今朝の一曲:自分に合った絆創膏(ハナレグミ/深呼吸)

ハナレグミの曲を聞くと、団地に住んでいた小さい頃の自分に戻る気がする。

夢に出てくる自分のうちは、いつも団地。いつか一人であそこに戻るだろう。

うちの棟の前をまっすぐいけば、夏祭りの音が聞こえる。一年に一回の特別な団地のお祭り。ぼうっと明るんだ光景。

車通りの少ない道路を渡った公園のあの木に登れば、夕焼けが米軍基地に沈むのが見える。この木には一目惚れした。ひとけの消えた基地のゴルフ場。沈む夕日は私だけの風景。

時折思い出したように聞くと、ああ、あの傷の手当てを最近してなかったなと思う。

形の合った絆創膏なんだと思う。

思い出は傷なんだろうか。