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「窮鼠はチーズの夢をみる」

愛とは何かを考えた

ヘテロセクシャルの男性とホモセクシュアルの男性の恋愛物語

なんでこの男にはこんなにも女が寄ってくるのだろうというような男

でもなんだか寂しそうな兎のような目をしていてほっておけない

だからつい女も愛してしまう

男は愛していなくても

愛されてない気がするそう思うから女も不安になる

現に男は不倫したり同時に女と付き合っているそういう男だ

片やずっと男のことが好きな彼

その思いは一途だ

外堀からどんどん埋めていき最後はしっかり男を落とす

でもそんな幸せも彼にとっては不安の原因しかない

やはり世間の目は冷たい

堂々と交際しているとはいえない

そんな状況もあるのだろうか

不安になっていく彼

どんどん壊れていく

相手を信じたくても信じることのできない辛さとはどれほどのものだろう

スマホを見ても何を見ても信じることが出来ない辛さ

それは男が招いたものでもある

たとえ男が彼を愛しても彼は男を信じることが出来ない

なんでこんなに流される男になってしまったのか

身につまされたと思う

そんなふたりの恋愛模様を行定監督がきれいに描いている

行定監督が作り出す世界(映像)はきれいだからこそ残酷だ

愛って何だろう?

無条件で愛するなどないのかもしれない

人を好きになるというのは本当に大変なことだ

信じることもまた大変だ

好きな人を堂々と好きだと言える世の中だったらいいのに

心が締め付けられる映画だった


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