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嵐山紅葉まったり「大覚寺」嵯峨野御所/最古の門跡/真言宗大覚寺派本山【京都】

歴代天皇・皇族が住持された門跡寺院で「嵯峨御所」として知られている。正式名は「旧嵯峨野御所大覚寺門跡」境内にある宸殿@重文は徳川2代将軍秀忠と浅井長政の三女であるお江の間に生まれた東福門院和子が女御御殿の宸殿として使用していたもの。

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変更履歴
2022/11/07 初版

▼HP

▼アクセス

京都府京都市右京区嵯峨大沢町4

▼本尊

五大明王
五大堂:五大明王像(不動明王・降三世明王・軍荼利明王・大威徳明王・金剛夜叉明王)

▼見どころ

 駐車場、バス停から手前のお堂から巡るもよし、タクシー待ちの奥から大沢池から巡るのも良し。
 本NOTEは大沢池散策してお堂を巡る順番で行きます。

▽大沢池

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↓望雲亭

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↓大沢池

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 上の写真の背後にお堂拝観の出入り口があります。
 ではちょっと大沢池の神社仏閣になります。

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小さな社が左右にある。左に松尾大明神社、右に正一位稲荷大神社がある。へえ~京都やね~と思ったが、秦氏の氏神だ。。やはりこの地域は秦氏なんだな。

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さて、秦氏の氏神の間を通り直進すると舞殿か拝殿があり、社が見える。

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五社明神となっており、伊勢神宮内宮・外宮、八幡宮、春日宮、住吉宮となっている。仁和寺などこの地域の寺のお馴染みの鎮守社ですね。

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そして社がまだあるわとみると氣比大名神社、多賀大明神社があった。

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阿加井と大日堂がある。説明は写真の由緒参照で!w

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 大日堂!ちなみにこの寺の本尊・不動明王は大日如来が変身した姿である。解脱した如来は優しく悟り・説法をするが、言うことを聞かない人には怒りの憤怒で不動明王に変身する。そう、不動明王は神様の荒魂で、大日如来は神様の和魂となる。

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小さいお堂だが、上を見ると装飾が良い感じである。

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そして、堂内を除くと「石仏 金剛界式大日如来坐像」だった。石仏の大日如来って珍しいかと。

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 境内は時計回りで歩くと、次は「聖天堂」であらゆる神社仏閣で絶対秘仏とする歓喜天と十一面観音を安置するようだ。ちなみに吉野で特別夜間拝観で「歓喜天」と書いてあり、ラッキーと思い見ると十一面観音だった。ということで、先ほど大日如来⇔不動明王と書いたが、十一面観音⇔歓喜天で変化するのだろう。

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この宝塔は昭和のものなので説明は割愛するが、後述する紅葉写真では、良いアクセントになる建物である。

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大沢池に方向にあるお堂(写真右)に進むと石仏群があった。

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護摩堂でした。そのあとに、大沢池の小島に進む。

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入口当たりの写真を撮り、小島に渡ると菅原道真を祀る「天神社」があった。右側に御神木があり、この島は「天神島」と名付けられている。

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宇多天皇だと思って見ていましたが、嵯峨天皇ですね。。

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天神島を後にして、梅、紅葉ロードへ行く。梅はこの天神さん繋がりですね。

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紅葉全盛期は終わったのですが、光が射すとまだきれいですね。遠目からのほうが良い感じです。

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紅葉ロード終了!本NOTE最後に夜間拝観がありますが、昼のほうが良いかな。いや。。18:00ぐらいかな・・。真っ暗は何が何だかわからなかったので。

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ふーんとみていると、大鳥がバッサバッサと飛んでいく・・。何?あの鳥??ということで、この寺は様々な鳥の憩いの場所でもある。

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では大沢池奥地です。

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違う角度からの天神島や菊ヶ島。

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天龍寺庭園は後ろの山も含めてベストな庭園を保守している。ここは自然美かな。11月ならもっと綺麗なんでしょうね~。

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入り口で際立っていた紅葉ゾーン!!

