雑感~六十にして耳順う(ろくじゅうにしてみみしたがう)


という言葉があるそうな。

「60歳で、他人の言葉に反発を感じず、素直に耳を傾けられるようになる・・・」という意味だそうです。

なんか、全然無理なんですけど。

まあ、カミさんが理不尽な態度を取ったとしても、
へたに逆らうよりかは、「おー」とか「そーかぇ」、
とかなんとか訳の分からない受け答えをして、
何となく時が過ぎればいいか、というようなことは確かにある。

あるけど、
「他人の言葉に反発を感じず、素直に耳を傾けられるようになる」という感じでは全然ない。

むしろ、反発するような感情にフタをしているとか、
それも日常だよねっていう諦めの境地というか、
まあ、いざというときのために、「お互い様だけどちょこっとだけこっちが損をしとこう」なんてずるい気持ちを持つことで憂さを晴らすというか・・・

よく分からん。
私は感情とか気持ちを紐解くことが苦手でして。

カミさん曰く「あんたは人の気持ちが分かりにくい人だから」って言われると、そのとおりかもしれない。

しかし、「じゃあ、あんたは自分で言うほど、俺の気持ちが分かっとるんかい!!」

と反発してしまいそうになりますが、
「おー」
とか言って時が過ぎていくのが日常というものですな。

しかし、白状しますと「どっちもどっちやんけ」と反発してしまうこともありますわな。
人間だもの・・・

でもまあ、若い時のほうが、上手くできていたかもしれない。
体力もあったしね。

そう、大らかな気持ちになるのも、体力が必要なのよ。
というのが最近の持論でして、
もう、目覚めた瞬間から「ああ、疲れた」などと言っているようでは、
「他人の言葉に反発を感じず、素直に耳を傾ける」
なんてどだい無理な話ですわな。

まあ、少なくとも私の場合はそうです。
そのような気持ちになれる、立派な人もいらっしゃるでしょうし、
そんな人になりたいとは思ってはいます。
なかなか難しいですけど。

でも、せめて受け流し方が上手い人になりたいものですな。
なんかかっこいいし。

ということで、そんな人になれるように頑張るぞー、
なんて軽い感じで今夜は締めたいと思いまーす。

以上



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