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3姉妹子育て、夫婦で育てるは手放した

長女小学校入学のタイミングで引っ越しをしてから3年。当時小学1年生だった長女は小3になった。引っ越し、長女小学校入学、次女保育園転園、そして三女を妊娠、と大きな変化が一気にやってきた我が家。夫婦げんかしながら、長女の癇癪に付き合ったり、次女の保育園行きたくない話が出てきたりもしながら、どうにかここまできた。

3人育てるの、大変でしょう。と言われることも多いし、”はい、そうですね”と答えているが、実際そんなに大変とは思っていない。その理由は、私たち夫婦以外に子供を見る大人の目が複数あるからだ。

我が家の子供たちを育てる大人、それはご近所の老夫婦、3女と同い年の子供を持つ夫婦、義両親、保育園の先生、学校の先生、そして私たち夫婦だ。関わりの濃さは少し薄くなるが、近所の犬を一緒に散歩する夫婦や、子供の友達の親もいる。

保育園の先生と学校の先生は、子供たちがそこで過ごす間を見てくれる大人。ご近所の老夫婦は子供たちの話し相手だったり、夕ご飯や休日の昼ご飯を食べさせてくれる大人。もう1組の夫婦は休みの日の子供たちの遊び場や長女の話し相手。義両親は時々登場。そして私たち夫婦は子供たちが家に居る時の育児担当、という感じになっている。

基本的に私たち夫婦が子供を見ているのはもちろんなのだが、四六時中見なければいけないというプレッシャーはなく、ご近所さんさえ良いと言ってくれれば、いつでもその育児担当が分散できるような感覚だ。

これは私たち夫婦が助かっているだけではなく、子供たちには安心できる場の確保がいくつかあるというメリットがある。そして我が家だけでなく、恐らくご近所さんにとってもメリットがあると思っている。だから、付き合ってくれているのだろう。例えばそれは、子供が癒しであるとか、家の中が賑やかになって楽しいとか。

子どもが1人だけだったら、このようなご近所づきあいはしていなかったかもしれない。2人、3人と増えていく中で、家族の幸せのためにはどうしたらいいかと考えた結果、夫婦だけでの育児を自然と手放すのが私たちにとっての幸せの形となった。

とはいえ、老夫婦の家では甘やかし放題でお菓子食べたりテレビ見放題の環境だったり、とそれぞれの大人によって子供への考え方や関わり方は違うので、もやっとする事もなくはない。ただ、ここの関りをなくす選択肢の方が私たちにとっては辛いのだ。こういったもやもやは、例えば家ではテレビの時間を減らすことで良しとしている。

子どもの育ちを見てくれる大人がたくさんいるというのは、本当にありがたい。ご近所づきあいはトラブルが怖いけれど、それを恐れて近くにいる強力な子育て仲間と繋がれないのはもったいない。子供を持つ家庭とのつながりを持つのはもちろん、子供を育てていない人とのつながりもとってもおすすめだ。

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