文芸思潮 詩の朗読会『魂の言葉』

 今日は縁あって、「第14回現代詩賞授賞式」&「文芸思潮 詩の朗読会『魂の言葉』」に行き、懇親会にも参加してきた。出演俳優が友人だったので。

 以下、「文芸思潮 詩の朗読会『魂の言葉』」感想。

 現代詩の朗読は、俳優が朗読するより、詩人が直接朗読する方が面白い。読み方とか、区切り方とか、イントネーションとか、本人にしかイメージがなく、そして原作者への忖度がないので自由度が高い

 現代詩は、朗読前提で書かれていないものは、音で聞いても意味が取りにくい。あとで文字で読んで、画数の多い漢字が多用されていたり、レイアウトが自由だったりと、視覚文学だと感じた。

 俳優が普段使う「台詞」と「現代詩」には大きな隔たりがあると感じた。一方は、平易に伝わりやすい言葉であり、もう一方は、ごつごつして触れると擦過傷を残す岩石の印象。

 受賞者は、痩せている人が多かった。現代詩の世界に迷い込むには、それなりの切っ掛けがあるのかなと感じた。

 現代詩の朗読を聞く以前に、現代詩に触れるのも初めてだったので、ヘタをすると寝落ちするかもと恐れていたが、そんなことはなかった。これは、舞台に人間がいる効果が大きそう。

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