2024年3月にスペイン旅行に行きました。その際辿ったルートについて、なぜそのルートだったのか、かかった費用、諸注意などについて解説していきます。
まずは私が辿った周遊ルートについて説明します。

スペインには色々な都市があり、城壁に囲まれたところや岩に囲まれた場所、聖地として巡礼者が多い場所など多様で、それぞれ趣があります。全ての場所にはいくことができなかったため、私は個人的に遺跡と巡礼地、芸術が好きだったため、上記の場所に行くことにしました。

セゴビア、トレド、アビラは弾丸日帰りツアーを利用

人気のトレドとセゴビアなどは実は豊富に日帰りツアーが組まれています。中でも、バスを利用した2都市周遊ツアーは、時間がない旅行者の味方です。私も少ない日程の中で多くの都市に回りたかったので、探してみたところ、驚異の3都市ツアーがありました！

マドリード発：トレドとセゴビア、オプションのアビラ ツアー付き

https://www.getyourguide.jp/madrid-l46/from-madrid-toledo-segovia-alcazar-small-group-tour-t379304?date_from=2024-03-10&date_to=2024-03-13&lang=es&_pc=1,1

朝７時半集合、夜７時半に終わるという弾丸ツアーですが、トレドの街並みを歩きつつ、セゴビアのローマ水道橋、アルカサルの内部の見学、そしてアビラの街並みを歩く時間まであるため、お得感がありました。もちろん、時間があればゆっくり各都市を回った方がいいいです。特にトレドはゆっくり美術館や教会の内部を鑑賞したかったなと思います・・・

メリダは経由地として利用

メリダには宿泊せず、マドリッドからセビリアに移動するまでの間に観光しました。ちなみに、メリダのバスターミナルには街で唯一ロッカールームがあるため、大きなスーツケースも預けることができます。
午前中の電車でマドリッドからメリダに移動。午後０時から午後５時までの時間を使って、メリダを回りました。観光地はコンパクトにまとまっていますので、５時間の滞在でも、メリダ・ローマ円形競技場、ロマノ劇場、国立ローマ博物館、アルカサバ、ローマ橋と色々回ることができました。ローマ橋は帰りのバスターミナルに近いため、帰るついでにゆっくり歩きつつ、古代ローマの風情を感じていました。

セビージャ→マラガ→コルドバ→グラナダは悩むポイント。最終的にはアルハンブラ宮殿の予約が取れた日を優先しました

コロンブスの墓があるセビリア、ピカソ生誕地として有名なマラガ、メスキータが有名なコルドバ、アルハンブラ宮殿のあるグラナダは、どれもいきたい都市でした。交通の便が良いのでそれぞれの都市間の移動は簡単です。そのせいもあり、どこを先に行けばいいのか迷いました。

私の場合は、メリダに行くことに決めていたため、バスで直行できるセビージャはまず最初に行くことに決めました。その後、コルドバに行くか、マラガに行くかで迷ったのですが、もともとアルハンブラ宮殿の予約が取れたのが遅かったためグラナダは後回しにしたかったこと、またバレンシアに行きたい場合はコルドバしか直行便がないことがわかり、先にマラガに行くことにしました。こことても重要です。つまり、アンダルシア地方からバレンシア、またはバルセロナに行きたい場合、下記しか直行便がないのです。

コルドバ→バレンシア、バルセロナともに鉄道で直行便がある。
グラナダ→実は交通の便が悪い。唯一グラナダからバルセロナへのフライト直行便がある。

そのため、セビージャ→マラガを鉄道で先に訪問した後、鉄道でコルドバに移動、そして鉄道でグラナダに行くことにしました。グラナダからコルドバに戻ったのは、先述の理由の通り、コルドバからバレンシアへの鉄道で直行できるため、再度夜だけコルドバに停泊することにしたのです。

ちなみに、バレンシアは最後まで飛ばすか１泊するかで迷ったのですが・・・行ってみて正解でした。

・オルチャータが美味しい
・バレンシアのパエリアが美味。魚介のフィデウア（パスタのパエリア）がさらに美味しい。

正直スペインで一番食事が美味しかったのはバレンシアでした。時間があったら、ここでもう少しゆっくり過ごしたい、と思ったほどです。