また彼の命日が巡ってきましたね。

私が高3のときでした。
ＦMラジオでニューアルバム「Double Fantasy」の特集を聴いていました。
当時はレンタル屋さんもまだありませんし、ＬＰレコードを買うお金もないので、ラジオで聴くか誰かに借りるしかありませんでした。
アルバム1枚をそのままラジオで流してくれるというので、その日、全身を耳にして聴いたのでした。

何年かぶりの復帰作でした。まだ少年の私にとっては初めてリアルタイムでジョン・レノンを体験したのです。
もう嬉しくて素晴らしくて大興奮の時間が過ぎたあと、ＤＪが重々しい声でこう言いました。

「皆さんに悲しいお知らせをしなければなりません。今日、ジョン・レノンさんは自宅前で・・・・・」

私は声を失いました。
本当に彼の大ファンだったんです。（今もですが）
ビートルズが解散してから聴き始めた私ですが、レコードが擦り切れるぐらい聴いていたんです。
まだ多感な時期ですので、頭が真っ白になり涙が流れました。
本当に悲しかった。
40年以上も前のことですが、毎年12月8日には昨日のことのように思い出します。

今ではサブスクでいくらでも好きな音楽を聴けます。
でも当時はそうではなくて、必死の思いで1枚のレコードを買ったものでした。
そしてそのレコードを宝物のように何回も何回も聴いて濃厚な時間を過ごしたものです。

なんだか昔話みたいですね。

今、ジョン・レノン作曲の「Now And Then」がヒットチャートを賑わしてますね。
最新のAI技術でよみがえった歌声を聴けるなんて本当に素晴らしいことです。
それにしても、なんという歌声、そしてメロディー。
名曲とまでは言いませんが、やはり耳に残るいい曲です。
「Now And Then Ｉ miss you」
シンプルですが胸を打ちます。本当に唯一無二の存在ですね。
そしてポールの企画力もさすがとしか言いようがありません。

今日はジョンの曲を聴きまくっていますが、まもなく12時です。
最後はどの曲で締めましょうか？

彼の曲は何百曲もあるのでしょうね。その中で本日最後の曲は・・・
自分の中にしまっておきましょう。
好きな曲はいっぱいあるのですが、自分の中でこの曲のジョンの歌声が最高なのではないかと思う曲があります。
全く有名な曲ではない上にカバー曲ですが、その曲で締めたいと思います。

内緒です。