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もうすぐ卒展、伝統の自画像に想う。

15歳の時からあこがれていた、
その日がやってくる。

受験を決め、初めて卒展を観に行った時、
先輩たちの個性あふれる作品の数々に感動した。

作品の隣には伝統の自画像。
これが本当に、本当に、素晴らしい。

受験で初めて描くことになり
自分のことを客観的に描くことの
難しさを知った
5ヶ月間、画塾に通って学んで
その時の精一杯で臨んだ

無事合格し、入学できたその後は
描くことが日常の3年間
アトリエのある高校で
デッサンする日々

朝日も夕焼けも
雨上がりの虹も
変わっていく空を
その美しさを
教室から見た
友達や先生と共有した

長期休暇の課題で自画像を描くたびに
似てないな、
これは誰?
問いかけながら
何時間もかけて部屋にこもって
描き続けた

描くたびに
スピードも増し
光と影の表現力も増し
できないことを歯痒く思う
わからないことも増えただろう
自分でも成長を実感したことだろう

卒業制作は構想から半年。
この1週間で
自画像を数枚描いたという。

2枚目の自画像を描きあげたとき、
18歳の今しか描けない
光溢れる自画像だと先生は言ったという

思ったよりも、
余裕を持って完成した、と
今朝の彼女は穏やかに言った。

ついに完成したんだね、
作品を見る前なのに私は泣いてしまった。

美術が好き、という自分を信じ、
進んだこの世界。
楽しいだけじゃない
思うように描けない苦しさも知った

ここまできたね、
本当によくがんばっているね
たくさん乗り越えてきたね

あなたは私の世界を広げてくれた
あなたはもう大丈夫
大好きな美術と
大好きな仲間がいる
本当によかったね

あなたが美術を学ぶと決めてから
応援していくと決めた
これまでも
これからも

たくさんの夢をありがとう
たくさんの希望をありがとう
私のこどもになってくれて
私を母にしてくれて
本当にありがとう
あなたといる世界はとても素晴らしい

もうすぐ卒展が開幕します、
今年はどんな作品に出会えるだろうか
待ち遠しい
そして1度きりだと思うと少し寂しい

支えてくださった先生方、
大切なお友達の皆さん、
そして応援してくださる地域の皆様、
本当にたくさんのメッセージと
祝福をありがとうございます。

感謝を込めて。















元看護師。元某美容部員。アロマセラピー、石けん生活、ハーブのある生活、こどものおやつ、日々フランス家庭料理を楽しんでいます。転妻。金沢、つくばを経て大垣在住。