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【備忘録】素材をAI生成し、Unityに取り込む・「転生女騎士、アパートに住む【放置ゲーム】」の作り方(1)【Unity】

2024/2/20リリースしました!

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転生してきた女騎士がアパートに住む放置ゲームです。
ちょっと迷走気味で、作り切れるか不安でしかないですが、素材はできてきたので、備忘録を書きます。


1.画像の生成(Stable Diffusion、DALL-E3)

今回のゲームの素材は、主人公であるソニアはStable Diffusion、その他の小物はDALL-E3で出力し、CLIP STUDIO PAINTで修正して使用しました。

先日、Stable Diffusionについて色々書きましたが、以下のざすこさんの動画を見れば、問題ないです。このクオリティはヤバすぎる…。

手軽さやクオリティではDALL-E3に軍配が上がりますが、同じ姿勢をしたキャラクターの差分を大量に作りたいとなるとStable Diffusionになります。
今回はちびキャラを生成し、いい感じの頭身、姿勢のグラフィックができたら、ControlNetで姿勢を抜き取り、差分グラフィックを量産しました。

プロンプトについては参考にした記事を最後に羅列します(大量にあるので…)。

2.レイヤー分けされているPSDファイルをUnityに取り込む

以下のように差分がレイヤー分けされているデータは、一気に取り込めます。

Cap、Face、Fashionのフォルダに差分レイヤーが入っている。

今回はアニメーションまでは行いませんでしたが、以下の資料を参考にPSDファイルを取り込みました。

もぉんさんはunity1weekの常連かつ評価も毎回高い方なので、無料で読めるのは嬉しいですね。

一括でUnityに取り込めました。

3.COEIROINKでボイスを作成する

今回のゲームを思いついたのも、COEIROINK(読み上げソフト)のクロワちゃんの存在を知ったからでした。

あかしゆきさんの声が自由に使えるなんて、凄すぎます!あなたって、本当に最低の屑だわっ!

このCOEIROINKなのですが、無料で使用できるのですが、v2.2.1の段階ではテキストファイル読み込み機能に少し問題があるのでその回避法をメモします。

話者とセリフを半角カンマで区切りったテキストデータを取り込むことで、一気にボイスデータを作成できます。

なにこれ

しかし、不具合なのか、話者までセリフ内に取り込まれてしまいます(下の画像を参照)。
しかし、これは一度表示すると消えるので、取り込んだあとは一番のセリフから、一番下まで下キーで一気に通過して表示させます。幸い速度はかなり早いので問題ないでしょう。

ただし、クロワちゃんの「堕ちた女騎士」スタイルはβ番だからか、通過しても消えません(画像の3行目)。セリフ内に完全に取り込まれていますね(そして完全に堕ちてますね)。
これを回避する方法ですが、クロワちゃんの「堕ちた女騎士」スタイルをCOEIROINKのデフォルトスタイルに設定します。

COEIROINKのキャラクター設定で、クロワちゃんのアイコンを一番上にし、「堕ちた女騎士」をデフォルトスタイルにします。これでCOEIROINKのデフォルトキャラがクロワちゃんになり、デフォルトスタイルが「堕ちた女騎士」スタイルになってしまいました(さっきまで、大嫌いだったはずなのに)。

話者を設定しないセリフはデフォルトの話者・スタイルが選択されるので、クロワちゃんの「堕ちた女騎士」スタイルが割り当てられます。やったぜ。

自家製のオホ声

取り込み用のテキストファイルも普通に作ると、かなり面倒だと思うので、以下のようなエクセルファイルを作成し、D列をメモ帳に張り付けて、取り込み用ファイルを作成しています。

A列に「け」と打つとC列に「クロワちゃん(気高き女騎士),」と入力される。

素材の用意はできましたので、次回以降はゲームシステムについての備忘録となります。

4.その他の参考記事

(1)アニメーション

とりあえず簡単なアニメーションであれば、標準機能でOKでした。Spineも面白そうですけどね。高い。

(2)Stable Diffusionの機能

画像によると思いますが、Rembgは今作で使用した画像においては精度が微妙でした。

(3)Stable Diffusionのプロンプト(呪文)

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