「ワールドカップファン半世紀前半」では天才ドリブラーをチームの中心に「ワールドカップファン半世紀後半」では日本がベスト８を目指すのなら、グループリーグ首位通過が必須と書いたが、日本がワールドカップへ出場するより四半世紀前から、真剣勝負のワールドカップサッカーが楽しくてしょうがなかったワールドカップファンとしてはもう一言言いたいことがある。

それはサッカー強豪国である欧州と南米ではサッカーへの熱情が違うのだ。グループリーグ最終戦で主力を休めたから、トーナメント１回戦で２－０とリードできた。惜しくも逆転負けになったのは不運と美辞麗句を並べるようなメディアを許していてはいけない。グループリーグを通過する確率が高いからと、負けているのに点を取り行かない作戦はサッカーに対する冒涜だ。

Ｊリーグは欧州を参考に地域に根差した活動を目標としているが、今のところ欧州のサッカー熱には遠く及ばない。南米では勢い余って殺人沙汰になるほどなのだが、日本は野球熱が勝っている。高校野球は見るけどサッカーはワールドカップだけ見る人は多いし、日本代表の試合だけ見る人が多数だ。国民レベルでサッカー愛が育たないと、強豪国への仲間入りは無理だろう。

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