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【遠出ミュージアム3】 市原湖畔美術館(千葉)

市原湖畔美術館を訪れたのは突然だった。

朝の9時に予定が終わって新宿にいる。その後、別段急ぎの用事がなく、えらく天気がいい。鎌倉にでも行こうかとも思ったが、自分にとって珍しくない場所なので思い切り違うところに行くのもいいと、興味ある展示をやっている場所のリストからここが浮上したのだ。

行き方をしらべると、なんとか行けそうだ。でも帰りが不安なくらい早い。だがこのタイミングを逃したら次行けるのは相当先かも。思い切って電車に飛び乗り新宿から3時間近くかかって高滝という駅に着く。

駅からは美術館まで徒歩だと結構な距離だけど、タクシーやバスがあるわけではない。駅に人もいない。交番まで歩き警察の方にすかさず尋ねると貸し自転車は駅の脇にあるとのことだった。

駅の自転車置き場に無造作に置かれた自転車がレンタサイクルだと気づいた時に、自分の中のイメージとかけ離れていて軽くカルチャーショックをうけた。小さな箱に100円をチャリンと入れて自転車をこぐ。なんか、楽しい。牧歌的に楽しくこぎながら進むこと10分くらいで、湖の先にある島に美術館がありました。

90年代にできたという美術館は2013年にリニューアルをして現代系の美術館になったそう。わたしが見たかったのはひびのこづえさんの展示だったのでした。そのポスターのデザインがステキで来てしまった。

自然光が入る部分とそうでない部分が建物内でも共存していたり地下にスペースがあったり、空間は天井も高く広々としていました。展示は参加型のものがあり満足のいくものでした。そして誰でも行ける屋上的なスペースが素敵でした。空や水がそばにあり空間の広がりが気持ちいいのです。

まだまだ知らないところが、たくさんある。

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