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効率化オタクが実践する光速パソコン仕事術(ヨス)

この本はパソコン仕事の効率化本のナンバーワンである!と断言します。

世の中には、実にたくさんのパソコン仕事効率化本があります。コンビニエンスストアで売られているワンコインの小冊子みたいなのも含めたら、相当な数に登るでしょう。
「高速」「爆速」「10倍速くなる」「定時で帰るための」「時短」「〇〇大学式」「ボローニャ風」「銀座のママが教える」等など様々な効率化キーワードが猖獗する中、あらゆる効率化本を凌駕するのが、「効率化オタクが実践する光速パソコン仕事術(ヨス)」だ、と重ねて断言しますよ。
その理由は、「光速」だから。いかなるモノも光の速度を超えることはできませんからね。
もちろん拙ブログが以前に名乗ってた「スピード仕事術」などとは比べようもありません!

というのは、まあ半分冗談(半分は本気)ですが、著者のヨス氏が「光速」と名付けたのも頷けます。
あらゆる知恵を詰め込んで、パソコン仕事の高速化(さすがに光速にはならないが)と効率化を追求する姿勢がすごい!
しかも文体とか本書の装丁などは、どことなく軽~い感じです。ビジネス書やパソコン書籍にありがちな、四角四面でガチンゴチンで「真面目です」と言いたげな書籍のたたずまいとは一線を画しています。
それなのに、中身は効率化とスピードアップの鬼が書いた真剣勝負の本というギャップもたまりません!
仕事効率化や高速化の本で、キーボードの選び方から書いてある本なんて見たことない!

本書の大部分はショートカットキーの使いこなしと、単語登録が占めています。
特に単語登録に関して言えば「そんなものまで単語登録しちゃうの?」と驚いてしまう内容でした。

例えば「(」とか「)」。通常ですとシフトキーを押しながら「8」とか「9」を押して入力しますよね。
ところがどっこい、ヨス氏はその手間すら惜しむ。「(」は「c」で、「)」は「っc」で登録してしまうのです!
この説明だけでは「なんでそんな意味不明な単語登録をするのだ?」と疑問が膨らむばかりでしょう。
「(」や「)」を単語登録するのはヨイとしても、なぜに「c」と「っc」なのか?

本当は本書を読んでいただきたいのですが、それでは不親切なのでサービスで解説します。
(ヨス氏にとってはご迷惑かもしれませんが)

「(」を「c」で登録するのは、形が似ているから。これはまあ、わかるでしょ?
では、「)」を「っc」で登録する。これはやってみないとわからないでしょう。
要するに、(カッコ)を閉じるために、同じキーの二度押しを閉じることにしてしまうのです。
ポイントは、「っc」と、日本語入力モードで「c」を連打した時にでる「っ」と「c」を組み合わせることです。

「墨付き括弧(【】)」なども登録しておくと何かと便利です。
光速パソコン仕事術を読んでから、少しずつ単語登録を増やしています。

ここまで読んだ方の多くは、「カッコまで単語登録する意味、本当にあるのか?」と首を傾げるに違いありません。「そんな微々たる時間を短縮したって何なる?」と疑いの目を向けていることでしょう。
目つきの悪い人が首を傾げている様子が目に浮かぶようです。浮かべたくないけど。

まあ一度でいいから、騙されたと思ってやってごらんなさい。絶対に損はしません。「(」を入力するのに、シフトキーを押しながら「8」を押していたのがバカバカしく感じられるはずです。

「単語登録なんて面倒だ」という人もいるでしょう。
だけどよく考えてごらんなさいよ。最初にちょっと面倒な作業(単語登録)をするだけで、あとはずーっと楽ができる。それなら単語登録するしかないでしょ?

まあ強いて言うなら、手癖というか指癖を直す必要はあります。つまり「(」を入力するのに、ついついシフトキーと「8」キーを押してしまう習慣を変える必要がある。
自分自身、今はまだ変換動作修正中なので、シフトキー「8」を打ってしまって、改めて「c」と打ち直したりしてますけども。大丈夫、すぐに慣れる!

さあ、みんなも「光速パソコン仕事術」を読んで、レッツ、#光速パソコン仕事術!