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神山町で考えて見たこと

友人が移住したこと、もっと遡れば仕事で「神山プロジェクト」を読んで以降、よく自分の周りでも見かけるようになった。そして移住した友人に遊びにいくよと話してから早2年。2019年6月にようやく訪問することができた。

最近「コミュニティ」というキーワードをいろんな場所、いろんな意味で聞くことが大きくなった。コミュニティをWikiで調べると「地域コミュニティ」というのが、そもそもの発端であるとのこと。エリアを共にする人々になる。神山町って徳島から車で1時間程度山に入っていくと、視界に開けてくる。最初の印象は、「町」という小さな集落かと思ったらそうじゃなく、めちゃでかい。だから、いろんな神山が存在するのである。やはり体験しないとわからないのである。

神山の魅力は、何と言っても「土地」そのものが持つ魅力なんだろうと思う。そこにイノベーター(リーダー)が存在し、そのリーダーが続けきた活動を「軸」に県外(国外)から面白い人が集まり、その土地の人がそれをフラットにおもてなしをする。こうして培われたコミュニティが大きく、広く、でも根っこはコアに固く存在している。

まず、神山町側にリーダーという改革者が存在している。なぜリーダーかというと、現在に続く神山町に根付く「文化」を20年以上に渡り、醸成し続けているからです。アートを軸に醸成されている文化。今回わかったのは、それは創られたものではあるのだけど、それを面白がる土地の人の人柄(簡易になってしまうんだけど)によるところにある。

そして、そのリーダーが生み出すネットワーク(人のつながり)の力が、外に波及し、面白い人たちがそこにつながり、その周りの人たちを呼んでくる。もちろん日本の山間部として、ポジティブなことばかりではない。けれども、土地が面白いって、凄い良いと思う。

コミュニティには、コミュニティの中心にリーダーが必要で、その周りをフォロワーの方たちが支え、そのフォロワーの周りが出入りしている。エリア的コミュニティで考えるとわかりやすいのだが、やはりコミュニティを創り出すリーダーは、「外部」では成り立たない。そんな本質を見せられた気もする。

今回「知る」と「体験する」の違いも理解できた旅になった。元ライフネット生命会長の出口さんが、大事なのは「人、本、旅」といわれているがそれが実感できる時間となった。


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