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推し本の魅力を、非言語による映像表現に②〜船橋市立金杉台小学校5年生の実践〜

千葉県にある船橋市立金杉台小学校の5年生での授業をレポート。今回は第二弾になります。

非言語表現だけで映像をつくるワークショップを通じてプロっぽい映像をつくる経験をした子どもたちが、それぞれの推し本の魅力を映像表現にまとめる活動に挑戦。国語の「読むこと」の学習と関連させながら、総合的な学習の時間を活用して取り組みました。

▼前回の記事はこちら


ただの出前授業ではない。オーダーメイドの学びだからできること

今回の授業は、国語の「読むこと」の学習と関連させて取り組みました。

これまでに、「大造じいさんとがん」などの教材を通して、物語の山場を捉えながら登場人物の心情を読み取ったり、情景描写とその効果について読み取ったりする活動を行ってきた子どもたち。しかし、その経験がなかなか日常の読書活動に活かされていないことに、担任の植田先生は課題を感じていました。

そこで、「自分のお気に入りの本(推し本)を選び、その本の一場面を映像で表現することを通して再認識した本のよさを伝え合う」という言語活動を設定したのです。その背景には、「映像制作などの表現活動をする中で、子どもたちが自分の力で情景や登場人物の心情の変化に着目しながら言語活動をすることで、物語を読む力を身につけてほしい」という植田先生の願いが込められています。


非言語で表現するということは、文章に書かれている言葉そのままではなく、自分で場面の様子や登場人物の心情などの解釈をする必要があります。文章をただ書き写すなんてごまかしはききません。読み取ったことを自分の中に落とし込めていなければ、非言語での表現はできないのです。あえて言語を扱う国語の学びに、非言語を扱う映像を関連させる理由はここにあります。


ただ決まったプログラムを行う出前授業ではなく、先生が主体となって児童の実態に応じて単元にプログラムを組み込んでいくからこそ、子どもたちにとっての本当の学びになると感じています。

さぁ、オーダーメイドの学びをあなたの学校でも。



子どもたちの作品紹介

・ 「エモい映像をつくろう〜非言語による映像表現に挑戦〜」で制作した映像 


・「推し本の魅力を、非言語による映像表現に」で制作した映像の一部

(児童が映っているため、キャプチャーでの紹介にになります)

「エモい映像をつくろう」で学んだプロの技をうまく取り入れ、構図の決め方に工夫が光る作品になりました!



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