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同じ舟に乗った者として。

昨年家族が増えました。

その前に、役所へ届けを手続きして家族を作りました。

その前に、いつの間にか家族の一員でした。

時々、家族は減りました。

お墓へ行った家族もいれば、役所へ届けをして出た家族もいました。

時々、家族は増えました。

手続きをしてやって来た家族もいれば、
すでに家族として家にやってきた小さい家族もいました。

でも、その小さい家族もどうやら手続きを経て加えてもらったそうです。
その小さい家族は加えてもらったという気持ちは分かっていないようでした。

その小さい家族はどんどん大きくなって
家族の家を出ましたが、

役所で調べれば

家族の欄に載っていました。

時々季節の変わり目に、家族は集まったりします。

家族の欄にいる、いないに関わらず
集まります。

自分達は家族だったと確認するためでしょうか。

家族はいつ、家族になるのでしょう。

手続きをして出ていっても
家族は頼ったり、頼られたり。

手続きをして出ていっても

一緒に住んで助けたり助けられたり。

手続きをしていなくても
家族として庭で遊んでいたり。

ああ、この世の中という海を出る舟に

一緒に乗っているな。

と、思うことが
家族という気持ちなのかもしれません。

家族は舟。
それぞれの乗組員がバランスをとってくれています。

小さいものも大きなものも大切です。

支配や依存は転覆のもとです。
皆、海原をみてゆらゆらと同じ波に揺られ、
ドキドキしたり
ああ、よかったよかった。
と喜び合う舟。

寄り添い、離れ、また出会う沢山の舟。

またその舟が漂う海も大きな舟です。

ああ、よかったよかった。
と喜び合える。
そんな舟に
皆が一緒に乗っている。

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