAYUSA USAのエージェントがいること

  2. そのエージェントが、担当可能であること

  3. 受け入れ校が、交換留学を受け入れるための基準を満たしていること

  4. ホストファミリーと留学生との間に血縁がないこと

  5. ホストファミリーと受け入れ校の事務手続き

といった条件が付加されるようです。これらについては、ホストファミリーになるKさんにも私から前もって伝達しました。曰く、「ウチは大丈夫だし、受け入れ校は、毎年のように留学生を受け入れているから大丈夫。学校の方には、私からも、私たちがホストファミリーになるし、全く問題ないから、って念押ししておくから」と断言していました。米国人特有なのか、Kさん固有の特性なのか、はたまたその両方なのかは別として、こういった前向きさは、常々見習いたいと思います。

ということで、差し当たってこちらでできることは、通常の留学希望者さんと同様の手続きを淡々と進めつつ、ダイレクト・プレースメントにかかる追加の手続きもこなすことが必要と分かりました。

アユサへの登録

いくつか必要な書類がありまして、そちらを用意して送付しました。昨今の働き方も相まって、紙面よりも、PDFファイルの送受信で手続きを進めるのが先方からも歓迎されるようです。登録に関わる必要書類等をまとめます。

  • 願書(先方の様式)

  • 過去3年間の成績が分かる資料

  • 出願手続きにかかる料金16,500円

  • Direct Placement Form (ダイレクト・プレースメントに関わる追加の書類。英文)

願書

願書は、ウェブフォームのものと、紙面のパンフレットから切り離すものとの2種類の存在を確認しました。記入すべき事項が、微妙に異なるので、我が家は、ウェブフォーム入力しつつ、紙の様式に必要事項を記入し、PDF化して、メールでも送りました。ご担当の方からは、特に何も言われませんでしたので、問題ない対応だったのでしょう。

成績表

過去3年間分が必要です。現学年(中3)の最新の成績と、小6〜中2学年末の成績が知りたいのだそうです。条件は、「平均を下回る成績の科目が、一つもあってはいけない」のだそうで、数値を確認するまでは、少し肝を冷やしました。中学校の成績は、しっかり把握してきておりますが、小6のものについては、あまり気にしていなかったですし、そもそも時も経っていますので、◎/○/△の3段階評価の△があったらどうしようと焦りました。結果、問題なかったので、本人とも「小学校から勉強頑張ってて良かったね」と胸を撫で下ろしました。

それぞれの学校からの成績証明書等をあらためて発行してもらう必要はなく、通知表のコピーで良いそうで、これもPDF化してメールで送りました。(意外にデータが重くなってしまい、複数回に分けて送りました。担当者さんが見つけやすいように件名を分かりやすく連続性のあるものにしたように記憶しています。)

受験料

大手銀行の口座へ振り込み。確か、緑色のメガバンクだったような。

Direct Placement Form

またも「ワタシ、エイゴ、チョットデキル」案件でした。including but not limited to にちょっとだけ手こずりました。A whale is no more fish than a horse is.みがありました。(違う)

ご担当者さんのメールの文面からは、「英語分からないなら、こっちでやっとくこともできますよ」というニュアンスが伝わってきたので、きっと英語が分からなくても大丈夫です。

PDFで送られてきましたので、PDFに書き込みできるアプリ(私はNotabilityを使ってます。多分、GoodNoteとかでも大丈夫)をiPad上で使って、必要事項を記入し、親子でサインをして、送り返しました。

記入事項のうち、How do you know this family and how long (please be specific)(どのように、この家族と知り合い、どれほどの期間知り合いですか(拙訳ご容赦))というものがありました。正味、2〜3行分しかスペースがありません。逡巡した結果、「Kさんとは同僚でした。その夫であるEさんの事業所は近場でした。それ以来、15年以上彼らとは知り合いです。」といった無味乾燥な内容になりました。

その後、数週間、何の連絡がありませんでしたが、果報は寝て待てですね。

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