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MBA受験の各種スコアメイキング(GMAT, EA, GRE)

間違いなく人生で一番きつかった試験です。二度とやりたくないです。しかも私は悲劇的なことに、GMAT→EA→GREとあらゆるテストに手を出しました(手を出さざるを得ませんでした)。そして結果としては、何とも言えないスコアでした。よって、これだけやれば高得点間違いなし!的なTipsは含まれていない、単なる体験談のシェアとなります。

スコアの変遷

各テストのスコアの変遷は下表のとおりです。
GMATはあまりにスコアアップのペースが遅く、もはや600超えることすら不可能なのではないかと思っていたので、660出た時はめちゃくちゃうれしかったのを覚えています。ちなみにGMAT660というのは、EUトップ校合格者の最底辺ぐらいのスコアです。
EA156はまずまずのスコアかなという感じです。MIT Sloan FellowsのClass Averageが153ぐらい、Stanford MSxは159ぐらいだったと記憶しているので。カウンセラーからはあと1-2点あれば安心できると言われてましたが、10/21から12/6でスコアを上げることはかないませんでした。
GREは論外ですね。結果的にスコアは上昇せず、エッセイとインタビューに専念すべしという方針から、これ以上の受験は断念しました(精神的にもこれ以上のGRE受験は不可能でした)。

各テストのスコア変遷

どの試験でスコアメイクするか

これも情報で回ってますが、何はともあれ、最初はGMATから始めるべしです。EAもGREも、GMAT対策をすることが近道です。そのうえで、EAやGREに手を出すケースについて言及していきます。

EA(Exective Assesment)

EAが提出スコアとして認められるStanfor MSxやMIT Sloan Fellowsを受験するなら、EAでのスコアメイクは非常にお勧めです。GMATで言う中級レベルの問題しか出ないので、中級レベルの実力があればちゃんと解けます。また、試験時間もGMAT対比では圧倒的に短いですし、最初説いた問題に後で戻ることができるので、とにかく精神的な負担は少ないです。
一方、IRのスコアがそれなりに重要になってくるので、Math系が苦手な人にはきついかもしれません。私は中学受験経験者で、大学は文系でしたが国立も受け、私立も数学受験でしたので、どちらかというとMathとIRのウェイトがそれなりにあるEAの方がやりやすかったです。

通常は年間2回しか受けられないようですが、ここ最近はコロナ特例で、オフライン2回、オンライン2回受けられています。私も現にオフライン2回とオンライン1回の計3回受験しました。※最新の状況を確認してください。

GRE

「GMATとは相性が合わず、GREだと簡単にスコアメイクできた」みたいな話もちらほら聞きます。なかなかGMATでスコアが上がらず、Mathに苦手意識があり、Verbalが得意なのであれば、一度試してみる価値はあるかもしれないです。
ただし、試験時間がGMATよりもさらに長いので、メンタルは相当削られます。また、単語がこれまた難しいので、GMATからさらに単語を上積みする必要があります。
上述の通り私はMathがどちらかと言う得意で、Verbalはめちゃくちゃ苦手意識があったので、GREは全然はまりませんでした。

GMAT対策

V対策

私は有名な濱口塾に申し込みました。こちらは、濱口先生の指導を受けられるコースと、ビデオを見て自習するオンラインコースがあります。先生は非常に親身な方で丁寧に教えてくれますが、結果論としてはオンラインで十分です。とにかく問題演習をこなしたい人にはおすすめです。
あとは単語アプリiKnowを使って、GMAT英単語を地道に覚えていました。IELTS・TOEFLレベルの単語力では太刀打ちできないので、引き続き腰を据えて単語学習に励むことが重要です。
仕上げは公式Prep。試験時間や問題形式、PCの操作方法に慣れておく必要があるので、公式Prepはマストです。一方、問題数に限りがあるので、大切に使うようにしましょう。

Q対策

有名なテキストであるマスアカをまずは2周とiKnowによるQ専用の単語習得を行いました。
その後、マスアカよりも難易度の上がるManhattan Prepを2周しました。こちらのテキストが一通り解けるようになると、Q48以上は堅いと思います。
そして仕上げはV同様に公式Prepです。試験時間や問題形式、PCの操作方法に慣れておきましょう。
ちなみに、Q49以上は、いかに本番にケアレスミスをしないかだと思います。私はたぶんケアレスミスしまくりだったので、提出スコアが48止まりでした。

IR

GMATのみでスコアメイクするのであれば、対策不要。本番のみ一生懸命考えて解けば、そこそこの点数が取れるはず。

AWA

どこかでテンプレートを入手し、ひたすら暗記。この作戦でしっかり5をキープできました。

EA対策

V対策・Q対策

GMATとまったく同じ出題形式で、難易度が中級です。なので、基本はGMATでベースを作れば大丈夫です。仕上げに公式Prepだけは解くようにしましょう。

IR対策

唯一、GMAT対策に加えて行う必要があり。GMACのテストセットを購入し、問題演習を行いました。VとQが解けるのであれば、テストセットで問題形式に慣れさえすれば普通に解けるというのが私の所感です。タイムマネジメントが重要になってくるので、煩雑な問題は1問くらいは切ってしまうというのも手です。

GRE対策

V対策

基本的にはGMATと同形式なのですが、単語のレベルが違います。改めてiKnowでGRE用の単語を追加で学習しました。

Q対策

GMATより出題範囲が狭いので、GMAT対策のみでOKです。

AWA

これまたGMATのテンプレの転用でいけます。

おわりに

とにかく最初はIELTSやTOEFLとのレベル差に愕然としますが、地道に勉強していれば必ず解けるようになると思います。MBA受験においては一番疲弊するパートなので、息抜きしながらぜひ頑張ってください。


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