風の便り 太宰治より

 「作品を発表するという事は、恥を掻く事であります。神に告白する事であります。そうして、もっと重大なことは、その告白に依って神からゆるされるのでは無くて、神の罰を受ける事であります。」井原退蔵の手紙より

風の便り とは太宰治の小説 売れない作家木戸一郎と大作家 井原退蔵の往復書簡の体裁である。が実のところ1人二役の感じがする。
太宰治の小説には警句とでもいうのか はっとするような文章がある 上記は心に残った一文。

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