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人生で初めて映画館で観たのが『魔神城のねむり姫』である。記憶はないが思い出はある。橿原だ…
スポーツニッポンの校閲を辞め、登山家のエヴェレスト遠征に同行して帰国したあと、まだ文章で…
私は夢の中でも映画を撮る。カメラさえあれば ヴィム・ヴェンダースに触れたのは2024年。映画…
「自分探しの旅」という使い古された言葉があるが、それは遠くに行かなくてもいい。良い映画も…
『カリオストロの城』の本編は冒頭の4分のみ。炎のたからものが終わるオープニングまで。冒険…
先日ある映画メディアの編集長とお酒を飲む機会があった。好きな女優を聞かれ、吉岡里帆と答え…
2016年『アリーキャット』から7年、最高純度にして最高密度の窪塚洋介が帰ってきた。真骨頂である「透明な怒り」「漆黒の桜」「真っ赤な雪」をスクリーンに刻みつけてくれた。 監督の牧賢治は商業デビュー作。普段は会社員をやっている。これまでは借金をしながら自主制作で映画を撮ってきたが『Sin clock』の規模では不可能。サイバーエージェントの藤田晋に企画書を送り制作に至った。今後、日本映画を牽引するような怪物になるか。 2月15日(木)21時45分。ライターの仕事を終えて新宿
ゴッホや広重が描くまえに"風景を見る力"が凄かったように、エンニオ・モリコーネも脚本を読ん…
人生は出逢いと喪失がグルグル回る車輪。平行移動でも垂直移動でもなく流転。地球という母胎で…
夏の入道雲を眺めるたび、大学生の頃、彼女を自転車の後ろに乗せて京都の鴨川沿いを走っていた…
ついに『トップガン マーヴェリック』が公開された。続編の製作を聞いた4年前、登山の先輩と雪…
子どもの頃からアニメや戦隊モノを見ても、主人公よりライバルに惹かれていた。双子に生まれ、…
松田龍平は『まほろ駅前』シリーズの行天春彦のように、透明の濃い俳優だ。夏の陽炎のように、…
令和は元年に台風19号ハギビスで幕を開け、翌年にはウイルスによって人間不信が蔓延していった災害の時代。 しかし、令和四年を迎えるにあたってようやく一筋の光が射した。悪夢を白昼夢に変えてくれる存在が現れた。 18歳から映画を観続けて20年。初めて日本人の映画監督を世界一と思う日が来た。70年代のアメリカン・ニューシネマが今でもバイブルだが、心のどこかでこの瞬間を待っていたと思う。 池松壮亮が「映画は心のワクチン」と訴えたように『ドライブ・マイ・カー』『偶然と想像』の濱口竜