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では大沢池終了です。

▽五大堂

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 五大堂です。五大明王を安置するお堂ですが、本来の本尊「五大明王@重文」は、宝物館で安置されています。ということで、今の五大明王はどういう歴史の経緯なのだろうか・・。

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勅使門や石舞台などがある庭園を見ると門跡だな~と思う。

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上は五大堂から大沢池。下は五大堂から宸殿方向。

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▽安井堂

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 京都東山の門跡を移築した。天井絵が素晴らしく、本尊上に雲龍図が描かれている珍しいお堂。やはり門跡は独特感がある。
 安井堂から御影堂の写真。

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▽安井堂裏から大沢池

トイレ行きたい・・・で綺麗な紅葉スポット発見!

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▽御影堂

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本尊はお堂向こう側で、シースルーになっている!?後ほど写真を載せますが、まずは御影堂からの写真。

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 本尊は仏像ではなく、般若心経?
 「三筆の一人」でもある嵯峨天皇の写経や薬師如来立像などが安置されているそうで60年に一度開封。。。

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「勅封」とは天皇の許可がないと開扉できないことを指します。代表的なのは滋賀・石山寺の本尊ですね。

▽村雨の廊下

 宸殿と心経前殿を結ぶ回廊は、縦の柱を雨、直角に折れ曲がっている回廊を稲光(いなびかり)にたとえ「村雨の廊下」と呼ばれる。

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宮御殿は拝観できないが、朱色の建物である。

▽宸殿

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なんか撮影していましたね。

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宸殿からの庭。

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▽宝物館 本尊・五大明王@重文vs大きな五大明王見比べ!国宝もあり ※春秋公開

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 アカン!間違えた!!!訂正印をしますが、天皇は手形(手に朱をつけて訂正印とする)なんですね。その手から、日本人は今と比べると本当に小さかったんだろうなと想像できます。

 そして、本来の本堂に安置される本尊・五大明王@重文が安置されていた。
 五大明王は、左から大威徳明王、軍荼利明王、本尊・不動明王、降三世明王、金剛夜叉明王となっている。平安時代作で、仏師は明円となっている。

明円
法橋まで上り、南都焼打ち後の復興で、興福寺金堂の造仏を手がけた円派仏師の中心人物の一人。
系譜は長勢-賢円-忠円-明円。

 大覚寺の五大明王が明円作で残る唯一の遺作で、東寺講堂の五大明王像を手本としたとされる。この中の金剛夜叉明王像と軍荼利明王像との台座裏に制作時を墨書した銘があり、制作場所が七条殿御所と記されているそうな。 
 そして、この明円没後に円派は衰退したとする専門家もおり、個人的には京都・公家などは快慶に持っていかれたのかなとも妄想する。

 さて、この本尊は小さいためか安置場所が大事そうに感じないのだが、目立つところに大きな五大明王が安置されている。5体中3体が室町時代の重要文化財で、残念ながら2体は江戸時代のものらしい。この怖い不動は疫病退散!を願うものである。なぜなら、疫病は当時では祭祀・天皇の不徳の致すところだったらしい。

 大威徳明王@重文は顔が吉野・蔵王権現を彷彿とする顔で、ポーカーフェイスの牛に乗っかっている。次に、軍荼利明王@重文もよい感じで、中尊の不動明王坐像@重文は面白い・キュート系の頭が大きめの明王である。言うことを聞かない人に大日如来がコワモテ顔の不動明王に変身し、説法を試みるが、あっ!御免人違い!という感じの票中である(自分でも意味不明)。ちなみにこの不動明王の後輩には火の鳥の顔が隠されている。これは煩悩を燃やすという意味がある。
 最後に江戸時代の降三世明王、金剛夜叉明王と続くが、江戸時代と言われなかったら鎌倉時代?と思う人も多いかと。

 宝物館一番奥には五大不動明王以外が安置されていた。まずは密教の古寺と言えば「愛染明王坐像」で3体安置されていた。あとは毘沙門天立像でここまでは3尺未満である。最後に十一面観音立像でこれは聖天堂に安置されていたものかも。
 

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右には御影堂で祈る場所から本尊まで続いている御縁紐?が見える。

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▽出口、もしくは御堂拝観入口

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▽夜間拝観

夜間拝観ですかね。紅葉時期と蛍の時期。

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▼セットで行くところ

嵐山(#嵐山シリーズ)、嵐電(#嵐電シリーズ)ですかね。


▼旅行記

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