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憧れの筋肉

プロレスラーの真壁刀義さんのブログが大好きだ。大好きだど、毎日見るものではない。半年に一回くらい暴飲暴食したい波が押し寄せる時があるのだが、そんな時に見るようにしている。

彼は毎日、朝イチでアイスを食べ、菓子パンをむさぼり、カツカレー大盛をぺろりと平らげている。彼の食べっぷりを見ることで、私の「何か食べたい欲」はスッと収まる。
きっと彼は人類の胃袋担当なのだ。私の代わりに何でも食べてくれる人がいることを確認し、ゲラゲラ笑いながらブログの画面を閉じる。

彼に限らず、プロレスラーが好きだ。内臓や精神が強靭な筋肉に守られているという感じが良い。他のスポーツ選手の筋肉も素晴らしいけれど、プロレスラ-達の、「さあ、俺の筋肉を観やがれ!!!!」という鍛え方は圧巻だ。筋肉もコスチュームの一部なのだ。

寒くなってくると、私も彼らのような筋肉が欲しくなる。あの人たちは真冬でも半裸でウロウロしてる。ブログでチェックする限り、プライベートでも薄着だ。筋肉があればババシャツもモモヒキも必要ないのであろう。
洗濯物も減り、光熱費は抑えられ、CO2削減に繋がる。筋肉が地球を救うのかもしれない。

真壁刀義は朝一でスーパーカップチョコクッキーを平らげた。
私は朝一でババシャツとモモヒキを2枚重ねにする。

真壁刀義はウォーキングに出かけ大きなドーナツを平らげた。
私はバイト先で寒さに凍えながら仕事をする。

真壁刀義はのり弁と唐揚げを平らげた。
私は小さなおにぎりをお昼ごはんにする。

真壁刀義は夕飯にカツカレー大盛を食べ、私は大盛によそわれたご飯をブチギレながら半分に減らし、なんとか食べられるだけ食べる。

彼の一日と比較すると、私の生活はなんてさもしいのだろう。
きっと彼の胃袋は、次から次へと入ってくるカロリーを、パワーでひねりつぶしているに違いない。
胃袋は筋肉だというが、それなら筋肉だって胃袋だ。彼は全身にまとうその筋肉で、ドーナツや菓子パンを消化している。添加物なんていとも簡単にKOだ。

来年の目標は“筋肉をつける”に決めた。今年はあと一週間ほどしかないので、筋肉をつけるためにストレッチをすることにする。

何を言っているかわからないと思いますが、本当に筋肉がない人は、筋肉をつけるための筋肉だってないのです。
だからまず、ストレッチからはじめて、筋トレに耐えうる柔軟性を身につけないといけない。

朝一アイス、夕飯カツカレーには、まだまだ遠い。

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