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【歌詞:地球儀】クリエーターは世界の秘密への探究者と表現者

ぼーっと「地球儀」聞いてて改めていいなーって思ったので、各歌詞ごとに感想と印象を書き連ねていこうと思います。
途中で終わるので自己満足の世界です。🐶🐱

【誕生/望郷、成長/苦悩】

【感想】

明らかに宮崎駿向けの曲なんだけど、
子供の頃の描写や大人になった苦悩を描いてるから、『創作』に対して苦悩がわからない人でも自分の経験にあてがって聞けるから凄く感情移入できる冒頭だなと思う。

僕が生まれた日の空は 高く遠く晴れ渡っていた
行っておいでと背中を撫でる 声を聞いたあの日

僕が生まれた日の空は:
・生まれた⇒過去形で回想?
・生まれた≠産まれた
 赤子で産まれたという意味ではなく、自分の中   で何かが芽生えた?⇒創作欲

高く遠く:
・空が遠く感じる秋か冬の時期に生まれた?
・生まれた僕に対して空の遠さ/高さの描写
世界に対しての僕の小ささの強調

晴れ渡っていた:
・晴れ⇒生まれたことを喜んでくれる人がいる
・渡っていた⇒限りなく広い/広大さ
⇒曲調含めて、一貫してこの『世界の広大さに対しての僕』を感じる

行っておいでと背中を撫でる:
・おいで⇒子供に向かって言う口調
・背中を撫でる
 ⇒背中を押すって表現よりも、子供の行きたい    と言う思い自体を尊重して、子供を慈しんでる感じがして凄い好き。
この思い出が僕を形作ってる

声を聞いたあの日:
・声を聞いた
⇒この表現好き。
背中を撫でた人を見てない状態。
行こうとしている対象にしか目がいってない。
その対象は恐らく『創作』。
仮に声をかけた人が両親とするならば、
親元から離れる事を表現してる。

あの日:
・回想。と言うよりもはや望郷に近い?
・思い返す=立ち止まる?
・なぜ思い返す必要があった?

季節の中ですれ違い 時に人を傷つけながら
光に触れて影を伸ばして 更に空は遠く

季節の中ですれ違い 時に人を傷つけながら:
・季節の中⇒月日の経過/僕の成長
・すれ違い
 ⇒人とすれ違う…社会に揉まれる
 意見がすれ違う…他者を知る
         (自分以外の世界を知る)
・傷つける⇒すれ違いによって

光に触れて影を伸ばして:
・シンプルに事象として視覚的なもの
『創作』に触れて『苦悩』が忍び寄る

更に空は遠く:
・やればやる程、世界に対しての自分を知る
・そもそも空に近づけることはない
答えがない途方もない道

【衝動と原動】

風を受け走り出す 瓦礫を超えていく
この道の行く先に 誰が待っている
光さす夢をみる  いつの日も
扉を今開け放つ  秘密を暴くように
飽き足らず思いを馳せる 地球儀を回すように

この辺の歌詞難しい…

風を受けて走り出す:
・風は追い風?向かい風?
追い風 …衝動
 向かい風…苦悩
個人的には追い風に撫でられていると思う。
創作へのどうしようもない自身の衝動に駆られてるんだと思う。
多分このタイミングで『あの日』を思い出して、立ち止まっている状態から命削って走り出してる。
ってか、このサビのとこの曲調めっちゃ好き。

瓦礫を超えていく:
・文字通り、瓦礫=苦悩を乗り越えてる

この道の行く先に 誰かが待っている:
⇒うわああああああってなる。
 進めば進むほど、
 空は更に遠く高く、影は手を伸ばして来るのに
それでも進む原動力は、いるかもわからない誰かの元に、誰かの為に瓦礫を超えているのかって思うと形容し難い感情になる。
もはや祈りや使命に近い気がする。

ただ、衝動はきっかけでしかなくて、
進め続ける理由が後の歌詞で
「この道が続くのは 続けと願ったから」
ってわかるのがとても良い。
自分の為ってのもあるんだよね。
誰が為に、自分の為に、
その両方の感情を持っているのが人間くさいし、
とても尊いものだと思う。

光さす夢をみる いつの日も:
・さしている光は何からさしている?
 ⇒恐らく次の歌詞の扉の隙間から
・いつの日も⇒それが生活の中心になっている

扉を開け放つ 秘密を暴くように :


・扉
⇒扉の向こうには光がさしている。
 『光に触れて影を伸ばして』って歌詞から、
 光=新しい創作?
(個人的な見解だけど、人が何かを生み出す時はその人が経験したこと感じた事でしか表現できないと思ってるので、その場合、秘密を暴く扉は自分を形作った思い出とかもありえる?)

・開け放つ
開けるではなくて、『開け放つ』
扉の重さ、強い思い、勢いを連想

・秘密を暴くように
⇒なんの秘密?(人間の感情と世界の秘密?)
⇒暴くって表現が開け放つと絡んでる

・飽き足らず思いを馳せる
⇒飽き足らずって言葉1つあるだけで、
 重みがすごい変わる。言葉選び凄い…

・地球儀を回すように
⇒地球儀からの連想
世界の国の全て、地球の全貌、学び、子供
⇒回すの連想
探す、見つける、退屈、扱う

地球儀を回す⇒世界を手のひらで動かす
≒創作で世界を作る


創作することはある意味世界を作ることと同じで、神のように感じる。
でも人間はあくまで人間だから、

地球儀は地球の全ての国がわかって、
地球を自分の掌で回せれるけど、
それぞれの国で、
人々が何を思って、何を感じて
どう生きてるかはわからない。
その全知と無知を合わせた感じをイメージできる
『地球儀』って言葉が好き。

創作を続けても続けても、
すべての秘密(人間の感情と世界の秘密)を暴けることはない感じが、
飽き足らず地球儀を回す理由で、
『僕』が進み続ける理由なのかな
と感じる。

クリエーターは世界の秘密への探究者と表現者。
それを地球儀って言葉で見事に一言で表現してるのが凄い。。。。。

一番言語化しないといけないとこなのに
言語化できない。。。
そして、残りの歌詞まで書くやる気を失ったので、自己満足としてここで終わります。😶


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